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Pedro Morales Pinoについて
Pedro Pascacio de Jesús Morales Pino(ペドロ・ペスカシオ・デ・ヘスス・モラレス・ピノ)は1863年2月22日、バジェ・デル・カウカ県北部のカルタゴ市に生まれた。彼の一家は貧しかったとのことだが、モラレス・ピノは子どもの頃よりバンドーラ(マンドリンに似た丸いが平らな楽器)やティプレ(小型の12弦ギター)を習った。15歳の時、母に連れられイバゲに移り、同年には首都ボゴタに移り住んだ。彼は音楽だけでなくデッサン画が得意で、18歳の時にはボゴタの展覧会に自作のデッサンを出品している。
1882年にはボゴタの国立音楽アカデミーに入学し、和声などを勉強した。1884年にはモラレス・ピノのバンドーラとVicente Pizarroのギターでデュオを組み、コンサートを開いている。この時の演奏曲目にはモラレス・ピノの自作が含まれている。1886年にはRafael Riañoのティプレが加わり、トリオで演奏活動を行った。
1890年代になり、モラレス・ピノの作るダンサ、パシージョ、ワルツなどは徐々に人気を博すようになった。パシージョ Pasillo とは19世紀初め頃に生まれたコロンビアやエクアドルの代表的な民族音楽の一つである。語源は「小さなステップ」という意味で、元々は民族舞踊とその音楽であったが、モラレス・ピノは多数のパシージョを作曲することでサロン音楽としても発展させており、彼はコロンビアでは「パシージョ王 El rey de los pasillos」と呼ばれる程に有名になった。20世紀になると器楽曲であったパシージョに歌詞が付けられて歌われるようになり、一方踊られることは減り、現在はコロンビアやエクアドルに加えて、パナマ、コスタリカなどの中米でも民謡として歌われている。1898年、モラレス・ピノはバンドーラ、ギター、ティプレ、チェロなどから成る楽団を結成。楽団名は、彼の使っているバンドーラのメーカーの商標名「リラ・コロンビアーナ (Lira colombiana)」とした。演奏旅行をしつつ米国での公演を目指す壮大な計画を立て、「リラ・コロンビアーナ」は団長のモラレス・ピノを含むメンバー6人で、1898年12月にボゴタを出発。パナマ、コスタリカ、ニカラグア、エルサルバドル、グアテマラと演奏活動をしつつ北上。グアテマラには約一年滞在し、時のグアテマラ大統領エストラーダ・カブレラにも気に入られたとのこと。メンバーの一人がグアテマラで死去したが、残る5人は1901年ついに米国に到達。ニューオーリンズ、ボルチモア、フィラデルフィア、シカゴ、バッファロー、ニューヨークと、正に旅芸人の一座として米国各地を巡業し、オペラの編曲物からモラレス・ピノ自作のパシージョまで何でも演奏したとのこと。1901年9月にバッファローで開催されたパン=アメリカン博覧会のオープニングでも演奏を行い、好評を得た。米国での「リラ・コロンビアーナ」は決してお高く止まった演奏家ではなく、ニューヨーク在住中の彼等の宣伝ポスターには「Special Programmes will be arranged, as desired, for Weddings, Receptions, Dinners, Afternoon Teas, Musicales, Club Affairs, and all Public and Private Functions.(結婚式、歓迎会、晩餐会、午後のお茶会、音楽会、クラブの行事、その他いかなる公的私的会合向けにも、演奏を御希望のスペシャル・プログラムで御用立て致します。)」とあり、何でも屋の楽団といった感じで仕事を引き受けていたことが窺われる。
1903年、「リラ・コロンビアーナ」を解散したモラレス・ピノはグアテマラに再び暫く滞在。1907年にはグアテマラの女性ピアニストのFrancisca Paquita Llerenaと結婚した。1912年(または1911年)に、妻と3人の子どもを連れてやっとコロンビアに帰国。11人の演奏者から成る新たな「リラ・コロンビアーナ」を結成、楽団のスローガンは「Lira Colombiana toca bien o no toca(リラ・コロンビアーナは上手に演奏するか、さもなくば演奏しない!)」とある。この時期Luis A. Calvoも「リラ・コロンビアーナ」に加わっていたとのこと。しかし1916年10月にモラレス・ピノの妻Paquita Llerenaが死去。これにより彼はまた楽団を辞めて、妻との想い出の残るグアテマラへ4人の子供達を連れて移り住んだが、1917年と1918年のグアテマラ大地震で被災し、再びコロンビアへ戻った。
