Carlos López Buchardoのピアノ曲リストとその解説
1905
- Pare el Tranguay, Mayoral 路面電車を止めろ、運転手
ハ長調、A-A-B-A形式。ミロンガとポルカの中間のようなリズムにのって、楽しく口ずさむような旋律が奏される。1920?
- Campera 田舎
変ホ長調。元々は交響詩 "Escenas Argentinas "の第3曲だが、その旋律の美しさのためかロペス・ブチャルド自身によりピアノ曲に編曲された。短調と長調を揺れ動く和音にのって郷愁溢れる旋律がゆったりと奏される。- Coquito, Tango コキート、タンゴ
ロペス・ブチャルドはクラシック系作品だけではなく、当時のタンゴ作曲家達に混じってタンゴも書いた。この曲はピアノ曲のタンゴとして発表された作品。ヘ長調。コキートってどういう意味かしら?(「コキート」というカクテルがあるが、そのこと?)。落ち着いたテンポで、気取った旋律が優雅に奏される。1924
- Bailecito バイレシート
この作品は歌曲とピアノ曲のバージョンがある。歌曲版は1924年に出版された "Seis canciones argentinas al estilo popular" という曲集の第6曲 "Jujeña" で、一方ピアノ曲版はLottermoser社が1925年に出版した "Album de Homenaje a Julián Aguirre(フリアン・アギーレを讃えるアルバム)" の中にあり、楽譜の冒頭にも "A la memoria de JULIAN AGUIRRE" とある。変ニ長調。2分の4拍子だが、1拍は3連8分音符に分割され(すなわち1小節は6拍で)、それが2拍ずつリズムが刻まれ結局3拍子の曲になっている。耳で聴くには殆ど3拍子だが、聴こえてこない2拍子を頭の中で感じながら弾きなさいということか?、ちょっと凝り過ぎた楽譜だ。田舎の踊りを思わせる楽しい曲。
- Vidala (Transcripción de Pascual Quaratino) ビダーラ
元は歌曲 "Seis canciones argentinas al estilo popular" の第4曲で、原曲の歌詞はGustavo Caraballo (1885-1939) による。ヘ長調。ゆったりとした曲。- Canción del carretero (Transcripción de Leonardo Brunelli) 荷車引きの歌
ロペス・ブチャルドの代表作。この曲も元は歌曲 "Seis canciones argentinas al estilo popular" の第5曲で、Gustavo Caraballoの作った詞は荷車引きの悲しい嘆きを歌っている。しっとりとした切ない曲。Leonardo Brunelliによるピアノ編曲だが、オブリガートや中間部のアルペジオなど上手な編曲。1934?
- Nocturno, de los comentarios musicales para "Romeo y Julieta" 夜想曲、ロミオとジュリエットのための附随音楽より
ホ長調。1934年に作曲された弦楽四重奏・フルート・クラリネット・ハープ・チェレスタによる室内楽のための組曲《シェークスピアのロミオとジュリエットのための附随音楽》より第1曲がロペス・ブチャルド自身によりピアノ曲に編曲された。何とも細やかで、幻想的な和音にのって高音部に静かな旋律が奏される。中間部は2声、3声と対旋律が絡んでいく複雑な作りだ。1941
- Sonatina ソナチネ
ホ長調、A-B-A-C-A-B' 形式。左手のアルペジオの伴奏、右手の旋律ともに流れるように曲は進む。作曲年代不詳
- Caras y caretas 顔と仮面
- Fleur d'eau 水の花
- La crespita, Ranchera ラ・クレスピータ、ランチェラ
- L'Été, Vals 夏、ワルツ
- Ojos azules 青い目
- Pas de quatre パ・ドゥ・カトル