Tomás Leónのページ
Tomás Leónについて
トマス・レオン・オルテガ Tomás León Ortega は1826年12月21日、メキシコシティに生まれた。彼の家は貧しく、両親は13人の子どもをもうけたが、そのうち10人は子どものうちに死んでしまったと。レオンは子どもの頃はまず母親からピアノを習い、続いてホセ・マリア・オビエド José María Oviedo というオルガニストからピアノとオルガンを習った。14歳の時には教会のオルガニストを務めていた。20歳で自らのピアノ教室を始めた。
1854年2月、初めてのリサイタルを、オランダより来墨したピアニストのエルンスト・リューベック Ernst Lübeck (1829-1876) らと共に行い成功。メキシコにおけるヴィルトゥオーゾ・ピアニストの先駆けとして活躍した。
1855年、Dolores Mondragónと結婚。後に5人の子どもをもうけた。
彼は音楽の普及にも努め、日曜日にはよく自宅でコンサートを催した。更に1866年にはメキシコ楽友協会 Sociedad Filarmónica de México を設立した。当時メキシコ干渉でメキシコを征服していたマキシミリアン皇帝(在位1864-1867年、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の弟)はレオンの音楽を好み、レオンは宮廷ピアニストの一人を務めた。また彼はピアノ教師として、フリオ・イトゥアルテなどの多くの生徒を育て、1866年に開設されたばかりのメキシコ音楽院(後のメキシコ国立音楽院)では6年間教鞭をとった。その後も上流階級の子女にピアノを教え続けた。(彼のピアノ曲の多くが弟子の女生徒に献呈された。)
1893年3月18日、メキシコシティにて肺炎で亡くなった。
トマス・レオンの作品に管弦楽曲はなく、少々の歌曲を作曲した以外は、殆どがピアノ曲である。彼の時代は録音機器もなく、音楽は生演奏で聴くしかなかった。そのためピアノで演奏されるサロン風の舞曲は上流階級の間で大人気で、新たに出版されたピアノ曲は現代のポピュラー曲並みに巷では話題となっていたとのことである。レオンも当時のトレンドに合わせた軽いサロン風のピアノ曲を多数作曲している。作曲技法はまだまだ単純で、またメキシコ音楽らしいものと言ったら《Jarabe nacional》という短い1曲に民謡の引用が認められるのみである。いわばメキシコ・ピアノ音楽の黎明期の作曲家と言えよう。
Tomás Leónのピアノ曲リストとその解説
トマス・レオンのピアノ曲の作曲年は殆ど不詳です。そのためアルファベット順にリストアップしました。
- Angélica, Mazurka de salón アンヘリカ、サロン風マズルカ
ヘ短調、 A-B-C-D-A-B-A形式。Aは問いかけるような旋律が特徴的。CとDはヘ長調になり楽しそう。- Azálea, Polka-mazurka アザレア、ポルカ゠マズルカ
- Catalina, Polka-mazurka カタリーナ、ポルカ゠マズルカ
カタリーナとは女性の名前で、この曲はレオンの女生徒のCatalina Cuevasに献呈された。変ホ長調、A-B-A-C-D-C-A形式。レオンは「ポルカーマズルカ」という副題の曲を何曲か作っていて、いずれも3拍子なのはマズルカだが、軽く陽気ななところはポルカの雰囲気かな。- Cuatro danzas habaneras 4つのハバネラ・ダンサ集
4曲いずれも1分少々の短い曲。La reina de las floresは変ロ長調、La luz eléctricaは変ホ長調、Yo se lo diré a ustedは変イ長調、¿Qué le importa a usted?はト長調。A-A-B-A形式(Yo se lo diré a ustedはA-A-B-A-B形式)で、活発なAとハバネラらしいゆったりとしたBが対照的な明るく、愉快な曲。
- La reina de las flores 花の女王
- La luz eléctrica 電灯
- Yo se lo diré a usted あなたにそれを言ってしまう
- ¿Qué le importa a usted? あなたは何を気にしているの?