1922年、モラレス・ピノは再び第三次?「リラ・コロンビアーナ」を結成。今度のメンバーには二人の男性歌手も加わった。「リラ・コロンビアーナ」の一座はコロンビア南部へと巡業を行い、更にはエクアドル、ペルーと南下して公演を行った。しかし1923に帰国してからモラレス・ピノの健康状態は悪化。彼は肝硬変を患っていたらしく、1926年3月4日、ボゴタにて亡くなった。
モラレス・ピノの作品は管弦楽曲では、"Fantasía sobre dos temas nacionales colombianos(2つのコロンビア民謡の主題による管弦楽のための幻想曲)"、組曲 "Patria"、間奏曲 "Brisas de los Andes" がある。また十数曲の歌曲が知られている。それ以外の百数十曲の作品の殆どは出版譜・自筆譜ともにピアノ譜だ。しかし、モラレス・ピノ自身はバンドーラやティプレといった撥弦楽器の奏者であって、彼がピアノを弾いていたという記録はない。おそらく、モラレス・ピノの頭の中では自分の作品は「リラ・コロンビアーナ」のようなバンドーラ、ギター、ティプレなどによる合奏が鳴っていたのだろうが、そういった合奏をちゃんとした総譜で書く習慣もなく、旋律・リズム・和声を要領良く楽譜に記すとなるとやはりピアノ譜でーということになったのであろう。また更に出版となると、楽譜を買ってくれる客層はピアノが自宅にある良家の子女を想定ーという出版社の事情もあったかも知れない。ということで、モラレス・ピノをピアノ曲作曲家と看做していいかは微妙な所ではあるのだが、それはさておいても彼の作品ー特にコロンビアの民族舞踊・音楽であるパシージョやバンブーコをこれだけ楽しい音楽に多数仕立て上げた、メロディーメーカーとしてのモラレス・ピノの歌心は感心させられます。
Pedro Morales Pinoのピアノ曲リストとその解説
モラレス・ピノの楽譜は、彼の生前は音楽出版社 "Humberto Conti"、"Guillermo Navia"、新聞 "Mundo al día"、雑誌 "Revista Ilustrada" などから数多く出版され、更にモラレス・ピノ自身による自筆譜や他人の手による浄書譜が多く残されている。それでも多作家である彼の作品の全貌は明らかでない。
Pasillo、Vals(またはValses)はそれぞれ20曲前後存在していて、手稿譜には一応番号が記されているが、番号は後で加えられたような筆跡で、モラレス・ピノ自身が番号付けをしたのか、他人の手によるものかは不明である。1880-1899
- Ana Elisa, Valses アナ・エリサ、ワルツ
アナ・エリサという女性に献呈された。モラレス・ピノは普通のワルツを多数作曲したのに加えて、"Valses" と題された、序奏〜3つか4つのワルツを切れ目なく続け〜コーダ、という形式の作品を二十数曲作っている。Ana Elisaはそうした "Valses" の一つ、ハ長調。序奏は両手オクターブが力強く奏される〜ワルツ第1曲は中音部のオクターブ旋律が落ち着いた雰囲気〜ワルツ第2曲は軽やかに踊るような部分と優雅に踊るような部分からなる〜ワルツ第3曲はヘ長調になって、前打音が愛嬌ある部分と息の長い旋律の部分からなる〜コーダは今までのワルツ3曲が一部分づつ奏されて終わる。- Andina, Danza アンデス、ダンサ
ハ長調、A-A'-B-B-A'-C-C-A-A'-B-B-A'-C形式。優雅なハバネラのリズムにのって中声部に旋律がゆったりと流れる。途中で一時イ短調になったりと、一抹の寂しさを湛えている。Bはイ短調。Cはヘ長調で天国に上るような雰囲気。- Aterrizando, One-step 着陸、ワンステップ
変ロ長調、A-B-A-C-C'-A-B-A-C-C'形式。ワンステップらしい陽気で浮き浮きするような曲(下記の楽譜)。CとC'は変イ長調で、両手ともオクターブになり、モラレス・ピノのピアノ曲の中でも最も華やかだ。
Aterrizando、1〜18小節- Bagatela, Polka バガテル、ポルカ
- Beso la mano, Polka 手に口付けを、ポルカ
- Cautiva, Danza 虜になって、ダンサ
