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Federico Guzmánについて
フェデリコ・グスマン・フリアス Federico Guzmán Frías は1836年8月17日、サンティアゴで生まれた(1827年生まれとする資料もあるが、幼児洗礼の記録などより1836年生まれと考えるのが妥当である)。父Eustaquio Guzmánはチェロ奏者でピアノも弾いた。また伯父Francisco Guzmánはヴァイオリニストで、チリ国立音楽院の教授を務めた。
五人兄弟の二男であったフェデリコ・グスマンは父よりピアノを習い、16歳の頃からは作曲をしている。この頃、父Eustaquioは楽譜出版の事業を行っていて、1853年から1858年にかけてのフェデリコ・グスマンの初期のピアノ曲の多くが父の会社から出版された。成人してからはピアノ教師をしながら作曲活動を続けていた。
1866年に米国の作曲家・ピアニストのルイス・モロー・ゴットシャルクがチリを演奏旅行で訪れた。ゴットシャルクは演奏会でグスマンと共演し、またゴットシャルクは翌1867年にウルグアイとアルゼンチンで行った演奏会で、グスマンのピアノ曲を披露している。この時ゴットシャルクはグスマンにフランス留学を勧め、資金援助も行った。これによりグスマンは1867年にフランスに留学、兄Fernandoと、この頃にグスマンが結婚した新妻のピアニストMargarita Vacheもフランスへ同道した。パリでグスマンAlexandre Billetにピアノを、Adolphe de Grootに和声や作曲を師事した。グスマンがこの頃父親に送った手紙によると、彼は1日8時間ピアノを練習し、4時間和声と作曲の勉強をしていたとのことである。留学中はパリやロンドンで演奏会も催していて、グスマンのピアノとAdolphe de Grootの指揮によるベートーベンのピアノ協奏曲第3番の演奏記録もある。
1869年、グスマンはチリに帰国するや否や、チリ各地で演奏会を催し、妻Margaritaとも共演した。同年8月には妻Margaritaと兄Fernandoと共にペルーに渡り、リマではメンデルスゾーンのピアノ協奏曲を初演をするなど演奏会を多数催し、大成功だったとのこと。翌1870年1月にはグスマン夫妻は米国に渡り、ニューヨークで演奏会を開いた。1871年初めに米国を出たグスマン夫妻はチリに帰国せず、ペルーのリマに居を構え8年間在住した。グスマンはペルーでもピアニスト、ピアノ教師として活躍した。
1879年、ボリビアおよびペルー対チリの間で勃発した太平洋戦争 (1879-1884) のためグスマン夫妻はチリに帰国。バルパライソに一時住んだが、1879年末よりアルゼンチンおよびウルグアイへ演奏旅行に出かけた。そのまま1880年8月頃にブラジルのリオデジャネイロに渡り、約2年間当地に在住。リオデジャネイロやサンパウロで演奏会を催した。当時、中南米の中では比較的楽譜出版が盛んであったブラジルで彼は多くのピアノ曲やオペラのピアノ編曲を作り、それらはブラジルで出版された。
1882年末にグスマン夫妻はポルトガルに渡り、翌1883年1月頃にはスペインのマドリードに移動、そして同年9月にフランスのパリに居を構えた。パリでは出版社J. Nausと楽譜出版の契約を行った。パリでの楽譜出版予定にグスマンは触発されたのか、彼は晩年のパリ在住の2年間は作曲に自らの精力を傾けたと思われ、そのためかパリに移ってから演奏会を行った記録は1885年4月の1回のみである。しかし、そうして手がけた新作の楽譜が出版されるのを、彼自身が見届けることはできなかった。1885年8月中旬(8月8日とする資料があるが確証がない)、グスマンはパリで死去。晩年の作品十数曲は翌1886年、J. Nausより遺作集として出版された。
グスマンの作品は、文献によると140曲が記されている。若干の管弦楽曲や歌曲もあるが、大部分はピアノ曲である。オリジナルのピアノ曲の他に、オペラのアリアなどのピアノ編曲も多い。チリの民族音楽を用いた作品は1856年作曲の《サマクエッカ》くらいで、他はいずれも数分程度のヨーロッパサロン風の作品であり、作曲技法も当時のトレンドの後追いである。とは言えこれだけのまとまったピアノ曲を作曲したのはチリ人では初めてであり、ピアノ曲はいずれも耳に心地よく、また晩年の作風には作曲技法の進歩が見られたりと、興味深い作曲家に思います。
Federico Guzmánのピアノ曲リストとその解説
*印を付けた作品はヨーロッパおよびブラジルの作曲家によるオペラの名場面をピアノ曲に編曲したものです。
1853
- Lelia, Redowa filarmónica, Op. 14 レリア、音楽好きのレドワ、作品14
1854
- Trinidad, Schottische, Op. 10 トリニダード、ショッティッシュ、作品10
- El paseo de las delicias, Polka, Op. 11 楽しい散歩道、作品11
- El mantón, Redowa característica ショール、性格的なレドワ
1855
- La Pluie de roses, Polka di bravura, Op. 16 バラの雨、華やかなポルカ、作品16
- La belle Chilienne, Polka-mazurka, Op. 17 チリの美女、ポルカーマズルカ、作品17
