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Modesta Borについて
モデスタ・ホセフィーナ・ボル・レアンドロ Modesta Josefina Bor Leandro は1926年6月15日、ベネズエラ北部のマルガリータ島フアングリエゴ Juangriego に生まれた。彼女の父親はギターやクアトロ(ギターに似た4弦の楽器)が弾け、また叔父は(後の)ベネズエラ交響楽団のヴァイオリニストであった。彼女は子どもの頃からギターとクアトロを弾き、14歳からピアノを習った。1942年には首都カラカスに出て、José Ángel Lamas高等音楽院でピアノ・和声・作曲・管弦楽法などをフアン・バウティスタ・プラサやビセンテ・エミリオ・ソホに師事して本格的に学んだ。また1948年から1951年までは国立民族学研究所で働き、民俗音楽の収集・採譜などの仕事に就いた。
1951年、モデスタ・ボルの身体にギラン・バレー症候群と思われる四肢麻痺が現れ、約三年間の苦しい療養生活が続いた。後遺症で両手指は拘縮し、彼女はコンサートピアニストとしての活動を断念せざるをえなかったが、ソホの勧めで混声合唱曲《Balada de la luna, luna》(1953) を作曲し、この後は作曲家および音楽学者、教育者として活動していく。1953年にはDomingo Sánchez Piconneと結婚し、一男二女をもうけた。1959年には室内オーケストラのための《三楽章の組曲 Suite en tres movimientos》を作曲し、これによりJosé Ángel Lamas高等音楽院より「Maestro Compositor」の称号を授与された。
学生時代よりベネズエラ共産党員であったモデスタ・ボルは、1960年に国際共産青年同盟の大会(開催国不詳)または国際女性デー(コペンハーゲン)出席のためヨーロッパに渡った。大会後にはモスクワを訪れ、アラム・ハチャトゥリアンに会った。ハチャトゥリアンは彼女が作曲した《ヴィオラソナタ》を聴いて感銘し、ソ連政府の奨学金でモデスタ・ボルはモスクワ音楽院で学ぶこととなった。夫と三人の子をベネズエラに残しての単身留学であったが、ハチャトゥリアンに作曲を師事するなどして、1962年にモスクワ音楽院を卒業した。
モデスタ・ボルがベネズエラに帰国した1962年はキューバ革命直後であり、それに影響を受けたベネズエラ共産党は急進的になる一方、反共産主義のベネズエラ政権は共産党を非合法化していた。彼女は監視対象となり、また私生活でも1963年に離婚してしまった。1963年にはベネズエラ北東部のアンソアテギ州Lecheríasに転居し、地元の大学附属の少年少女合唱団の指揮をしていた。
1964年にカラカスに戻ると、1965年にFernando Rodríguez Garciaと再婚し、一児をもうけた。かつての彼女の師であったビセンテ・エミリオ・ソホは政権党である民主行動党党員で、またソホは当時の大統領ロムロ・ベタンクールとも知り合いであった。ソホのとりなしで1965年、ボルはカラカスのJuan Manuel Olivares音楽学校の少年少女合唱団の指揮者の職に就き、1979年まで務めた。この時期に彼女は多くのベネズエラ民謡を合唱曲に編曲した。1966年には六人組女声合唱団 "Arpegio" を結成して、ボル自らが合唱用に編曲したベネズエラ民謡を録音した。1973年にはカラカスのJosé Lorenzo Llamozas音楽学校の作曲科教授に就任、1974年にはベネズエラ中央大学音楽学部長に就任した。1980年代にはキューバを3度訪れていて、1986年にハバナで開かれた「第2回国際現代音楽祭」では、彼女の作曲した《ピアノ協奏曲》が演奏され、また混声合唱のための《ベネズエラのソン Son venezolano》がキューバ国家賞を受賞した。
1990年にカラカスでの全ての役職を辞し、ベネズエラ西部のメリダに転居。当地のロス・アンデス大学で作曲や合唱を指導し、合唱曲などを作曲した。1991年にはベネズエラ文化庁より音楽国家賞を授与された。
1998年4月8日、メリダで亡くなった。
モデスタ・ボルの作品の中心は合唱曲で、数十曲のオリジナルの合唱曲、二百曲以上のベネズエラ民謡の合唱編曲があり、ベネズエラ国内の合唱団にとっては欠かせないレパートリーになっている。また《ヴィオラソナタ》(1960)、《チェロとピアノのための組曲 Suite para cello y piano》(1961)、《ヴァイオリンソナタ》(1962)、《管弦楽のための序曲 Obertura para orquesta》(1962)、《金管五重奏のための組曲》(1967)、交響詩《ジェノサイド Genocidio》(1970)、弦楽四重奏のための《Imitación Serial》(1974)、《ピアノ協奏曲》(1982-83)、弦楽オーケストラのための《水彩画集 Acuarelas》(1986)、宗教曲ではカンカータを3曲作っていて、そのうちの1曲は《カンカータ・ヒロシマ》という題名である。