変ホ長調、A-B-C-A-B形式。ゆったりとした旋律が綿々と奏される。Bの何とも切ない旋律が美しい。Cは変イ長調になる。- Chispazo, Pasillo (aire colombiano) 火花、パシージョ(コロンビア民謡)
ハ長調、A-B-A-C-A-B-A形式。くるくる回りながら踊るような旋律と、軽快なパシージョのリズムが心地よい曲(下記の楽譜)。Bは変イ長調、Cはへ長調になる。
Chispazo、1〜11小節- Claroscuro, Valses キアロスクーロ(明暗法)、ワルツ
- Colombina, Danza (=Danza Nº 4) コロンビーナ、ダンサ(=ダンサ第4番)
ト長調、A-B-C-A形式。のどかな雰囲気の旋律が奏される。Cはハ長調になる。- Confidencias, Pasillo 打ち明け話、パシージョ
1898年、雑誌 "Revista Ilustrada" にこの曲の楽譜が掲載された。イ長調、A-B-C-A-B形式。題名通りの、親密な会話が聞こえてくるようなしっとりとした曲。Cはニ長調になる。- Cuba guerrera, Marcha-danza, Op. 27 キューバ戦争、行進曲 - ダンサ、作品27
- El calavera (=Los tres tragos), Pasillo (=Pasillo Nº 14) 道楽者(=3杯の酒)、パシージョ(=パシージョ第14番)
ハ長調、A-B-C-D形式。曲名通りの弾むような旋律の陽気な曲。CはAと和音進行が全く同じ。- El chato, Pasillo 可愛い子、パシージョ
イ短調、A-A-B-B'-C-C-A-A-B-B'-C形式。パシージョらしい、踊りたくなるようなテンポにのった曲。Cは一部へ長調になる。- El chucho, Pasillo 野良犬、パシージョ
- El rayo X, Pasillo X線、パシージョ
変ホ長調、A-B-C-A-B(-C)形式。陽気な雰囲気で、Bは下降したり上昇したりする8分音符旋律が楽しい。Cは変ホ長調になる。- El sofocón, Pasillo 不快感、パシージョ
- En buena hora, Pasillo (=Pasillo Nº 11) 運良く、パシージョ(=パシージョ第11番)
- Encantado de verte, Danza tango 君に会えて嬉しい、ダンサ - タンゴ
ト長調、A-B-C-A-B(-C)形式。のどかな雰囲気の旋律が奏される。Cはハ長調になる。- Esquiva, Danza 恥ずかしがり、ダンサ
- Fugitiva, Gavota すぐに消える、ガボット
- Fusagasugueño, Bambuco フサガスガの人、バンブーコ
フサガスガは首都ボゴタ近郊の町。モラレス・ピノは1889年に一時フサガスガに住んでいたので、その時に作曲したのかも知れない。ハ短調、A-B-C-A-B-C形式。素朴な旋律ながら賑やかな響きで、フサガスガの街角で人々が行き交う光景が(私は行ったことはないけど)目に浮かぶよう。特にCの部分は変ホ長調になり、前打音混じりの旋律が何とも賑やかな雰囲気(下記の楽譜)。余談だが、コロンビアに移民していた日本人の一部は第二次世界大戦中に敵国人として、フサガスガにあった収容所に軟禁されていたとのこと。
Fusagasugueño、36~41小節、Editorial Musical H. Contiより引用- Genta, Danza, Op. 17
- Hersilia, Pasillo エルシリア、パシージョ
- Horas del campo, Valses 田舎の時間、ワルツ
- Isabel, Pasillo イサベル、パシージョ
ハ長調、A-B-C-A-B形式。陽気な旋律が奏され、Bでは旋律はオクターブになって賑やか。Cは変イ長調になる。- Joyeles, Tanda de pasillos, Op. 22 小さな宝石、一続きのパシージョ集、作品22
ハ長調。序奏に引き続き、陽気なパシージョが4曲続けて奏され、コーダでは以上4曲のパシージョの一部分が再現される。- La catalana, Polka (=Polka Nº 1) カタルーニャの女(=ポルカ第1番)
ヘ長調、A-B-C-C-D-A-B。付点リズムの旋律が軽快な陽気なポルカ。CとDは変ロ長調になる。- La coronación, Marcha 戴冠式、行進曲
