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Misael Dominguesについて
ミザエル・ドミンゲス・ダ・シウヴァ Misael Domingues da Silva は1857年12月21日、ブラジル北東部アラゴアス州アラゴアス市(現在のマレシャウ・デオドロ市)に生まれた。彼は子どもの頃は学校でピアノを教わった。1875年頃には既に作曲をしていた。1878年にリオデジャネイロ理工大学に入学し、土木工学を修めた。大学を卒業してからは、鉄道建設の技師として働き、ブラジル北部や北東部を次々と転勤した。
1887年に最初の妻Izabel Mariana de Abreuと結婚し、二人の子供をもうけるが二人とも一歳前後で亡くなり、妻もその後1890年に亡くなってしまった。1891年には二番目の妻Maria Delphina de Lacerdaと結婚したが、1895年の四人目の子の出産時に妻Mariaもまた死亡してしまった。
1897年、ミザエル・ドミンゲスは初めて自分用のピアノを購入した。1902年に三番目の妻Ana Rita d'Alémと結婚し、更に11人の子をもうけた。(彼は合わせて17人の子を作った!。)1912年にはレシフェ港の一等技師として埠頭をつなぐ旋回橋の工事に携わった。工事中に橋の落下があったが、彼は奇跡的に助かったとのこと。1919年にはパライバ州カベデロ港の責任者に、1922年にはレシフェ港湾設備の責任者として勤めた。
1932年10月2日、レシフェにて亡くなった。
上述のようにミサエル・ドミンゲスの本業は土木技師でだったが、彼は多芸で、音楽家のみならず絵画も得意で、数学教師もでき、速記も得意だったとのこと。作曲家としてのミザエル・ドミンゲスは4つの時期に分けることができるらしい。第一期は1878年から1885年までで、40曲を作っている。第二期は1886年から1890年までの、主に最初の妻と暮らした時期で、27曲を作曲。第三期は自分のピアノを購入した1897年から1901年までで、27曲を作曲。第四期は1903年から1924年までで15曲を作った。当時のブラジルのサロン音楽の雰囲気を窺うことができるようなポルカ、ワルツ、ガボット、パ・ドゥ・カトルなどの軽いピアノ曲が多く、特に多く作曲したポルカは人気を博したらしく、彼は「ポルカ王」と呼ばれていた。作曲技法や和声などの点からは特に目新しい所もないのだが、ブラジル民族主義が芽生える「前夜」の音楽として、興味が惹かれます。
Misael Dominguesのピアノ曲リストとその解説
ミザエル・ドミンゲスのピアノ曲の多くはA-B-A-C-A形式です。下記の解説中のA、B、Cは他に断りのない限り、この形式の各部分を指します。
1878-1885
- Bésinha, Polka ベジーニャ、ポルカ
変ホ長調。全体的にお祭り騒ぎのような賑やかな曲で、フレーヴォのリズムにも近いような気がする。Aの部分のスタッカートのバスは吹奏楽のチューバあたりを連想させる。Bはハ短調、Cは変イ長調になる。- Brazileira, Polka ブラジルの女、ポルカ
曲名の "Brazileira" は女性形名詞になっているので、《ブラジルの女》と訳していいのかしら?。ちなみに、百年以上前に出版されたこの曲の楽譜の表紙には、腰蓑だけを纏った裸の女性のイラストが描かれている‥‥。変ロ長調、A-B-C-A' 形式。Aの部分は左手リズムがシンコペーションが効いてていいノリだが、減七の和音の多用がくすんだ雰囲気を醸し出していて、この意図は何だろう?。Cは変ホ長調になり右手16分音符が華やか。
Brazileira, Polka、1-9小節、Cadernos de compositores alagoanos 1, Misael Domingues: Polcas.より引用- Lágrimas de um anjo, Mazurka sentimental 天使の涙、感傷的なマズルカ
変ロ短調、A-B-A-C-A-B-A形式。可憐な旋律が哀愁たっぷりと奏される。Bはヘ長調、Cは変ニ長調になる。- Didi, Polka ジジ、ポルカ