- La fille du Régiment, Caprice, Op. 18* 連隊の娘、奇想曲、作品18*
1856
- La flor del aire チランジア
- Teresita, Varsoviana テレシータ、ヴァルソヴィアンヌ
- Amistad, Redowa 友情、レドワ
- La dichosa, Polka 幸福、ポルカ
- Panchita, Redowa elegante パンチータ、優雅なレドワ
- El trovador, Cuadrillas brillantes, Op. 22 (Cuadrillas brillantes sobre los más bonitos temas de la opera El trovador de Verdi): 1. Pantalon; 2. Été; 3. Poule; 4. Pastourelle; 5. Final* イル・トロヴァトーレ、華麗なカドリーユ、作品22(ヴェルディのオペラ《イル・トロヴァトーレ》の最もきれいな主題による華麗なカドリーユ):1、パンタロン;2、夏;3、雌鶏;4、羊飼いの少女;5、終曲*
- Zamacueca サマクエッカ
グスマンの作品の中では比較的知られている曲。和声としてはほぼI、IV、V7またはV9しか使わない単純な響きだが、チリの民族舞踊をピアノ曲として書いた先駆けの一つと言える作品であろう。ニ長調、前奏-A-B-B'形式。アルパ(中南米のハープ)の音色を模したアルペジオの和音の前奏に引き続き、サマクエッカのリズムが刻まれ、やがてBではそのリズムにのって高音部で三度重音の旋律が高らかに歌うように奏される。- Matilde, Polka mazurka マティルデ、ポルカ・マズルカ
1857
- Macbeth, Cuadrillas brillantes* マクベス、華麗なカドリーユ*
- El trovador, Fantasía* イル・トロヴァトーレ、幻想曲*
- Las santiaguinas, Cuadrillas brillantes サンティアゴの女、華麗なカドリーユ
- La traviata, Cuadrillas brillantes: 1. Pantalon; 2. Été; 3. Poule; 4. Pastourelle; 5. Final* 椿姫、華麗なカドリーユ:1、パンタロン;2、夏;3、雌鶏;4、羊飼いの少女;5、終曲*
1857-60
- La conquistadora, Polka brillante, Op. 25 征服者、華麗なポルカ、作品25
- Rigoletto, Cuadrillas brillantes, Op. 26: 1. Pantalon; 2. Été; 3. Poule; 4. Pastourelle; 5. Finale* リゴレット、華麗なカドリーユ、作品26:1、パンタロン;2、夏;3、雌鶏;4、羊飼いの少女;5、終曲*
1858
- El perseguidor 追跡者
- Sofía Amic-Gazan, Gran valse, Op. 28 ソフィア・アミク=ガサン、大きなワルツ、作品28
- Anita, Polka mazurka アニータ、ポルカ・マズルカ
1859
- Polka militar 軍隊ポルカ
1861
- Laura, Polka mazurka, Op. 29 ラウラ、ポルカ・マズルカ、作品29
- Sabina, Polka mazurka, Op. 31 サビーナ、ポルカ・マズルカ、作品31
- Une larme, Nocturne, Op. 32 一粒の涙、夜想曲、作品32
イ短調、A-A-B-A形式。6/8拍子のゆっくりとした伴奏にのって何とも寂しげな旋律が奏され、時折ベルカント・オペラのアリアような技巧的な装飾が挿入される。Bはイ長調になり、幸せだった過去を回想するような雰囲気だが、悲劇を象徴するようなな16分音符ユニゾンでAに戻り、消え入るように終わる。- Linda de Chamounix, Grande valse, Op. 34 (para piano y para 2 pianos)* シャモニーのリンダ、大きなワルツ、作品34(ピアノ独奏および2台ピアノ)*
- Il trovatore (Caprice de Salon sur un thème du Trovatore de Verdi), Caprice de salon, Op. 35* イル・トロヴァトーレ(ヴェルディの《イル・トロヴァトーレ》の主題によるサロン風奇想曲)、サロン風奇想曲、作品35*
- L'américaine, Grande polka de concert, Op. 36 アメリカ風、演奏会用の大きなポルカ、作品36
- Quanto soffro (o welch'Leiden!) 私が被ったこと
1862
- Polka triunfal 凱旋ポルカ
1864
- La oriental, Polka brillante 東洋の女、華麗なポルカ
変ホ長調、A-B-A-C-D-C-A-B-A形式。Aはフルートを思わせる高音で16分音符が舞うような旋律。Bは変ロ長調、Cは変イ長調になる。- Un ballo in maschera, Cuadrillas brillantes: 1. Pantalon; 2. Été; 3. Poule; 4. Pastoral; 5. Final* 仮面舞踏会、華麗なカドリーユ:1、パンタロン;2、夏;3、雌鶏;4、羊飼い;5、終曲*