- La madrileña, Danza マドリードの女、ダンサ
変ホ長調、A-B-C形式。ハバネラのリズムの伴奏にのって、3連符混じりの優雅な旋律が奏される。Cは変イ長調になる。- La negra, Polka 黒人の女、ポルカ
- Latigazo, Pasillo 鞭打ち、パシージョ
ハ長調、A-B-A-C-A-?形式。Aは高らかに歌い上げるような旋律。Cはヘ長調になる。- Leonilde, Pasillo lento レオニルデ、ゆっくりとしたパシージョ
変ホ長調、A-A'-B-A'-C形式。Aは優美な旋律がゆったりと奏され、A'ではその旋律がオクターブ和音の8分音符連打で変奏され、ティプレの響きを思わせる。BとCは、Aとは対称的に踊りだすような軽快なテンポとなる。Cは変イ長調になる。- Lola, Valses ローラ、ワルツ
- Los gnomos, Valses 小びとたち、ワルツ
- Los lunares, Valses 水玉模様、ワルツ
- Lucía, Polka ルシア、ポルカ
- Margaritas (=Pétalos), Vals マーガレット(=花びら)、ワルツ
- Margot, Polka マルゴ、ポルカ
- María Luisa, Danza (=Danza Nº 1) (1893) マリア・ルイサ、ダンサ(=ダンサ第1番)
ニ長調、A-B-A-C-A形式。Aはのどかな旋律が三度重音で奏される。Cはト長調になる。- Marietta, Gavota マリエッタ、ガボット
- Mi capricho, Polka 私の気まぐれ、ポルカ
- Negra, Danza
- Nunca mía serás, Bambuco
Mundo al día誌(1931年3月21日号)に出版。ニ短調、前奏-A-B-A-B形式。素朴な民謡を思わせる物悲しい曲。- Onda fugaz, Danza つかの間の波、ダンサ
- Otoño, Mazurka 秋、ダンサ
- Paso de vencedores, Polka 勝者の歩み、ポルカ
- Paulina, Pasillo (=Marcha Nº 1) パウリーナ、パシージョ(=行進曲第1番)
- Penumbra, Danza-intermezzo 薄明かり、ダンサー間奏曲
ト長調、A-B-C-A-B形式。月夜に語らうカップルを描写しているような?甘い雰囲気の曲。Cはハ長調になる。- Pepe, Pasillo ペペ、パシージョ
- Polka militar, Polka 軍隊ポルカ、ポルカ
- Ráfaga, One-step 疾風、ワンステップ
- Rayo de luna, Pasillo lento 月の光、ゆっくりとしたパシージョ
- Recuérdame, Pasillo 忘れさせないで、パシージョ
変ロ長調、A-B-C-A-B形式。テンポにのった曲だが、ちょっと甘えるような旋律がいい。- Reflejos, Pasillo 反射光、パシージョ
ト長調、A-B-C-A-B-C形式。六度の旋律が暖かい雰囲気の曲。- Rumor, Pasillo 噂、パシージョ
- Sara, Danza サラ、ダンサ
- Serenata andina アンデスのセレナーデ
- Soldados, Marcha 兵士達、行進曲
- Tequendama, Valses テケンダマ、ワルツ
- ¡Tierra mía!, Bambuco 私の故郷!、バンブーコ
- Tres coronas, Marcha 3つの冠、行進曲
- Trigueña (Trigueñita), Bambuco 小麦色の女、バンブーコ
- Tropical, Valses 熱帯、ワルツ
- Vida bogotana, Valses (1899) ボゴタの生活、ワルツ
- Voces de la selva, Valses 密林の声、ワルツ
ト短調、序奏に続いて4つのワルツが続けて奏される。ワルツ第1曲はト短調で哀愁ある旋律。ワルツ第2曲は変ホ長調でゆったりとした旋律。ワルツ第3曲は変ロ長調で愛嬌ある3連符の旋律が奏される。ワルツ第4曲は変ホ長調で華やかな旋律。最後は長いコーダで、今までの4つのワルツの旋律が少しずつ回想される。- 11 de noviembre de 1887 (Homenaje a Cartagena), Valses 1887年11月11日(カルタヘナに捧げる)、ワルツ
1899-1912