ホ長調。陽気なポルカ。Bはロ長調、Cはイ長調になる。- Olha o urso!.., Polka 熊に注意!‥、ポルカ
変イ長調、A-B-A-C-A-B-A形式。ミザエル・ドミンゲスの作品の中でも最も初期の曲らしい。軽快なポルカで、全曲通して現れる8分音符4つ連打のモチーフが特徴的。Bはヘ短調、Cは変ニ長調になる。- Polka dos calouros 未熟者のポルカ
ニ短調、A-B-(A-)C-A形式で、真ん中のAは弾くのか弾かないのか楽譜上はっきりしない。冒頭の左手低音の陰うつな旋律が独特だ。後年にナザレが作曲した《テネブローズ(暗闇)Tenebroso》は、この曲をヒントにしたのだろうと思う。Bはニ長調、Cはヘ長調で、一転して華やかな雰囲気。- Revelação, Romance sem palavras 啓示、無言歌
ホ長調。メンデルスゾーンやシューマンを思わせる、流れるような抒情的な美しい曲。Bは嬰ハ短調、Cはイ長調で情熱的。- Saudade, Valsa de salão サウダージ、サロン風ワルツ
変ロ短調、A-B-A-C-A-B-A形式。心に沁み入るような感傷的なワルツ。この雰囲気は、後のミニョーネなどに繋がる「Valsa brasileira」の先駆けに思える。BとCは変ニ長調になる。- Yolita, Polka ヨリタ、ポルカ
変ホ長調、A-B-A-C-A-B-A形式。ちょっと気取った曲。Bは変ロ長調、Cは変イ長調になる。1886-1890
- Bellezas do Recife, Polka レシフェの美しさ、ポルカ
変ホ長調、前奏-A-B-A-C-D-C-A形式。前奏はオーケストラを思わせる華やかなだ。続く旋律は軽快だ。Bは変ロ長調になる。C(変イ長調)とD(変ホ長調)はこれまた華やか。- Doux souvenirs, Polka caracteristica 甘い思い出、性格的なポルカ
ホ短調、A-B-A-C-A-B-A形式。軽快なポルカのリズムにのって、華やかな2オクターブのアルペジオの旋律が上下する曲。Bはホ長調、Cはト長調になる。1888
- Venesa brazileira, Barcarolla ブラジル風のヴェネツィア、舟歌
1898
- Mazurka マズルカ
変ホ長調、A-B-A-C-A-B-A形式。Aは右手旋律の中でしばしば現れる速い上行音階が華やかな雰囲気。Bは変ロ長調、Cは変イ長調で上へ下へと蝶のように舞う旋律が優雅だ。- Última ilusão!, Valsa 最後の幻想!、ワルツ
変イ短調、A-B-A-C-D-A形式。冒頭は寂しげな旋律が流れるが、BやCはオクターブが劇的に奏される、起伏の激しい曲。Bは変ハ長調、Cは変イ長調、Dはホ長調になる。- Vaporosa, Grande valsa de salão 軽やかに、サロン風大ワルツ
イ長調、A-B-A-C-D-C-D'-A-コーダの形式。Aは楽譜に「軽やかに、十分レガートで leggiero e bene legato」と記されていて、右手・左手の掛け合いで続く8分音符が流れるように優雅で、ホ長調のBでも続く。Cはニ長調になり、跳ねたり止まったりするようなお茶目な雰囲気。Dは8分音符が再び流れるように奏される。1899
- À beira-mar, Serenata 海岸で、セレナーデ
ホ長調。ミザエル・ドミンゲスの地元、アラゴアス州の海岸を描写したのかな。のどかに波が打ち寄せるような雰囲気の曲。- Ao longe!..., Revêrie 遠くに…、夢
ホ短調、A-B-C-D-E-A-コーダの形式。全曲が哀愁に満ち満ちた旋律の美しい曲だ。Bはト長調になり、所々に現れる休符がため息をつくよう。Cはホ短調、Dはホ長調、Eは嬰ハ短調になる。- Arrulhos, Valsa 子守歌、ワルツ
ニ長調。Aの主旋律は付点2分音符で息が長く、低音部や中音部に伴奏や対旋律として現れる8分音符の音階が優しく彩られる。Bはイ長調、Cはト長調になり、子守歌にしてはちょっと華やか過ぎる。- Balbuciando, Morceau 口ごもって、作品