モデスタ・ボルの合唱曲、歌曲、管弦楽曲を聴くと、和音進行などに所々現代作曲家らしい複雑な響きが現れるが、概ね耳に心地良く、すんなり理解できる作品が多い。一方、彼女のピアノ曲は初期のロマン派風の作品や、それに民族主義が加わったベネズエラらしい作品から、ソ連留学の影響を感じさせる中後期の複雑な和声〜彼女の場合は主に多調や、時に十二音技法も見られる〜によるピアノ曲まで、振れ幅の大きさを感じさせる。若い時にピアニストを目指していた彼女にとって、ピアノは自分の作曲技法をいろいろ試す場として最も身近な楽器だったのかもしれない。
Modesta Borのピアノ曲リストとその解説
作曲年代不詳(これらの作品は1954年以前の初期のものと思われます)
- Ejercicios fáciles 簡単な練習曲
- El colibrí ハチドリ
- Estudios #1 練習曲第1番
- Estudios para piano ピアノのための練習曲集
- Maestoso 堂々と
- Preludio 前奏曲
モデスタ・ボルはこの曲を「前奏曲とトッカータ」として作るつもりであったが、トッカータの部分は作曲されずに終わった。嬰ハ短調、A-B-A'形式。Aは右手8分音符アルペジオが流れる下で左手に陰うつな旋律が奏され、和音進行も含めバッハなどのバロック音楽を思わせる響きである。Bは同様の雰囲気ながら、3拍子の中に♩. ♪♫のリズムが現れてベネズエラ・ワルツをも感じさせる。Bの最後はカデンツが現れ、A'の最後はピカルディの三度で終わる。- Sonatina ソナチネ
全体的に曲の雰囲気はバロックまたは古典派であるが、三楽章とも調号はホ長調ながら調性がはっきりしない複雑な和声で、むしろ新古典主義とも言えよう。モデスタ・ボルが若くして作曲技法を高めていたことを窺わせる作品である。
- Allegretto アレグレット
A-B-A-B-C-A-D形式。バロックまたは古典派のソナチネを思わせる快活な雰囲気だが、全体的に♮が多いためにト長調にも聞こえるような複雑な和声の曲。- Aria, Lento アリア、レント
A-B-A-B-C-B'形式。ゆったりとした旋律の中に時折32分音符のターンが現れる。この曲も♮の多用のより調性がはっきりしない。- Giga, Vivace ジーグ、ヴィヴァーチェ
A-A-B-B形式。9/8拍子の快活な曲。概ね二声のポリフォニーで書かれている。- Sonata ソナタ
- Sueño 夢
1954
- Juangriego, Valse para piano フアングリエゴ、ピアノのためのワルツ
フアングリエゴはモデスタ・ボルの生まれ故郷の町である。嬰ヘ短調、A-B-A'-B'形式。ベネズエラ・ワルツらしい♩. ♪♩の心地よいリズムの伴奏にのって哀愁漂う旋律が流れるように奏される(特に冒頭の旋律は♩. ♩. で伴奏とヘミオラになっているのがいい)。Bはイ長調になり、南国らしい伸びやかな旋律が奏される。- Pequeña danza para piano ピアノのための小さな舞曲
イ長調、A-B-A形式。1分足らずの短い曲で、快活な旋律が奏される。Bでは旋律が左手になる。- Suite criolla クリオージョ組曲
モデスタ・ボルの初期のピアノ曲の代表作であろう。和声は分かりやすく、ベネズエラ風味たっぷりで、組曲としての急-緩-急の構成もよい、耳に心地よい作品です。
- Preludio - Polo 前奏曲 - ポロ
「ポロ」とはベネズエラ北東部沿岸地域の民謡の1ジャンルで、特にモデスタ・ボルの生地であるマルガリータ島で盛んなので「ポロ・マルガリテーニョ」とも呼ばれる。3/4拍子とも6/8拍子ともとれるリズムで、伝統的なポロはクアトロ(ギターに似た4弦の楽器)の伴奏で歌われる。ホ長調、A-B-C-D-B'-A'形式。Aはベネズエラ・ワルツらしい旋律が流れ、Bはモチーフが音階を下がるように奏される。CとDはホ短調になり、左手和音♪♩ ♪♩ のホローポのリズムが快活だ。- Canción 歌
ホ長調、A-A-B-B-A'形式。子守歌を思わせる穏やかな旋律が奏される。Bはイ長調になる。A、Bともに旋律と伴奏・対旋律少しのみの単純な作りだが、何とも郷愁を誘うようないい雰囲気の曲です。後の1967年にFernando Rodríguezの詩が付けられて《Canto a la vida》という混声合唱曲にも編曲された。- Danza 舞曲
躍動的な楽しい曲。イ長調、A-B-B'形式。楽譜では3連8分音符3つ+8分音符2つのリズムがずっと続く2/4拍子だが、これはおそらくベネズエラの民族音楽メレンゲであろう。メレンゲは3連8分音符の方がやや(普通の)8分音符気味になってむしろ(完全ではないが)5/8拍子に近いリズムである。Aは旋律らしきものは殆ど無く、和音もI度とV9度の繰り返しだが、メレンゲのリズムが執拗に続いてじわじわと盛り上がっていく。Aの最後で転調すると、変ロ長調のBになり、メレンゲのリズムの下の低音部で旋律らしきモチーフが戯けた感じで現れる。この旋律が途切れると一旦ppにクールダウンし、メレンゲのリズムの長いクレッシェンドを経て再び低音部の旋律がffで奏され、再びリズムのみが続いて消えるように終わる。- Valse para piano ピアノのためのワルツ