- Adiós!, Pasillo lento さよなら、ゆっくりとしたパシージョ
- Alicia, Vals アリシア、ワルツ
- Ausencia, Pasillo 不在、パシージョ
グアテマラ滞在中の1906年作曲。ロ短調、A-B-C-A-B-C形式。小気味良いテンポの曲で、特にBの部分は両手交互打ちのリズムが跳ねるよう。Cはニ長調で伸びやかな旋律は歌うよう。- Boston, Vals ボストン、ワルツ
- Claveles rojos, Pasillo (1900) 赤いカーネーション、パシージョ
変ロ長調、A-B-A-C-A形式。上下に舞うような旋律が可憐な曲。- En la brecha, Pasillo 裂け目の中に、パシージョ
- Impresiones de Guatemala, Vals グアテマラの印象、ワルツ
- Josefina, Valses ホセフィーナ、ワルツ
- Lejos de la patria, Pasillo lento 祖国を遠く離れて、ゆっくりとしたパシージョ
変ホ長調、A-B-A'-C-A形式。モラレス・ピノがコロンビアを離れていた時期の作品であろう。Aは楽譜に "con sentimiento(感情を込めて)" と記され、郷愁たっぷりの旋律がゆったりと奏される。Bは "con moto" と記され、パシージョらしい右手のリズムが快活。Cは変イ長調になる。- María Teresa, Vals マリア・テレサ、ワルツ
- Mar y cielo, Valses 海と空、ワルツ
イ短調、前奏-A-B-A-C(ハ長調)-D(ハ短調)-E(ト長調)-A-B-F(イ長調)-コーダの形式。物語のように次々と新たなワルツが現れる。- Mensajero, Schottisch (1910) メッセンジャー、ショッティッシュ
- Minerva, Valses (1903) ミネルバ、ワルツ
- Nostalgia, Vals 郷愁、ワルツ
- Recordando, Pasillo 思い出して、パシージョ
- Saltarín, Pasillo 活発な人、パシージョ
イ短調、A-B-C-D-A形式。Aは跳ねるような旋律。Bはハ長調、Cは変イ長調、Dはヘ長調になる。- Tartarín, Pasillo タルタリン、パシージョ
ト長調、A-B-C-A-B-A'の形式。Aは和音連打の旋律が奏される。Bはオクターブの旋律が伸びやか。Cはハ長調になる。- Vuelta a la vida, Vals
1912-1923
- Aura, Danza 霊気、ダンサ
- Cimarrón, Pasillo 粗野な、パシージョ
- Cuatro preguntas, Bambuco (1916) 4つの質問、バンブーコ
モラレス・ピノの代表作の一つ。Eduardo Lópezの作詞による歌曲で、トリオ・ロス・パンチョスや、往年のタンゴ歌手カルロス・ガルデルもこの曲をレパートリーにしていた。楽譜には「歌とピアノ」または「ピアノソロ」と記されている。ホ短調、A-A-B-B-A-B形式。物悲しい素朴な旋律が歌われる曲。モラレス・ピノの作るバンブーコは、旋律のシンコペーションのため聴いていると拍の頭がどこだか分らない感じの不思議なリズムなのが面白い。
Cuatro preguntas、1〜16小節- Divagación, Danza 脱線、ダンサ
- Iris, Pasillo 虹、パシージョ
変ホ長調、A-B-A-C-D形式。Aは流れるような旋律が奏され、一方Bは右手旋律、左手伴奏共に跳ねるように賑やか。CとDは変イ長調になり、また賑やか。- Lejanía, Pasillo 遠く、パシージョ
ホ短調、A-A'-B-A"-C-C'-B-A"形式。物悲しい旋律がしみじみと奏される。Cはハ長調になる。- Lejos de ti, Bambuco あなたの遠くで、バンブーコ
ピアノ独奏譜と、表紙に歌詞が記された版の両方が存在する。ニ長調。リズムは活気がある曲だが、旋律はニ長調とロ短調と行ったり来たりしていて陰りを感じさせる。- Lira colombiana, Danza リラ・コロンビアーナ、ダンサ
ニ長調、 A-B-C-A-B形式。「リラ・コロンビアーナ」は、モラレス・ピノの使っているバンドーラのメーカーの商標名であり、また彼の楽団名でもあった。ゆったりとした、気品のあるダンサが奏される。Cはト長調になる。- Pierrot, Pasillo ピエロ、パシージョ