変ロ短調、A-B-A-C-D-A-C形式。高音部重音で静かに奏される旋律がそこはかとない悲しさを湛えている。Dは変ロ長調になる。CとDの最後の部分では突然音が途切れ、1小節ないし2拍が休符となるのが特徴的。- Cavallinho de pau, Mazurka 木の小馬、マズルカ
1900
- Um brinde 乾杯
1903-1924
- Aline, Gavotte (1919) アリーニ、ガボット
ミザエル・ドミンゲスと三番目の妻Ana Rita D'Alémとの間に生まれた子の一人の名前がアリーニであった。変イ長調、A-B-A-C-D-C-A-コーダの形式。気取った旋律の曲。Bはヘ短調、Cは変ニ長調、 Dは変ロ短調になる。- Gentil, Pas de quatre 高貴な、パ・ドゥ・カトル
"Gentil" もミザエル・ドミンゲスの子の一人の名前である。ホ長調、A-B-A-C-A-B-A形式。前打音を多用した曲で、気取った雰囲気だ。Bはロ長調、Cはイ長調で、B・Cともに上下に舞うような旋律が艶やか。- Impetuoso, Pas de quatre 激烈に、パ・ドゥ・カトル
変ニ長調。旋律は高音部のオクターブまたは六度で華やかな響き。Bは変イ長調、Cは変ト長調になる。- Julita, Pas de quatre (1912) ジュリタ、パ・ドゥ・カトル
- Maviosa, Polka brilhante 優しく、華やかなポルカ
変ニ長調、A-B-A-C-A-B-A形式。優雅な雰囲気の曲。Bは変イ長調、Cは変ト長調になる。- Nilza, Valsa ニルザ、ワルツ
変ロ短調、A-B-A-C-A-B-A形式。フルートを思わせる軽やかなアルペジオの旋律が上へ下へと舞う。Bは変ニ長調、Cは変ロ長調になる。作曲年代不詳
- Alaïde, Polka アライジ、ポルカ
変ホ長調、A-B-A-C-D-C-A-B-A形式。Aはうきうきと楽しい旋律、Bは変ロ長調であちこちから現れる旋律の掛け合いがポリフォニック。 Cは変イ長調で左手内声に音階の旋律が現れる、Dは変ホ長調でAの変奏。- Ao relento..., 2.ª serenata 野外で…、セレナーデ第2番
ニ短調、前奏-A-B-A-C-A-B-A形式。ギターを思わせる節回しの前奏に引き続き、哀愁ある旋律が奏される。Bはニ長調になり、前奏で用いられた節回しが繰り返される。Cはヘ長調になる。- De joelhos..., Nocturno 膝まずいて…、夜想曲
ミザエル・ドミンゲスの生前は彼のピアノ曲の中でも評判の良かった曲で、楽譜は当時第7版まで出版されたとのこと。変イ長調、A-B-A-C-D-C-A-コーダの形式。題名通りの祈りを捧げるような雰囲気の曲で、高音部に息の長い美しい旋律が綿々と奏され、広い音域の伴奏の響きが教会の空気感を感じさせる。Bは変ホ長調、Cは変ニ長調、Dは変ロ短調になる。- Diva, Valsa lenta 女神、ゆっくりとしたワルツ
変ト長調、A-B-A-C-A-B-Aの形式。Aは複前打音の付いた旋律が上品な雰囲気。Bは変ニ長調になり、両手を用いた幅広いアルペジオの旋律が優雅だ。Cは変ハ長調になる。- Divinal, Grande valsa de salão 魅力的な、サロン風大ワルツ
序奏に続いて、ワルツ1(変ホ長調)〜ワルツ2(変イ長調)〜ワルツ3(変ニ長調)〜ワルツ4(変ト長調)といずれも華やかなワルツが切れ目なく奏され、最後にコーダが奏され、コーダの後半でワルツ1が変奏されて、最後は両手オクターブの大団円で終わる。- Dulce, Valsa 甘く、ワルツ
変ニ長調、A-B-A-C-D形式。Aは左手に息の長い旋律がレガートで奏される。Bは変イ長調になり、華やかな雰囲気に。Cは変ト長調になる。- Editha, Valsa
- Em pleno luar, Serenata 満月の下で、セレナーデ
ロ短調。伴奏のリズムはポルカで軽快だが、旋律はセレナーデらしく哀愁溢れる。Bはニ長調、Cはト長調になる。- Eu era assim, Valsa 私はそうだった、ワルツ
変イ長調、A-B-A-C-A-B-A形式。語りかけるような旋律が奏される。Bは変ホ長調、Cは変ニ長調になる。- Guiomar, Pas de quatre ギオマール、パ・ドゥ・カトル