イ長調、A-A-B-B-A形式。♩. ♪♩の伴奏にのって、アルペジオ混じりの優雅な旋律が奏される。Bはイ短調になり、内声に分散和音を伴う。1960
- Tres piezas infantiles 3つの子どもの小品集
3曲通して2分ほどの短い組曲。技巧的にも簡単な子供向けの作品である。
- El soldadito 小さな兵隊さん
ニ長調、A-A形式。左手に太鼓を思わせる8分音符連打が続き、それにのって右手にラッパを思わせる勇ましい旋律が奏される。- Lorito real 小さなオウム
イ長調。同じモチーフがオウム返しのように何度も繰り返される曲。- El arroyo 小川
イ長調、A-A'形式。左手和音にのって、右手に小川の流れのような旋律が奏される。1961
- Suite infantil 子どもの組曲
- Primer día en la escuela 初めての登校日
- Vamos a pasear 散歩に行こう
- Baile 踊り
- Canción de cuna 子守歌
- Un paseo en tren 列車に乗って
1973-74
- Cuatro fugas 4つのフーガ
- (a 2 voces) Allegro giusto (1973)
ハ長調。ベネズエラ・ワルツのリズムにのった所謂「ベネズエラ風フーガ」である。まず左手に跳ねるように元気な主唱が現れ、8小節目から5度上で応唱が続き、頻繁に転調しつつ発展していく。- (a 2 voces) Allegretto gracioso (1973)
- (a 3 voces) Andante maestoso (profundo) (1974)
- (a 2 voces) Allegro deciso (1974)
1978-80
- Sarcasmos サルカズム
7曲から成る組曲。サルカズムとは「風刺」とか「皮肉」とかの意味である。題名からはプロコフィエフのピアノ曲集《サルカズム》に触発されて作った曲と思われるが、プロコフィエフのサルカズムが打楽器的な奏法によるキツい響きを前面に出した曲なのに対して、モデスタ・ボルのこの組曲は多調などの和音の響きで「風刺」を表現している。多調に加えて十二音技法が現れたりと、ボルが到達した高度な現代音楽の作曲技法を示すようなピアノ曲である。
- Moderato (1978-79)
A-A'-A"形式。多調の響きが前面に出た曲。旋律はあどけない感じだが、出てくる和音をコードネームで示すと、15小節目からは左手/右手でEm7/E♭m→F/C♯m7→G/D♯m→A♭/C♯m7→B♭/D♯m7→C/F♯→B♭/F♯→‥‥となる。A'とA"では旋律の音高や和音を変えて奏される。- Moderato (1978-79)
A-A'-B形式。謎めいた感じのモチーフが静かに現れ、ギターのストロークのようなアルペジオが神秘的な雰囲気。この曲も和音は多調が多く用いられている。A'は冒頭のモチーフが低音部で音高を変えて奏される。- Andante cantabile ed espressivo (1979)
A-B-A'形式。流れるようなモチーフが右手左手で掛け合いとなって奏される。右手のモチーフは十二音技法となっているが、伴奏和音の多調と相俟って柔らかな響きに聴こえる。Bはアレグロの速いテンポになり、右手旋律に左手伴奏が合いの手のように奏されるが、ここも右手左手合わせて2小節半で十二音が使われている。- Allegretto (1979-80)
A-B-C-D-C-D'-A'形式。Aは短いモチーフが音階上昇しつつ静かに繰り返される。Bは第1番同様に左手右手和音の多調が響く。Cは低音に陰うつなモチーフが現れ、Dは神秘的なアルペジオが奏される。- Allegro (1979)
A-B-A形式。6/8拍子の速いテンポの舞曲風で、8小節単位のモチーフが音高や和音を変えつつ執拗に繰り返される。- Andantino
A-A-B-B形式。夜想曲のような雰囲気の曲。高音部に息の長い旋律が奏され、ハープを思わせるアルペジオが静かに奏される。九の和音の響きなどは印象主義風かな。- Allegretto (1980)
A-B-C-B'形式。Aのリズムはベネズエラの民族音楽ホローポか隣国コロンビアのパシージョのリズムが勇ましく奏される。Bにかけても勇ましいリズムで、両手交互の和音が奏されるが、左手右手で多調なのが混沌とした響き。1986
- Redoblante, Marcha para piano レドブランテ(スネアドラム)、ピアノのための行進曲
ト長調。楽隊が行進するのを描いたような勇ましい曲。最後は高音部で消えるように終わる。1987-95
- Cuatro preludios y fugas 4つの前奏曲とフーガ
モデスタ・ボルの晩年の作となるピアノ曲である。全体的に(特に前奏曲は)多調の部分が多く、不協和音だらけながら比較的まろやかな響きで、和音の妙を味わうような曲となっている。
- Preludio I 前奏曲第1番
全体的に4分音符で和音が続く曲で、多調の和音の変化が趣深い。- Fuga I フーガ第1番