1865
- Graciosa, Polka-mazurka 面白く、ポルカ・マズルカ
1866
- Amélie, Schottisch de salón, Op. 42 アメリー、サロン風ショッティッシュ、作品42
- Rosenda, Mazurka de concert, Op. 43 ロセンダ、演奏会用マズルカ、作品43
- Souvenir, Nocturne, Op. 44 思い出、夜想曲、作品44
変ニ長調、前奏-A-B-A'-C-C'-A"-コーダの形式。AとBはハープを思わせるゆっくりとした左手アルペジオの伴奏にのって、穏やかな息の長い右手旋律が奏され、所々にショパンを思わせる即興的な旋律の装飾が現れる。Bは変ホ短調になる。CとC'は変ロ短調になり、左手和音連打の伴奏にのって右手オクターブ和音の旋律が情熱的だ。A"では右手は技巧的な32分音符分散和音が続く中で、主旋律が右手・左手で交替しながら内声に現れる、所謂「タールベルクの3本の手」の奏法が用いられる。- La Pensée, Galop brillant, Op. 45 パンジー、華麗なギャロップ、作品45
- Gran marcha triunfal (para 2 pianos) 凱旋大行進曲(2台ピアノ)
- La victoriosa, Marcha (para 2 pianos) 勝利者、行進曲(2台ピアノ)
- Victoria, Marcha triunfal, Op. 39 勝利、凱旋行進曲、作品39
1866年頃
- Josefina, Varsoviana ホセフィーナ、ヴァルソヴィアンヌ
1867-68
- Deux mazurkas, Op. 50 2つのマズルカ、作品50
- Polonaise, Op. 51 ポロネーズ、作品51
- Valse, Op. 52 ワルツ、作品52
グスマンがフランスに留学していた時の作品である。イ短調、前奏-A-B-A-B-A-C-D-C-A-B-A-コーダの形式。上下に舞うような旋律が優雅な雰囲気。Bはハ長調、Cはイ長調、Dはホ長調になる。1869
- Segundo valse brillante 華麗なワルツ第2番
- A Méjico, Gran marcha triunfal メキシコへ、凱旋大行進曲
1870
- América, Gran marcha (para 10 pianos) アメリカ、大行進曲(10台ピアノ)
1871-73
- Scherzo e danza, Op. 54 スケルツォと舞曲、作品54
スケルツォはロ短調、おおむねA-B-A'-C-D-A"形式。忙しない主題が目まぐるしく転調する曲。舞曲は変ホ短調、A-B-B-A形式。ハバネラのリズムの曲で、Aはオクターブの派手な旋律、Bは哀愁漂う旋律が奏される。1871-74
- Mazurka brillante, Op. 58 華麗なマズルカ、作品58
- Marche funébre, Op. 59 葬送行進曲、作品59
1872
- Home Sweet Home, Chanson anglaise transcripte pour le piano. Main gauche (oeuvres posthumes), Op. 91 楽しき我が家、イギリスの歌のピアノ用編曲、左手用(遺作)、作品91
1875
- Deux marches, Op. 61 2つの行進曲、作品61
- Marche triomphale 凱旋行進曲
- Marche caracteristique 性格的な行進曲
- Marche solennelle, Op. 65 (para piano a cuatro manos) 荘厳な行進曲、作品65(連弾)
1876
- Fantasía brillante (para piano a cuatro manos) 華麗な幻想曲(連弾)
- Fantasía 幻想曲
- Admiración (para piano a cuatro manos) 称賛(連弾)
1880
- Mazurka, Op. 66 マズルカ、作品66
- M'aimez-vous?, Mazurka, Op. 67 私を愛してる?、マズルカ、作品67
1880-82
- Ais d'Alma, Mazurka
- Barcarolle 舟歌
- Dança cubana, Capricho キューバ舞曲、奇想曲
- Dinorah, Fantasía* ディノーラ、幻想曲*
- Fosca, Fantasía* フォスカ、幻想曲*
- Gracieuse, Mazurka 優雅に、マズルカ
- Heroe á força* 力づくの英雄*
- Tango タンゴ
- Rondo do sargento 軍曹のロンド
- Mazurka (para piano a cuatro manos) マズルカ(連弾)
- Valsa ワルツ
- Quadrilha カドリーユ
- Polka brilhante 華麗なポルカ
- Il Guarany, Fantasía* グアラニー族、幻想曲*
- Les Huguenots, 1º fantasía* ユグノー教徒、第1幻想曲*