- Innahsinha, Valsa 小さなイナー、ワルツ
ミザエル・ドミンゲスの子の一人の名前はイナー Inah であり、その子を描いた曲なのであろうか。変イ長調、A-B-A-C-D-D-C-A形式。冒頭の2オクターブを一気に昇るスタッカート混じりの旋律はお転婆で愛らしい雰囲気。Bは変ホ長調になる。Cは変ニ長調、Dは変ロ短調で、いずれも流れるような旋律が優雅だ。- Ingênua, Valsa 無邪気に、ワルツ
- Innah, Pas de quatre イナー、パ・ドゥ・カトル
- Marcha triumphal 凱旋行進曲
- Maria do monte, Valsa 山の聖母マリア、ワルツ
変ニ長調、A-B-A-C-D-C-A-B-A形式。Aは中音部に落ち着いた旋律が朗々と奏される。Bは両手オクターブも現れて華やかな雰囲気。Cは変ト長調、Dは変ニ長調になる。- Meiguice, Grande valsa 親愛、大きなワルツ
- Mes songes, Polka 私の夢、ポルカ
変ホ長調、A-B-A-C-A-B-A形式。ちょっと気取りながらも優雅な旋律が奏される。Bは変ロ長調、Cは変イ長調になるが、いずれもAに似た節回しの旋律だ。- Mimo do céo, Pequena valsa dançante 天の贈り物、小さな踊りのワルツ
ト短調、A-B-A-C-A-B-A形式。哀愁漂う可憐な旋律が奏される。Bはト長調、Cは変ロ長調になる。- Mysteriosa, Polka 神秘的な、ポルカ
- Pierrot, Polka carnavalesca ピエロ、カーニバルのポルカ
- Salve Alagôas, Polka-marcha
- Scintillante, Polka brilhante 輝いて、華やかなポルカ
変イ長調、前奏-A-B-A-C-D-C-A-B-A形式。華やかな雰囲気の曲。Bは変ホ長調、Cは変ニ長調、Dは変イ長調になる。- Scismando, Polka 疑って、ポルカ
ニ短調、A-B-A-C-A-B-A形式。ポルカというよりハバネラのリズムの伴奏にのって、ため息をつくような嘆きの旋律が奏される。Bはヘ長調、Cはニ長調になる。- Sophia, Valsa
- A tempestade, Valsa 嵐に、ワルツ
- Vacillante, Gavotta 困惑して、ガボット
- Valsa ワルツ
- Valsa-ballet ワルツーバレエ
- Vamos dançar?, Polka brazileira 踊りましょう、ブラジル風ポルカ
- Viva a República!, Valsa brilhante 共和国万歳!、華やかなワルツ
- Vivão os noivos!!!..., Quadrilhas brilhantes 新郎新婦に万歳!…、華やかなクァドリーリャ(カドリーユ)
- Volante, Valse 彷徨って、ワルツ
- Zazá, Polka ザザ、ポルカ
変イ長調、前奏-A-B-A-C-D-C-A-B-A形式。陽気なポルカ。Bはへ短調、Cは変ニ長調、Dは変イ長調になる。- Zeny, Polka
- 1897, Valsa 1897年、ワルツ
ト長調。旋律の1拍目が付点リズムなのでマズルカ風である。Bはホ短調で、半音階の旋律が陰うつな感じ。Cはハ長調になる。
Misael Dominguesのピアノ曲楽譜
Coordenadoria de Extensão Cultural - Universidade Federal de Alagoas (UFAL), Arquivo Público de Alagoas - Secretaria de Estado da Comunicação (SEC)
- Cadernos de compositores alagoanos 1, Misael Domingues: Polcas
- Alaide
- Brasileira
- Doux souvenirs
- Maviosa
- Me songes
- Olha o urso!..