主に2つの主題が展開する曲。左手にフーガの主題に相応しい明快な旋律の主唱が奏され、続いて右手で4度上がった応唱+左手に2番目の主題となる半音階下行の旋律で二声となる。その後は1番目の主題の変形などが絡んで展開され、対位法的ではない両手によるアルペジオなども挟まれる。- Preludio II 前奏曲第2番
冒頭の14小節はヨハン・ゼバスティアン・バッハの《平均律クラヴィーア曲集 第1巻第1番、BWV 846》と同じ音形が多調で奏される。続いて左手〜右手と引き継がれる16分音符アルペジオがやはり多調で奏され、徐々に音域を増して盛り上がり、最後は4分音符両手和音が荘厳な響きで鳴る。- Fuga II フーガ第2番
このフーガも主に2つの主題が使われている。冒頭の右手の主唱の前半は十二音技法で書かれている。続いて左手で4度下がった応唱+右手に2番目の主題が現れ、この2つの主題が右手・左手と何度も交替しながら展開される。最後が右手で奏される1番目の主題の1拍だけ遅れて左手オクターブ下で同じ主題が追う部分はストレッタと言えよう。- Preludio III 前奏曲第3番
多調が柔らく響くゆったりとした16分音符の連続は、アラベスク(幾何学模様)を思わせる雰囲気。- Fuga III フーガ第3番
このフーガも主に2つの主題が使われている。右手に明快な主唱が奏され、続いて左手で1オクターブと4度下がった応唱+右手に合いの手のような2番目の主題が現れる。後半は拡大フーガとなって、冒頭の主題に2拍だけ遅れて同じ主題が追い、最後は2番目の主題が長三和音になって荘厳に響く。- Preludio IV 前奏曲第4番
前半は右手に上行するモチーフやアルペジオが繰り返され、左手和音と多調を成している。後半は4分音符和音が鐘のように鳴り続ける。- Fuga IV フーガ第4番
冒頭は右手に勇ましい主唱が8小節奏され、続いて左手で4度下がった応唱+右手に主題の変形が奏される。その後は16分音符アルペジオや音階も加わって華やかに展開される。1988-89
- Variaciones para piano (sobre un tema para Wahari) (ワハリの主題による)ピアノのための変奏曲
楽譜の冒頭には「ワハリへ愛を込めて a Wahari con amor」と記されており、ワハリとはモデスタ・ボルと親しい人の名前なのかもしれません。曲の前半は変奏の間に主題を挟む形式で、主題-第一変奏-主題-第二変奏-主題-第三変奏-第四変奏-第五変奏-第六変奏-第七変奏の形式。全体的に和音の半音階進行や多調がやや複雑な響きを醸し出しているが、全曲ニ長調で大きな転調は無い。主題は素朴な旋律が奏されるが、添えられる和音や対旋律が半音階進行してお洒落な響き。第一変奏は16分音符の両手アルペジオで柔らかい響きだ。第二変奏は三〜四声のポリフォニー。第三変奏はいわゆるブロックコード。第四変奏は左手・右手の掛け合い。第五変奏は右手の分散和音が優しい響きだ。第六変奏の前半は高音オクターブの旋律の下で半音階進行の和音を奏で、後半は(第二変奏に似た)ポリフォニーが奏される。第七変奏はブロックコードに対旋律を加え、力強い和音で終わる。
Modesta Borのピアノ曲楽譜
Fondo Editorial de Humanidades y Educación / Universidad Central de Venezuela / Yamaha musical de Venezuela
- Clásicos de la literatura pianística venezolana.Vol. 2, Obras completas para piano de Modesta Bor
- Preludio
- Sonatina
- Juangriego
- Valse para piano
- Pequeña danza para piano
- Suite criolla
- Tres piezas infantiles
- Suite infantil
- Cuatro fugas
- Sarcasmos
- Redoblante
- Variaciones para piano
Modesta Borのピアノ曲CD
星の数は、は是非お薦めのCD、は興味を持たれた人にはお薦めのCD、 はどうしてもという人にお薦めのCDです。
Music of Modesta Bor
TON 4 Records
- Acuarelas for String Orchestra
- Seven "Sarcamos" for Piano
Vladimir Prado (pf)
Clara Rodríguez - Venezuela
Nimbus alliance, NI 6122
- Pajarillo (Joropo) (Luisa Elena Paesano)
- Mañanita caraqueña (Waltz) (Evencio Castellanos)
- Jarro mocho (Joropo) (Federico Vollmer)
- La dulzura de tu rostro (Waltz) (Ramon Delgado Palacios)
- El porfiao (Joropo) (Luisa Elena Paesano)