- Les Huguenots, 2º fantasía* ユグノー教徒、第2幻想曲*
- Martha, Fantasía* マルタ、幻想曲*
- Minuetto メヌエット
- Mon espoir, Mazurka (= M'aimez vous?, Mazurka de salon, Op: 74a = Cinquième mazurka de salon, Op. 74b) 私の憧れ、マズルカ(=私を愛してる?、サロン風マズルカ、作品74a=サロン風マズルカ第5番、作品74b)
ヘ長調、A-B-A-C-D-C-A-B-A形式。軽やかなマズルカ。BとCは変ロ長調、Dは変ホ長調になる。- Salvator Rosa, Fantasía* サルヴァトール・ローザ、幻想曲*
- Senorita, Polka お嬢さん、ポルカ
1881
- Tristesee de l'âme, Nocturne, Op. 68 魂の悲しみ、夜想曲、作品68
- Les mousquetaires au convent, Potpourri* 修道院の銃士たち、メドレー*
- Joyeuse, Polka 陽気に、ポルカ
- J'aime tes yeux!, Polka brillante 君の瞳が好き!、華麗なポルカ
- Le papillon doré, Valse brillante 金色の蝶、華麗なワルツ
- Roi de Lahore, Fantasía* ラホールの王、幻想曲*
- Mephistofeles, Caprice brillant* メフィストーフェレ、華麗な奇想曲*
- Mephistofeles, Fantasía* メフィストーフェレ、幻想曲*
- Espoir perdu, Mazurka 失われた希望、マズルカ
1882
- Rêve évanoui, Nocturno 消え去った夢、夜想曲
- A chilena チリの女
1883
- Papillon d'or, Valse de salon, Op. 70 金色の蝶、サロン風ワルツ、作品70
ヘ長調、前奏-A-B-A-C-D-D-E-D-D-C-A-B-A-コーダの形式。アルペジオ混じりだったり、音階がふわっと上昇したりする旋律は蝶が舞うような雰囲気。Bはハ長調、CとEは変ロ長調、Dは変ホ長調になる。- Danse brésilienne, Tango, Op. 75 ブラジル舞曲、タンゴ、作品75
1884
- Chacone, Op. 71 シャコンヌ、作品71
1883年よりグスマンは2度目のパリ在住をしていて、以前にパリ留学したときの師であるAdolphe de Grootに再会したのであろうか。この曲はAdolphe de Grootの娘に献呈されている。ト短調、A-B-A'-C-D-C-A-B-A'-コーダの形式。ポルカ風の伴奏にのって、スタッカートの軽快ながら哀愁を帯びた旋律が奏される。BとC、Dは変ロ長調になる。1885
- Romance sans paroles 無言歌
-1885
- Nocturne (oeuvres posthumes), Op. 72 夜想曲(遺作)、作品72
イ短調、A-B-A'-C-A'-コーダの形式。Aはポツポツと悲しい話をするような旋律が奏される。Bは転調が多い。Cはイ長調になり、左手3連符アルペジオの伴奏にのって情熱的な旋律が現れる。- 6e mazurka (oeuvres posthumes), Op. 73, Nº 1 マズルカ第6番(遺作)、作品73-1
- 7e mazurka (oeuvres posthumes), Op. 73, Nº 2 マズルカ第7番(遺作)、作品73-2
- Gigue (oeuvres posthumes), Op. 76 ジーグ(遺作)、作品76
- Caprice cubain (oeuvres posthumes), Op. 77 キューバ奇想曲(遺作)、作品77
- Barcarolle (oeuvres posthumes), Op. 78 舟歌(遺作)、作品78
変イ長調、序奏-A-B-A-C-D-C'-A'-コーダの形式。演奏時間約7分と長い曲ながら、伴奏型の多様さや、豊富な楽想の変化などで聴き手を飽きさせない、晩年のグスマンの作曲技法の円熟を思わせる作品である。たっぷり奏される序奏に引き続き、Aは舟歌らしいのどかな旋律が流れる。Bはヘ短調になり、左手16分音符の伴奏が半音階混じりの対旋律を成している。Cはヘ短調になり、後打ちの伴奏を伴って情熱的。Dは変ニ長調になり、32分音符アルペジオの伴奏を伴って幻想的な雰囲気だ。A'では左手伴奏がBに似た16分音符になって、またいい効果を出している。- Mazurka (oeuvres posthumes), Op. 79 マズルカ(遺作)、作品79
- 2de polonaise (oeuvres posthumes), Op. 80 ポロネーズ第2番(遺作)、作品80
- Bolero (oeuvres posthumes), Op. 81 ボレロ(遺作)、作品81
- Mazurka en Ré mineur (8e mazurka) (oeuvres posthumes), Op. 82 マズルカニ短調(マズルカ第8番)(遺作)、作品82
- Marche turque (oeuvres posthumes), Op. 83 トルコ行進曲(遺作)、作品83