- Polka dos calouros
- Scintillante
- Scismando
- Zazá
- Cadernos de compositores alagoanos 2, Misael Domingues: Valsas
- 1897
- Diva
- Divinal
- Dulce
- Eu era assim
- Mimo do céo
- Meiguice
- Saudade
- Vaporosa
- Volante
- Cadernos de compositores alagoanos 3, Misael Domingues: Gavotta - Mazurka - Serenata - Pas-de-quatre
- À beira-mar
- Aline
- Ao relento
- Em pleno luar
- Gentil
- Impetuoso
- Julita
- Lágrimas de um anjo
- Mazurka
- Vacillante
- Cadernos de compositores alagoanos 8, Misael Domingues
- Ao longe!...
- Balbuciando
- Besinha
- Cavallinho de pau
- Cantilena
- Mysteriosa
- Um brinde
- Vamos dansar?
- Vivão os noivos!!!...
- Zeny
Brazilian Music Enterprises
- Misael Domingues - Piano Works
- À beira-mar
- Alaide
- Aline
- Ao relento
- Em pleno luar
- Gentil
- Impetuoso
- Lágrimas de um anjo
- Mimo do céu
- Vacilante
斜字は絶版と思われる楽譜
Misael Dominguesのピアノ曲CD・LP
星の数は、は是非お薦めのCD、は興味を持たれた人にはお薦めのCD、はどうしてもという人にお薦めのCDです。
Filigranas Musicais: Obras de Misael Domingues
Acari Records
- Revelação, Romance sem palavras
- Saudade, Valsa
- Alaíde, Polca
- Ao longe, Rêverie
- Mes Songes, Polca
- Mimo do céu, Valsa
- Balbuciando, Morceau
- Besinha, Polca
- Ao Relento..., 2ª Serenata
- Eu era assim, Valsa
- Yolita, Polca
- Lágrimas de um Anjo, Mazurca Sentimental
- 1897, Polca
- Cismando, Polca
- Cantilena
Sonia Maria Vieira (pf)
Sonia Maria Vieira revela Misael Domingues (LP)
SMV-001
- Bésinha, Polca
- Revelação, Romance sem palavras
- Gentil, Pas de quatre
- Lágrimas de um anjo, Mazurca sentimental
- Nilza, Valsa
- Brazileira, Polca
- Yolita, Polca
- Doux souvenirs, Polca característica
- Polka dos calouros, Polca
- Bellezas do Recife, Polca
- Olha o urso!, Polca
- Saudade, Valsa
Sonia Maria Vieira (pf)
1980年の録音。
Jeito Brasileiro (LP)
SMV-002
- Ao longe!... (Misael Domingues)
- Alaide, Polca (Misael Domingues)
- Scismando, Polca (Misael Domingues)
- De joelhos, Nocturno (Misael Domingues)
- Tango brasileiro (Alexandre Levy)
- Allegro appassionato (Alexandre Levy)
- Brejeiro (Ernesto Nazareth)
- Turbilhão de beijos (Ernesto Nazareth)
- Batuque (Ernesto Nazareth)
- Sagaz (Ernesto Nazareth)
- Confidências (Ernesto Nazareth)
- Gemendo, rindo e pulando (Ernesto Nazareth)
- Odeon (Ernesto Nazareth)
Sonia Maria Vieira (pf)
1985年の録音。
O Piano em Pernambuco (2枚組CD)
LG Projetos & Produções Artisitcas, LG 000.019
CD 1
- Divinal (Misael Domingues)
- De joelhos (Misael Domingues)
- Ao relento (Misael Domingues)
- Aline (Misael Domingues)
- Olha o urso (Misael Domingues)
- Senhora de Engenho (José Sicupira)
- Travesso (Alfredo Gama)
- Sincero (Layette Lemos)
- Valsa dos que não amam (Layette Lemos)
- Andorinhas (Clóvis Rabello)
- Victrolamania (Clóvis Rabello)
- Mal de Amor (Alfredo Medeiros)
- Choro Triste (Alfredo Medeiros)
- Agonia (Nelson Ferreira)
- Choro para Elyanna Caldas (Capiba)
- Amargura (Valdemar de Oliveira)
CD 2
- Ao Luar (Euclides Fonseca)
- Helly (Zuzinha)
- Manchela de Rosas (Arthur Marques d'Oliveira)