ハ長調、A-B-A-C-C'-A形式。1915年作曲。ピエロの滑稽ながら優雅な仕草を描写するような曲。Cはヘ長調になる。- Una vez..., Pasillo ある時…、パシージョ
ト長調、A-B-A-C形式。モラレス・ピノと同じく1863年生まれの作曲家Gonzalo Vidalに献呈された。楽譜に"Lento"と記されている通りの、ゆったりとしたパシージョで趣深い旋律がしっとりと奏される。Cはハ長調になる。- Volutas, Pasillo 渦巻き装飾、パシージョ
ト長調、A-B-C-D-A-B-C-D形式。Aは8分音符の旋律が軽やか、Bはオクターブの旋律が派手、CとDはハ長調になる。1923-1926
- Blanca, Danza (=Danza Nº 7) ブランカ、ダンサ(=ダンサ第7番)
ハ長調、A-B-C-A-B(-C)形式。Aは上品な旋律がゆったりと奏される。Bは伸びやかな旋律が六度重音やオクターブで高らかに歌うように奏される。Cはヘ長調になる。- Íntimo, Pasillo 親密な、パシージョ
モラレス・ピノの作品の中でもこの曲は人気があったらしく、当時は3つの出版社から楽譜が売り出されていた。変ロ長調、A-A-B-A-C-C'-C'形式。心の内を語りかけるような静かな旋律が奏される。Cは変ホ長調になり、郷愁を誘うようなオクターブで奏される旋律がまた美しい。- Lucy, Tango ルーシー、タンゴ
作曲年代不詳
- Ana Maria, Valses アナ・マリア、ワルツ
- Aquí estoy, Danza ここに居るよ、ダンサ
- A tus pies, Polka (=Polka Nº 3) 君の足元に、ポルカ(=ポルカ第3番)
- Auras del Ruiz, Danza ルイス火山の霊気、ダンサ
- Bohemio, Pasillo ボヘミアン、パシージョ
- Celajes, Pasillo lento 瑞雲、ゆっくりとしたパシージョ
- Colombiana, Marcha コロンビアの女、行進曲
- Colombiano, Pasillo (=Pasillo Nº 19) コロンビアの男、パシージョ(=パシージョ第19番)
- Cosas viejas, Pasillo 昔の事柄、パシージョ
- Crepúsculo, Pasillo 黄昏、パシージョ
- Cristina, Pasillo クリスティーナ、パシージョ
- Danza caprichosa, Danza 気まぐれな踊り、ダンサ
- Danza Nº 3 ダンサ第3番
- Danza Nº 5 ダンサ第5番
- Danza Nº 6 ダンサ第6番
- Danza Nº 8 ダンサ第8番
- El garabato, Pasillo 落書き、パシージョ
- El señor N, Pasillo N氏、パシージョ
- En alas de mariposa, Polka 蝶の羽根に、ポルカ
- Entusiasmo, Polka 熱狂、ポルカ
- Esperando, Bambuco 期待して、バンブーコ
- Flor de tej, Danza
- Fox Trot (1) フォックストロット(第1番)
- Fox Trot (2) フォックストロット(第2番)
- Galop Nº 1 ギャロップ第1番
- Gavota ガボット
- Hada cubana, romanza キューバの妖精
- Hasta el sábado, Pasillo 土曜日まで、パシージョ
- Heredia, Pasillo エレディア、パシージョ
- Inés, Pasillo イネス、パシージョ
- Ingrata, Bambuco 恩知らず、バンブーコ
- Labios rojos, Bambuco 赤い唇、バンブーコ
- Labios rojos, Pasillo 赤い唇、パシージョ
- La noche, Pasillo 夜、パシージョ
- Marcha fúnebre 葬送行進曲
- Marcha Nº 3 行進曲第3番
- March Nº 4 行進曲第4番
- March Nº 5 行進曲第5番
- Mazurka マズルカ
- Mazurka Nº 1 マズルカ第1番
変ホ長調、A-B-A-C-D-A形式。Aは8分音符がキビキビした雰囲気。Bは変ロ長調になり、流れるような旋律になる。CとDは変イ長調になる。- Mazurka Nº 2 マズルカ第2番