- Menuet (oeuvres posthumes), Op. 89 メヌエット(遺作)、作品89
イ長調、A-A-B-A-B-A-C-D-C-A-B-A-コーダの形式。上品な雰囲気のメヌエット。Bはホ長調。CとDはニ長調になり、右手旋律は前打音やトリル混じりで、左手伴奏は16分音符になり愛嬌たっぷりの感じ。- 2me danse brésilienne, Tango (oeuvres posthumes), Op. 90 ブラジル舞曲第2番(遺作)、作品90
- Valse-caprice (Grande valse) (oeuvres posthumes), Op. 92 ワルツー奇想曲(遺作)、作品92
Federico Guzmánのピアノ曲楽譜
Oxford University Press
- Tango: An album of brazilian dances
- A Chilena
フェデリコ・グスマンの生前は、彼の作品の楽譜出版は多数あって、初期は彼の父が経営するEustaquio Guzmán社、その後ドイツのSchott社、フランスのChoudens Père & Fils, Éditeurs社などが出版、1880年から1882年のブラジル滞在中はブラジルのNarciso A. Napoleão & Miguéz社、Isidoro Bevilaqua社が、また晩年の遺作はフランスのJ. Naus社が出版したが、現在はいずれも絶版である。
Federico Guzmánのピアノ曲CD・カセットテープ
星の数は、は是非お薦めのCD、は興味を持たれた人にはお薦めのCD、はどうしてもという人にお薦めのCD・カセットテープです。
Federico Guzmán (1836-1885)
- Barcarolle Op. 78
- Nocturno en la m, Op. 72
- Nocturno en la m, Op. 32 "Une Larme"
- Chacone Op.75
- Vals de salon "Papillon D'or" Op. 48
- Menuet Op.89
- Vals Op.52
- Scherzo e Danza, Op. 54
Bárbara Perelman (pf)
1999、2000年の録音。
Piano Chileno de Ayer y Hoy
SVR Producciones, 1026
- Zamacueca Nº 3 (Federico Guzmán)*
- Elegía
(Federico Guzmán)- en realidad, por (Enrique Soro)*- Tonada Nº 2 (Enrique Soro)*
- Carpicho Nº 2 (Enrique Soro)*
- Miniaturas Griegas Nº 4 (Pedro Humberto Allende)*
- Miniaturas Griegas Nº 6 (Pedro Humberto Allende)*
- Estudio Nº 7 (Pedro Humberto Allende)*
- Viñetas i Galante (Domingo Santa Cruz Wilson)**
- Viñetas ii Desolada (Domingo Santa Cruz Wilson)**
- Arroyuelo (René Amengual)*
- Tonada (René Amengual)*
- Transparencia (René Amengual)*
- Homenaje a alfonso leng (Juan Lemann Cazabon)*
- Pequeño estudio (Juan Lemann Cazabon)*
- Preludio Nº 2 (Luis Advis)*
- Preludio Nº 3 (Luis Advis)*
- Poema (Cirilo Vila)***
- Tres temporarias (Santiago Vera-Rivera)****
- Preludio (Juan Amenábar)***
- Seco fantasmal y vertiginoso (Eduardo Cáceres)***
Garciela Yazigi (pf)*, Elma Miranda (pf)**, Cecilia Plaza (pf)***, Deborah Singer (pf)****
1994年のリリース。
Isidora Zegers y su tiempo
ParMedia
- Canción nacional (Manuel Robles)
- Fantasie sur des themes nationaux du Chili (Guillermo Deichert)
- Zamacueca (Federico Guzmán)
- Mon espoir, mazurka (Federico Guzmán)
- Scherzo e Danza, Op. 54 (Federico Guzmán)
- Adieu (Federico Guzmán)
- La engañosa, zamacueca, Op. 69 (Eustaquio Segundo Guzmán)