- As Cinco Irmãs (Cláudio Carneiro Leal)
- Alma de Elite (Argentina Maciel)
- Papagaio Falladô (Sérgio Sobreira)
- Sombras (Sérgio Sobreira)
- Tempos Idos (Sérgio Sobreira)
- O Mandarim (Irmãos Valença)
- Se tem, bote... (Raul C. Moraes)
- Quero ver quebrar (Marambá - José Mariano Barbosa)
- Minha Loa (Marambá - José Mariano Barbosa)
- Choro Antigo nº1 (Capiba)
- Amor... Súplicas... Desejos... (Nelson Ferreira)
- Senhorinha Pernambuco (Nelson Ferreira)
- Realidade de um sonho (Nelson Ferreira)
- Valsa para a mão esquerda (Valdemar de Oliveira)
- Sae, Cartola (Valdemar de Oliveira)
- Sonho (Valdemar de Oliveira)
Elyanna Caldas (pf, CD 1), Marco Caneca (pf, CD 2)
2000年の録音。
Teclas Brasileiras
- Noturno op. 10 (Leopoldo Miguéz)
- Retumbante (Ernesto Nazareth)
- Floraux (Ernesto Nazareth)
- Espalhafatoso (Ernesto Nazareth)
- Confidências (Ernesto Nazareth)
- Apanhei-te Cavaquinho (Ernesto Nazareth)
- Melodia (Alberto Nepomuceno)
- Suíte Antiga op. 11 (Alberto Nepomuceno)
- Yolita (Misael Domingues)
- Revelação (Misael Domingues)
- Bellezas do Recife (Misael Domingues)
- Valsa Choro no. 3 (Adelaide Pereira da Silva)
Joel Honorato (pf)
Os Pianeiros
A Casa Discos, ACD-CLA 015
- Arrojado (Ernesto Nazareth)
- Como é bom (Joaquim Callado)
- Turbilhão de beijos (Ernesto Nazareth)
- Brazileira (Misael Domingues)
- Atrahente (Chiquinha Gonzaga)
- Maxixe de Carrapatoso e Zé povinho (Chiquinha Gonzaga)
- Tango-Habanera (Ernesto Nazareth)
- Plangente (Chiquinha Gonzaga)
- A flor amorosa (Joaquim Callado)
- Comigo é na madeira (Ernesto Nazareth)
- Maly (Ernesto Nazareth)
- Eu sou bahianinha (J.J. Barata)
- Gaúcho (Chiquinha Gonzaga)
- Elegantíssima (Ernesto Nazareth)
- Turuna (Ernesto Nazareth)
- Batuque (Ernesto Nazareth)
Luiz Eduardo Domingues (pf)
Momentos musicais: de Carlos Gomes a Nazareth (LP)
Federação Nacional de Associações Atléticas Banco do Brasil (FENAB) 002
- Uma paixão amorosa (Carlos Gomes)
- A cayumba (Carlos Gomes)
- Mais tarde (Clemente Ferreira Júnior)
- Garridice (Clemente Ferreira Júnior)
- 1897 (Misael Domingues)
- Vaporosa (Misael Domingues)
- Noêmia (Ernesto Nazareth)
- Baiser suprème (Mário Penaforte)
- Tormentos d'alma (J. M. Azevedo Lemos)
- Valse noble (Costa Júnior)
- Yara (Anacleto de Medeiros)
- Pierrot (Ernesto Nazareth)
Joel Bello Soares (pf)
1980年の録音。
Valsas, Polkas e Mazurkas, A música alagoana do início do século (LP)
Salgema Indústrias Químicas S.A.
- Innahsinha, Valsa (Misael Domingues)
- Canção dos jangadeiros (Tavares de Figueiredo)
- Nove e meia, Polka (Tavares de Figueiredo)
- Lybinha, Pas de quatre (Tavares de Figueiredo)
- Arrulhos, Valsa (Misael Domingues)
- Mazurka (Misael Domingues)
- Última ilusão!, Valsa (Misael Domingues)
- Casa ou não casa?!, Polka (João Ulysses)
- Maria do monte, Valsa (Misael Domingues)
- Os bohemios, Schottisch (Benedito Silva)
- Sonhando a bordo, Pas de quatre (Tavares de Figueiredo)
- Esperança e desengano, Valsa (Heitor Cardoso)
Joel Bello Soares (pf)
1987年の録音。