- Diamela, Mazurka ディアメラ、マズルカ
- Dolor profundo, Capricho sentimental 深い苦悩、感傷的な奇想曲
変ロ短調、前奏-A-B-A'形式。Aはレオンのピアノ曲の中でも最も感傷的な旋律であろう(下記の楽譜)。Bは変ト長調になり、繊細な32分音符トリルにのって慰めのような旋律が奏される。A'はAの旋律が両手16分音符和音連打で激情的に奏される。
Dolor profundo、9~16小節
中間部は変ト長調になり、旋律に纏わリつく32分音符のトレモロが繊細。再現部は両手和音の16分音符がffで連打され、とても劇的。- Dos danzas 2つのダンサ集
Dame tus ojosはト長調、A-B-A形式。ハバネラの左手伴奏にのって、3連符やスタッカート混じりの旋律が愛嬌たっぷり奏される。Bは変ホ長調になり甘い響きの旋律になる。Tómalos chataは変ホ長調、A-B-A形式。これもハバネラの伴奏にのって可憐な旋律が奏される。Bは変イ長調になる。
- Dame tus ojos あなたの瞳に夢中
- Tómalos chata 小さいのを取って
- Dos danzas habaneras 2つのハバネラ・ダンサ集
¡Vaya una pregunta!はニ短調、6/8拍子で舟歌風の曲。¿Quién sabe?はイ短調、物悲しいゆっくりとしたハバネラ。
- ¡Vaya una pregunta!, Danza 質問あり!
- ¿Quién sabe?, Danza 誰がわかるものか
- El azahar, Schottisch オレンジの花、ショッティッシュ
ヘ長調、A-B-C-D-C-B-A'形式。明るい旋律が次々と現れる。Bは変ロ長調、CとDは変ホ長調になる。- El desengaño, Vals 失望、ワルツ
変ホ長調、前奏-A-B-C-D-A-B-C形式。曲名に似合わない愛嬌あるワルツ。Bは変ロ長調、Dは変イ長調になる。- Elegía, A la memoria de mi querido amigo el Sr. Dr. Dn. José Ignacio Durán エレジー、私の親愛なる友、ホセ・イグナチオ・ドゥランの思い出に
変ト長調、前奏-A-B-コーダの形式。Aの部分はゆったりとした付点の旋律で、楽譜に「苦悩しながら con dolore」と記されている通り、長調ながらも憂いを感じさせる。Bは変ホ短調になる。- Estudio brillante 華麗な練習曲
- Flor de primavera, Polka-mazurka サクラソウの花、ポルカ゠マズルカ
- Flores de mayo, Vals 聖母月、ワルツ
"Flores de mayo" は直訳すれば「五月の花」だが、五月がキリスト教で聖母マリアを敬う信心が行われる月なので、その五月のことを"Flores de mayo"と呼ぶらしい。変ロ長調。構成は、前奏-A-B-C-D-E-F-G-H-I-J-A-K-D'-I'となり、春の喜びを歌っているような幸せに満ちた旋律が次々と現れる。- Flores mexicanas, Vals メキシコの花々、ワルツ
変イ長調、前奏-A-B-C-D-E-F-G-H-A-コーダの形式。いくつもの優雅なワルツがメドレーのように次々と転調しながら奏され、正に百花繚乱の様相を示すような曲で、演奏時間は8分弱くらいかかる。最後のコーダは大曲?に相応しく派手である。- Gotas de rocío, Reverie 露の玉、夢想
- Guarda esta flor, Nocturno 花を守る、夜想曲
変イ長調、前奏-A-B-A'-コーダの形式。32分音符アルペジオの繊細な前奏に引き続き、可憐な旋律が奏される。Bは変ニ長調になる。- Ilusión y desengaño, Romanza dramática 幻想と失望、劇的なロマンス
変ト長調、前奏-A-B-C-C'-A'-B' 形式。32分音符たっぷりの華やかな前奏に引き続き、ゆったりとした4拍子のオクターブの旋律が奏される。Cの部分は変ホ短調で両手オクターブが派手。A' では右手高音部に32分音符のアルペジオのオブリガートが現れるため、旋律は右手~左手を引き継いで弾くいわゆる「タールベルクの3本の手」で、当時にしてはピアノの書法としても凝っている。- Jarabe nacional ハラベ・ナシオナル
