Terasa Carreñoのピアノ曲リスト

 テレサ・カレーニョの作品の多くには作品番号が付いており、概ね作曲順の番号と思われるが、Vals Gayo, 作品38は1910年の作曲、La fausse note, Fantaisie-valse, 作品39は1872年初版、のような例外もいくつかある。また作品34、35、38はそれぞれに2曲の異なる作品がある一方、作品19、32、37は欠番となっている。"Colección de piezas de baile" と "Capricho nº 1, 2, 3" は、テレサ・カレーニョが6〜7歳の時に作曲したものを彼女の父が採譜した楽譜が残されている。

 テレサ・カレーニョと彼女の二番目の夫Giovanni Tagliapietraの間に出来た娘は "Teresita" と名付けられ、母親と同様にピアニスト・作曲家となった。「Teresita Carreño-Tagliapietra作曲」のピアノ曲の楽譜が当時のヨーロッパでいくつか出版されており、これが母テレサ・カレーニョの作品なのか(Teresaという名前を示小辞のTeresitaで呼ぶことはよくある)、それとも娘テレシータの作品なのか楽譜のみからは判然としない。ただ、献呈者や出版時期などからは、以下の出版されたピアノ曲はいずれも母のではなく、娘テレシータの作曲と思われる。


"Trois morceaux" の楽譜表紙
  • Danza
  • Berceuse
  • Petite danse tzigane
  • Trois morceaux
    1. Tristesse
    2. Minuetto in stilo antico
    3. Petite berceuse

 

Terasa Carreñoのピアノ曲の解説

 

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