- El atravesado (Waltz) (Federico Vollmer)
- Aliseo (Joropo) (Federico Ruiz)
- Noche de luna en Altamira (Maria Luisa Escobar)
- Zumba que zumba (Joropo) (Federico Ruiz)
- Adriana (Waltz) (Miguel Astor)
- Diversión (Ritmo orquídea) (Pablo Camacaro)
- Canción (Antonio Lauro)
- Vals criollo (Antonio Lauro)
- Retrato de Ramón Delgado Palacios (Juan Carlos Nuñez)
- Fuga (Modesta Bor)
- Juangriego (Waltz) (Modesta Bor)
- Seis por derecho (Joropo) (Antonio Lauro)
- Destilado de vals (Ricardo Teruel)
- El cumaco de San Juan (Francisco Delfín Pacheco)
- Creo que te quiero (Waltz) (Luis Laguna)
- Alma llanera (Joropo) (Pedro Elias Gutierrez)
- Don Luis (Merengue) (Pablo Camacaro)
- Caballo viejo (Pasaje llanero) (Simon Diaz)
- Viajera del río (Waltz) (Manuel Yanez)
- El diablo suelto (Waltz-joropo) (Heraclio Fernandez)
Clara Rodríguez (pf)
2010年の録音。
Venezuela
Empresa Becoblohm
- María, vals (Rosario Silva)
- El frutero, merengue (Cruz Felipe Iriarte)
- Caramba, danza (Otilio Galíndez)
- Una duda, vals (Federico Vollmer)
- La picardía, merengue (Alba Quintanilla)
- El cáliz de una flor, vals (Rafael Saumell)
- La bartolada, merengue (Anomimous)
- La contradanza venezolana (Vicente Emilio Sojo)
- El arrullo de las tórtolas, vals (Jesús María Suárez)
- Mi Teresa, guasa (Vicente Emilio Sojo)
- La canción del por que, canción de cuna (Antonio Lauro)
- Es ella, vals (Salvador Llamozas)
- El norte es una quimera, merengue (Luis Fragachán)
- Suite Criolla (Modesta Bor)
- Sueño de amores, vals (Rogerio Caraballo)
- Polka (Blas María Tovar)
- La bicicleta, vals (Vicente Emilio Sojo)
- Danza venezolana (Vicente Emilio Sojo)
- Atardecer en el Ávila, vals (Alba Quintanilla)
- Seis por derecho, joropo al estilo del arpa llanera (Antonio Lauro)
Clara Marcano (pf)
Latinoamérica en el Piano
- Bailecito (Carlos Guastavino)
- A la antigua (Ernesto Lecuona)
- Nilse (Luis Morales Bance)
- Mi Marioneta tiene tres Caracas (Eduardo Marturet)
- Suite Criolla (Modesta Bor)
- Bambuco (Adolfo Mejía)
- Los Tres Golpes (Ignacio Cervantes)
- Las Delicias del Edén (Ildefonso Meserón y Aranda)
- Vals Venezolano (Rafael Maria Samuell, Hijo)
- Mañanita Caraqueña (Evencio Castellanos)
- 17 Piezas Infantiles: El Pajarito, Florentino cuando era becerrero (Antonio Estévez)