ニ長調。ハラベ・タパティオ(メキシコ中西部にあるハリスコ州の民族舞踊)を元に編曲された作品で、冒頭の高音のきらびやかな旋律、その後に現れるゆったりとした旋律ともに、ハラベ・タパティオの民謡に似ている。この時代に、メキシコ民謡をピアノ曲に取り入れたという価値はあるが、惜しむらくは編曲がお手軽で、曲の長さも1分少々なのが物足りないと思う。- La amabilidad, Polka-mazurka 優しさ、ポルカ゠マズルカ
- La amistad vals que dedica al señor Aniceto Ortega 友情、アニセト・オルテガ氏に捧げるワルツ
- La azucena, Polka 白百合、ポルカ
変イ長調、A-B-C-D-A-B形式。軽快で、かつ上品な雰囲気のポルカ。CとDは変ニ長調になる。- Lamentos del corazón, Elegía 心の嘆き、エレジー
ヘ長調、前奏-A-B-A'-B'形式。へ短調の沈みこむような重々しい前奏に引き続いて、ヘ長調ながら憂いを帯びた旋律が奏される。Bの伴奏は32分音符がずっと続き、ちょっとベートーベンのピアノ曲を思わせる。- La pluma eléctrica, Danza 電気ペン、ダンサ
電気ペンとはエジソンが発明したもので、ペンの先端の針が電流によって細かく上下に振動してロウ紙に穴を開ける、言わば謄写版の元のようなもの。変イ長調、A-B-A形式。Aの旋律は前打音付きで、電気ペンの動きを描いているのかもしれない。Bは変ニ長調になりのどかな旋律が現れる。- Las dos amigas, 2 contradanzas 2人の女友達、2つのコントラダンサ
- La seductora 誘惑的な女性
- La linda 可愛い女性
- La sensitivé, Polka-mazurka 御辞儀草、ポルカ゠マズルカ
- La sonorense, Polka-mazurca ソノレンス、ポルカ゠マズルカ
- Las tres gracias, Polka-mazurka 3つの感謝、ポルカ゠マズルカ
- Laura, Valse ラウラ、ワルツ
ラウラとは女性の名前で、この曲はレオンの女生徒のLaura Formentoに献呈された。変ホ短調、前奏-A-A-B-C-D-E-F-G-H-A-B-A' 形式。舞踏会の参加者にワルツの始まりを合図するような前奏に引き続き、流れるようなワルツが現れ、次々と新たなテーマが転調しながら現れる。- Los jóvenes alegres, Polka 陽気な若者たち、ポルカ
変イ長調、前奏-A-B-C-A-コーダの形式。題名通りの楽しそうなポルカ。Cの部分の変ニ長調は3段楽譜で書かれていて、上から高音トリルのオブリガート、三度重音の旋律、伴奏とちょっと技巧的。- ¿Mande V.? 何なりと言って
- Marcha patriótica 愛国的行進曲
ニ長調、前奏-A-B-C-D-C'-A-コーダ形式。前奏は太鼓とラッパを模した音で始まる。AとBは付点音符混じりの旋律が勇ましい。CとDはト長調になり、朗々とした旋律が奏される。コーダは長く、走り出すような8分音符の伴奏にのってオクターブの旋律が奏されて華やかに終わる。- Mazurka マズルカ
- Mirando al cielo, Capricho melódico 天に向かって、旋律的な奇想曲
変ト長調、前奏-A-B-C-A-B-コーダの形式。前奏は天に登っていくような優しいアルペジオが奏される。Aの旋律はこの曲は歌曲かと見紛うほどの抒情あふれ印象的。Cは変ホ短調。- No tiene nombre, Danza 名前が出ない、ダンサ
ニ長調、A-B-A'形式。甘く優しい雰囲気の曲。Bはヘ長調になり、右手→左手と受け継がれるアルペジオの伴奏が優雅な雰囲気。- Pensamiento poético 詩的な考え
変ホ長調、前奏-A-B-A-コーダの形式。Aの部分は可憐な旋律。Bは3連16分音符の伴奏にのって旋律が高音部・低音部と掛け合うように奏される。- Polka mazurka ポルカ・マズルカ
- ¿Por qué tan triste?, Nocturno 何故そんなに悲しいの?、夜想曲
ホ長調、前奏-A-B-C-A'-コーダの形式。ひたすら甘い旋律の、オペラのアリアの一節を思わせる曲。それにしてもレオンの作品の題名って、あまり曲の内容と関係ないみたい。- Sara, Mazurka サーラ、マズルカ
- Siempre alegre. Polka いつも楽しい、ポルカ