- Meditación 瞑想
- Me voy, Pasillo 行くよ、パシージョ
- Mis quejas, Pasillo わたしの不満、パシージョ
- No más, Danza もう結構、ダンサ
- Pasillo Nº 2 パシージョ第2番
- Pasillo Nº 3 パシージョ第3番
- Pasillo Nº 4 パシージョ第4番
- Pasillo Nº 5 パシージョ第5番
- Pasillo Nº 6 パシージョ第6番
- Pasillo Nº 7 パシージョ第7番
- Pasillo Nº 8 パシージョ第8番
- Pasillo Nº 9 パシージョ第9番
- Pasillo Nº 10 パシージョ第10番
- Pasillo Nº 12 パシージョ第12番
- Pasillo Nº 13 パシージョ第13番
- Pasillo Nº 15 パシージョ第15番
- Pasillo Nº 16 (=Pasillo Nº 17) パシージョ第16番(=パシージョ第17番)
- Pasillo Nº 18 パシージョ第18番
- Pasillo Nº 21 パシージョ第21番
- Pasillo lento Nº 22 ゆっくりとしたパシージョ第22番
- Pasillo Nº 23 パシージョ第23番
- Paso-doble Nº 1 パソドブレ第1番
- Paso-doble Nº 2 パソドブレ第2番
- Polka Nº 2 ポルカ第2番
- Polka Nº 4 ポルカ第4番
- Pupilas, Pasillo (=Pasillo lento) 瞳、パシージョ(=ゆっくりとしたパシージョ)
- ¿Qué es imposible?, Danza 何が不可能なの?、ダンサ
- Quién sabe, Pasillo 知っている人、パシージョ
- Rebeca, Polka レベッカ、ポルカ
- Ris-Ras, Pasillo リスラス、パシージョ
- Sin palabras, romanza 無言で、ロマンス
- Suite Patria (El azul de los Andes) 祖国の組曲(アンデスの青さ)
- Preludio 前奏曲
- Idilio, Pasillo 牧歌、パシージョ
- Nupcial 婚礼
- Te espero, Pasillo (=Pasillo Nº 1) 貴方を待つ、パシージョ(=パシージョ第1番)
- Teresa, Valses テレサ、ワルツ
- Terracota, Gavota テラコッタ、ガボット
- Tinacris, Pasillo ティナクリス、パシージョ
- Triste, Pasillo 哀歌、パシージョ
- Tu sonrisa, Danza 君の微笑み、ダンサ
- Una noche, Pasillo ある夜、パシージョ
Mundo al día誌(1930年3月11日号)に出版。ト長調、A-B-A-C-A形式。動きのある旋律が浮き浮きしてくような曲。Cは変ホ長調になり、ロマンチックな旋律が現れる。- Vals brillante 華麗なワルツ
- Vals lento ゆっくりとしたワルツ
- Valses Nº 1 ワルツ第1番
- Valses Nº 2 ワルツ第2番
- Valses Nº 3 ワルツ第3番
- Valses Nº 4 ワルツ第4番
- Valses Nº 5 ワルツ第5番
- Valses Nº 7 ワルツ第7番
- Valses Nº 8 ワルツ第8番
- Valses Nº 9 ワルツ第9番
- Valses Nº 10 (=Valses Nº 11) ワルツ第10番(=ワルツ第11番)
- Vals Nº 12 ワルツ第12番
- Vals Nº 13 ワルツ第13番
- Vals Nº 15 ワルツ第15番
- Vals lento Nº 16 ゆっくりとしたワルツ第16番
- Vals lento Nº 17 ゆっくりとしたワルツ第17番
- Valses Nº 18 ワルツ第18番
- Valses Nº 19 ワルツ第19番
- Vuelo de cóndor, March and Two-step コンドルの帰還、行進曲とツーステップ
Pedro Morales Pinoのピアノ曲楽譜
Colombia Ministerio de Cultura
- Pedro Morales Pino, Obra para piano
- Adiós!
