Eduardo Hernández Moncadaのページ

Eduardo Hernández Moncadaについて

 Eduardo Hernández Moncada(エドゥアルド・エルナンデス・モンカーダ)は1899年9月24日、ベラクルス州ハラパに生まれた。父親はクラリネット奏者で、両親からピアノを習ったが一家は貧しく、モンカーダは12歳の時に小学校を卒業しても中学に入学するお金が無いため、1年間、印刷屋や電気工として働いた。その後1年遅れで中学校に入学したが、間もなく彼が15歳の時にに父は亡くなってしまったとのこと。一時はコーヒー農場で働いたりもしたが、その後ハラパにある映画館でのピアノ弾きの職を得た(当時はまだ無声映画だった)。映画館で知り合った、地元のある音楽好きの医師がモンカーダの音楽の才能に感心し、彼に経済的援助を与え、お陰でモンカーダは1918年に首都メキシコシティに出た。

 モンカーダはメキシコシティで映画館やカフェのピアノ弾きをしながら、Conservatorio Libre de Músicaに通いピアノや作曲を学んだ。音楽院では多くの友人を作り、その中のソプラノ歌手のTeresa de Andaと1925年に結婚した。

 1923年からモンカーダはCinema Olimpiaという映画館のバンドの指揮者をしていた(当時はまだ無声映画の時代であった)。1926年に映画館は新しい立派な電気オルガンを購入したが、それを弾くはずであったオルガン奏者が病死してしまったため、映画館は新たなオルガン奏者としてカルロス・チャベスを雇った。モンカーダはこうしてチャベスと知り合うことになる。1929年にはチャベスが前年に創立したメキシコ交響楽団のピアノ奏者・打楽器奏者に招かれ、更にモンカーダはこの交響楽団の演奏会用にバッハからムゾルグスキー、サティー、ミヨー、ビジャヌエバなど多くの曲のオーケストレーションを作り、1939年には副指揮者に任命された。また1929年から1957年まで国立音楽院で教鞭をとり、モンカージョなどの弟子を育てた。

 1940年にはアメリカを訪れ、ニューヨーク現代美術館で催された「20世紀メキシコの芸術」展覧会に合わせて行われた、一連のメキシコ音楽のコンサートの指揮を行った。

 1944年には国立オペラ合唱団の指揮者に、1948年には国立音楽院交響楽団の指揮者に就任。指揮や教育で活躍しつつ作曲を続けた。1955年には国立音楽院から教育功労勲章を授与された。

 1995年12月31日に、96歳にて亡くなった。

 モンカーダの作品では、交響曲第1番(1942)、オペラ"Elena" (1948)が代表作。その他にも合唱曲、歌曲("Canciones al estilo de mi tierra"など)、バレー曲などがある。また無声映画時代の映画館でのピアノ弾きをしていた頃から映画に関わっていた彼らしく、7本の映画音楽を作曲。メキシコ映画アカデミーより賞を得ている。

 

Eduardo Hernández Moncadaのピアノ曲リストとその解説

1926

1934

1962

1969

1972

1973

1974

 

Eduardo Hernández Moncadaのピアノ曲楽譜

Ediciones mexicanas de música

  • Cinco piezas bailables, Op. 5
  • Costeña
  • Sonatina
  • Tres estampas marítimas

 

 

Eduardo Hernández Moncadaのピアノ曲CD

星の数は、は是非お薦めのCD、は興味を持たれた人にはお薦めのCD、はどうしてもという人にお薦めのCDです。

IMÁGENES MEXICANAS PARA PIANO
Quindecim Recordings, QP054

  • Tres danzas indígenas jaliscienses (José Rolón)
  • Variaciones sobre una cancíon francesa (Joaquín Gutiérrez Heras)
  • Carteles (Miguel Bernal Jiménez)
  • Salmodia I (Alicia Urreta)
  • Patios serenos (Gabriela Ortiz)
  • Cuatro danzas mexicanas (Manuel M. Ponce)
  • Simurg (Mario Lavista)
  • Costeña (Eduardo Hernández Moncada)
  • Muros verdes (José Pablo Moncayo)

Alberto Cruzprieto (pf)

 1994年の録音。Tres danzas indigenas jalisciensesは3,2,1曲の順に収録されているのでお間違いないように。Costeñaは溌溂とした、まずまずいい演奏。

 

MEXICO: 100 years of Piano Music
North/South Recordings, N/S R 1010

Max Lifchitz (pf)

  1995年の録音。このCDのCosteñaの演奏は、ちょっとトロい演奏‥‥

 

El Siglo XX en México, Antología Pianística (1900-1950)
Quindecim Recordings, QP013

  • "Bosquejos", Tres danzas para piano (José Rolón)
  • Romanza de Amor (Manuel M. Ponce)
  • Duerme (Manuel M. Ponce)
  • Dos estudios dedicados a Rubinstein (Manuel M. Ponce)
  • Preludios I, III, V, VI (Carlos Chávez)
  • Bagatelas I, II, III, IV, IX, VIII (Rodolfo Halffter)
  • Adagio (Silvestre Revueltas)
  • Canción (Silvestre Revueltas)
  • Allegro (Silvestre Revueltas)
  • Momento musical (Alfonso de Elías)
  • Preludios III, II (Blas Galindo)
  • Tres piezas para piano (José Pablo Moncayo)
  • Cuatro danzas mexicanas (Armando Montiel Olvera)
  • Estampas marítimas (Eduardo Hernández Moncada)

María Teresa Frenk (pf)

 1997年の録音。

 

Sonidos de Nueva España
Sturm und Drang

Fred Sturm (pf)

 2007、2008年の録音。

 

México entre dos siglos
Urtext, JBCC 243

Edison Quintana (pf)

 2011年の録音。

 

Romanza sin palabras

  • Serenata de amor (Alfredo Carrasco)
  • Scherzo para cuatro manos (Alfredo Carrasco)*
  • Romanza sin palabras (Alfredo Carrasco)
  • Scherzino maya (Manuel M. Ponce)
  • Scherzino mexicano (Manuel M. Ponce)
  • Estampas marítimas (Eduardo Hernández Moncada)
  • Preludio para piano o arpa (Mario Ruiz Armengol)
  • Guateque. Tempo de danzón (Manuel M. Ponce)
  • Sonata 2 (Domingo Lobato)

Rosa María Valdez (pf), Bernardo Ortiz Ramirez (pf)*

 2011年のリリース。

 

Eduardo Hernández Moncadaに関する参考文献