- Sofia, Polka-mazurka ソフィア、ポルカ゠マズルカ
ソフィアとは女性の名前で、この曲はレオンの女生徒のSofia Buch de Gamesに献呈された。変ホ長調、A-B-A-C-D-C'-A'形式。パダジェフスカの「乙女の祈り」を思わせる、右手アルペジオの旋律が華やかな曲。Bは変イ長調、Cははロ長調、Dは嬰ヘ長調になる。- Una flor para ti, Nocturno 君のための一輪の花、夜想曲
ホ長調、A-B-A'形式。夜、静かにしっとりと歌い上げるような旋律の曲。Bはイ長調になり、旋律の上で鳴る高音部の32分音符アルペジオが夢見るような美しさ。素敵な曲名も相俟って、この曲で19世紀メキシコ女性はメロメロになったのかな?。- Una ilusión, Schottisch ある幻想、ショッティッシュ
変ホ長調、前奏-A-B-C-D-C-A-B-コーダの形式。3連16分音符混じりの旋律が優雅な曲。Cは変イ長調、Dはヘ短調になる。- Vals ワルツ
Tomás Leónのピアノ曲楽譜
Consejo nacional para la cultura y las artes / INBA / CENIDIM
- Tomás León Obras para piano
- Elegía. A la memoria de José Ignacio Durán
- Lamentos del corazón. Elegía
- Pensamiento poético
- Gotas de rocío. Reverie
- Una flor para ti. Nocturno
- ¿Por qué tan triste? Nocturno
- Guarda esta flor. Nocturno
- Dolor profundo
- Mirando al cielo. Capricho melódico
- Estudio brillante
- Ilusión y desengaño. Romanza dramática
- Cuatro danzas habaneras
- Las dos amigas. Contradanzas: La seductora. La linda.
- Dos habaneras: ¡Vaya una pregunta! ¿Quién sabe?
- Jarabe nacional
- Flores de mayo. Vals
- Laura. Vals
- Angélica. Mazurka
- Diamela. Mazurka
- Sara. Mazurka
- Los jóvenes alegres. Polka
- Siempre alegre. Polka
- Sofia. Polka-mazurka
- Flor de primavera. Polka -mazurka
- Catalina. Polka-mazurka
- La sonorense. Polka-mazurka
- Azálea. Polka-mazurka
- La sensitivé. Polka-mazurka
- El azahar. Schottisch
トマス・レオンが生きていた当時の百数十年前の楽譜を集め、ファクシミリで出版されたアルバムで貴重。
Ediciones Mexicanas de Música
- Valses mexicanos del siglo XIX
- Laura. Vals
Universidad Nacional Autónoma de México
- La música de México, III. Antología, 2. Periodo de la independencia a la revolución
- ¿Por qué tan triste? Nocturno
Publicaciones de la secretaria de educacion publica. México
- El folklore y la música mexicana: Investigación acerca de la cultura musical en México (1525-1925)
- La azucena. Polka
- El folklore musical de las ciudades
- Vals
- Mazurka
- Mazurka
Mel Bay Publications Inc.