- Bolero (José Zapiola)
- La argentina, contradanza (José Zapiola)
- Alaide, polka (Antonio Neumane)
- El aire (Autor anónimo)
- Zamacueca (Autor anónimo)
- Figure de la Trenis (Isidora Zegers)
- La Calif de Bagdad (Isidora Zegers)
- Romance (Isidora Zegers)
- Les regrets d'une bergère (Isidora Zegers)
- La Mercedes (Isidora Zegers)
- La Bedlam (Isidora Zegers)
- La coquette fixée (Isidora Zegers)
- L'absence (Isidora Zegers)
- Valze per Massimino (Isidora Zegers)
- La Camilla (Isidora Zegers)
- Les tombeaux violés (Isidora Zegers)
Carmen Luisa Letelier (contralto), Elvira Savi (pf)
Fantasía Chilena
Ars Produktion, ARS 38 606
- Las arpas chilenas, Fantasía con variaciones sobre dos zamacuecas (Santiago Heitz)
- Souvenir, Nocturne op. 44 (Federico Guzmán)
- Album musical de chile: Bouquet de Fleurs Musikales chiliennes (Guillaume Deichert)
- Nr. 1 El chilote, Barcarolle op. 8
- Nr. 4 La graciosa, Valse brillante op. 11
- Nr. 6 La chilena, Canción popular op. 13
- Nr. 3 Fantaisie de concert sur des thêmes nationaux du Chili op. 10
Hugo Llanos Campos (pf)
2020年の録音、2022年のリリース。
Danzas de antaño, ...en el salón chileno del siglo XIX (Casete)
Universidad de Chile - Facultad de Artes, FA-PNC4Lado A
- Lanceros chilenos, Cuadrillas (Pastor F. del Solar)
- La arjentina, Contradanza (José Zapiola)
- La oriental, Polca brillante (Federico Guzmán)
- Zamacueca No. 1 (Anónimo)
- Tango para piano (Federico Guzmán)
- Irene, Polca (Remigio Ricchetti)
- No me olvides, Schottisch (Guillermo Wetzer)
- Presidente Balmaceda, Valz y Paso redoblado (José Soro Sforza)
Lado B
- Samacueca No. 3 (Federico Guzmán)
- Tres contradanzas (Isidora Zegers)
- Danza (Federico Guzmán)
- Les fauvettes, Gran Polca (Antonio Silva Pereira)
- Bolero (José Zapiola)
- La ramilletera, Schottisch (José Maria Escalante)
- Zamacueca (Manuel Antonio Orrego)
- La chile, Galopa (Eliseo Canton)
Ida Vivado (pf)
Federico Guzmánに関する参考文献
- Luis Merino Montero. Tradición y modernidad en la creación musical: La experiencia de Federico Guzmán en el Chile independiente (Primera parte). Revista Musical Chilena, Volume 47, Enero-Junio 1993, Nº 179.
- Luis Merino Montero. Tradición y modernidad en la creación musical: La experiencia de Federico Guzmán en el Chile independiente (Segunda parte). Revista Musical Chilena, Volume 47, Julio- Diciembre 1993, Nº 180.