- Intermezzo (Manuel María Ponce)
- Joropo (Moises Moleiro)
Olga López (pf)
1983年に録音されたLPからリマスタリングされたもの。
América del Sur, Color y Ritmo
AVR, CD 2007
- Tres danzas Argentinas (Alberto Ginastera)
- Reverie (O. Lorenzo Fernández)
- Dansa negra (M. Camargo Guarnieri)
- Momento II (VII Momentos) (Almeido Prado)
- Canción triste (Enrique Soro)
- Intermezzo No. 4 (Luis Alberto Calvo)
- Suite breve (Luis Carlos Figueora)
- Preludio No. 1 (Germán Borda)
- Preludio II (Seis Preludios Incaicos) (Pablo Chávez Aguilar)
- No. 4 Llaki Triste (Bosquejos Peruanos) (C. Levi de Stubbs)
- La fuente (Moisés Moleiro)
- Noche de luna en Altamira (María Luisa Escobar)
- Suite criolla (Modesta Bor)
- Secuencias mestizas (Beatriz Bilbao)
Rose Marie Sader (pf)
El Fin Del Silencio: Latin American Women Composers
Pixaudio
- Recuerdos de mi tierra: I. Evocacion criolla (Lía Cimaglia)
- Nocturno, op. 13 (Cecilia Arizti)
- Valsa-Choro N. 1 (Adelaide Pereira da Silva)
- Dos trozos: I. El afilador, II. Toque de campanas (María Luisa Sepúlveda)
- Jeugos para Diana (Alicia Terzian)
- Preludios: I. Niebla, II. Benteveo (Lita Spena)
- Preludes: I. Calme et expressif (Ruhig) (Carmela Mackenna)
- Evoluciones: I. Allegro, IV. Moderato, Vals (Rocío Sanz Quirós)
- Siete piezas latinas: Días de lluvia (Graciela Agudelo)
- Recuerdo de Los Andes, Mazurca (Modesta Sanginés)
- Trujillo mío (Rosa Mercedes Ayarza)
- Scriabiniana: II. Lento (Rosa Guraieb)
- Escena de niños (María Teresa Prieto)
- Cinco peças sobre Mucama Bonita (Kilza Setti)
- De mi infancia: I. Cajita de música, II. El arrorró de la muñeca, III. Micifuz (Isabel Aretz)
- Noche de luna en Altamira, Valse nocturno (María Luisa Escobar)
- Le sommeil de l'enfant, op. 35. Berceuse (Teresa Carreño)
- Trois morceaux pour piano: I. Tristesse, III. Petite berceuse (Teresa Carreño-Tagliapietra)
- Feche os olhinhos, que o soninho vem... (Berceuse) (Clarisse Leite)
- Variaciones para piano (Modesta Bor)
- Saudade (Chiquinha Gonzaga)
Antonio Oyarzábal (pf)
2023年のリリース。
Modesta Borに関する参考文献
- Khristien Maelzner. Modesta Bor: Obras completas. Tesis, Universidad Central de Venezuela, Facultad de Humanidades y Educación, Escuela de Artes, Departamento de Música 2001.