- Habaneras, Maxixes & Tangos: The syncopated piano music of Latin America
- La Reina de las Flores
- La Luz Electrica
- Yo Se Lo Dire a Usted
- Que Le Importa a Usted?
- Vaya Una Pregunta…
- Quien Sabe
斜字は絶版と思われる楽譜
Tomás Leónのピアノ曲CD
星の数は、は是非お薦めのCD、は興味を持たれた人にはお薦めのCD、はどうしてもという人にお薦めのCDです。
Una flor para ti, Música de Tomás León
Quindecim Recordings, QP053
- Cuatro danzas habaneras
- Guarda esta flor (Nocturno)
- Laura (Vals)
- Dolor profundo
- Ilusión y desengaño (Romanza dramática)
- Mirando al cielo (Capricho)
- Angélica (Mazurca)
- Una flor para ti (Nocturno)
- Lamentos del corazón (Elegía)
- Jarabe nacional
- El azahar (Schottisch)
- Pensamiento poético
- ¿Por qué tan triste?
- Elegía, a la memoria de José Ignacio Durán
- Los jóvenes alegres (Polka)
María Teresa Frenk (pf)
まるまる一枚トマス・レオンという珍しいCD。
Antología Pianística Mexicana
Clásicos Mexicanos, SDX27092
- Seis sonatas (Anónimo)
- Minueto con variaciones (José Manuel Aldana)
- Andante con variaciones (Manuel Antonio del Corral)
- Últimas variaciones (Mariano Elízaga)
- Vals - Jarabe (Aniceto Ortega)
- Elegía Op. 7, n. 7 (Aniceto Ortega)
- Polka "La Azucena" (Tomás León)
- Capricho melódico "Mirando al cielo" (Tomás León)
- Galopa "México" (Angela Peralta)
- Ocho improvisaciones, Op. 29 (Ricardo Castro)
- Impromptu - polca, op. 28, no. 2 (Ricardo Castro)
- Impromptu, Op.41 (Ricardo Castro)
Nadia Stankovitch (pf)
1997年の録音。
ECOS DE MÉXICO - Música para piano del siglo XIX
Clásicos Mexicanos, SDX 27106
- Segunda Rêverie, Op. 28 (Guadalupe Olmedo)
- Villa de Guadalupe, Galop de Ferro Carril (Luis Hahn)
- Canto de la huilota (Aniceto Ortega)
- El Guarany (Melesio Morales)
- Sofía (Tomás León)
- Ecos de México (Julio Ituarte)
- Airam (Ernesto Elorduy)
- Tardes de otoño (Ernesto Elorduy)
- Tercera mazurca, Op. 27 (Felipe Villanueva)
- Berceuse, Op. 26/2 (Ricardo Castro)
- Valse Caprice (Sobre la Olas) (José Rolón / Juventido Rosas)
Silvia Navarrete (pf)
1997年の録音。
Aires Mexicanos música para piano del siglo XIX
Sanborn Hermanos
- Aires Nacionales Mexicanos (Ricardo Castro)
- Manuelita (Melesio Morales)
- Marcha Zaragoza (Aniceto Ortega)
- Vals brillante (Aniceto Ortega)
- Mírame mis ojos (Melesio Morales)
- Ildegonda (Guadalupe Olmedo)
- Berceuse de l'enfant Jésus (Gustavo E. Campa)
- Flores de Mayo (Tomás León)
- Ella (Ernesto Elorduy)
- Corazón (Ernesto Elorduy)
- Rompe-pianos (Julio Ituarte)
Silvia Navarrete (pf)
2004年の録音。