- Ana Elisa
- Ana María
- Andina
- Aquí estoy
- Aterrizando
- A tus pies (Polka Nº 3)
- Aura
- Auras del Ruiz
- Bagatela
- Bambuco Nº 1
- Beso la mano
- Blanca (Danza Nº 7)
- Cautiva
- Chispazo
- Claroscuro
- Colombiano
- Colombina (Danza Nº 4)
- Confidencias
- Cosa viejas
- Crepúsculo
- Cuba guerrera
- Danza Nº 1
- Danza Nº 3
- Danza Nº 5
- Danza Nº 6
- Danza Nº 8
- Danza Nº 8 (2ª. Versión)
- El calavera (Los tres tragos)
- El Chato
- El Chucho
- El garabato
- El Rayo X
- El señor N (Hersilia)
- En alas de mariposa
- En buena hora (Pasillo N° 11)
- Encantado de verte
- Esperando
- Fox
- Foxtrot
- Fugitiva
- Fusagasugueño
- Galop Nº 1
- Gavota (sin nombre)
- Genta (Danza Nº 5)
- Hasta el sábado
- Hersilia
- Horas del campo
- Íntimo
- Iris
- Isabel
- Josefina
- Joyeles
- La catalana (Polka Nº 1)
- La coronación
- La madrileña
- La negra
- Lejanía
- Lejos de la patria
- Leonilde
- Lira colombiana
- Lola
- Los gnomos
- Los lunares
- Lucía
- Lucy
- Marcha fúnebre
- March Nº 4
- March Nº 5
- Margot
- Mazurka Nº 1
- Mazurka
- Mensajero
- Mi capricho
- Minerva
- Mis quejas
- No más
- Nunca mía serás
- 11 de noviembre de 1887
- Otoño
- Pasillo
- Pasillo lento (Pupilas)
- Pasillo lento Nº 22
- Pasillo Nº 1
- Pasillo Nº 2
- Pasillo Nº 3
- Pasillo Nº 4
- Pasillo Nº 5
- Pasillo Nº 6
- Pasillo Nº 7
- Pasillo Nº 8
- Pasillo Nº 9
- Pasillo Nº 10
- Pasillo Nº 12
- Pasillo Nº 13
- Pasillo Nº 15
- Pasillo Nº 16
- Pasillo Nº 18
- Paso de vencedores
- Pasodoble Nº 1
- Pasodoble Nº 2
- Paulina
- Penumbra
- Pepe
- Pétalos (Margarita)
- Pierrot
- Polka militar
- Polka Nº 1
- Polka Nº 2
- Polka Nº 4
- Ráfaga
- Rayo de luna
- Rebeca
- Recordando
- Recuérdame
- Reflejos
- Rumor
- Saltarín
- Sara
- Serenata andina
- Soldados
- Suite Patria (El azul de los Andes)
- Tartarín
- Te espero
- Tequendama
- Teresa
- Terracota
- ¡Tierra mía!
- Trigueña
- Tropical
- Una noche
- Una vez
- Vals lento
- Vals lento Nº 16
- Vals lento Nº 17
- Vals Nº 12
- Vals Nº 13
- Vals Nº 15
- Valses Nº 1
- Valses Nº 2
- Valses Nº 3
- Valses Nº 4
- Valses Nº 5
- Valses Nº 8
- Valses Nº 11
- Valses Nº 18
- Valses
- Vida bogotana
- Voces de la selva
- Volutas
- Vuelo de cóndor
- Sin título
FUNMÚSICA
- Colección Nuestra Música Vol. IV - Pedro Morales Pino, La gloria recobrada
- Hasta del sábado, Pasillo (Fragmento)
- Claveles rojos, Pasillo (Fragmento)
- Pepe, Pasillo (Fragmento)
- Una vez..., Pasillo
- Tropical, Gavota
- Reflejos, Pasillo
- El Rayo X, Pasillo
- Recordando, Pasillo
- Cuatro preguntas, Bambuco
- Nostalgia, Vals
- Penumbra, Danza-intermezzo (Fragmento)
- Íntimo, Pasillo (Fragmento)
- Rumor, Pasillo (Fragmento)
- Iris, Pasillo (Fragmento)
- Nunca mía serás, Bambuco
- La negra, Polka (Fragmento)
240ページから成る本でモラレス・ピノについての記事が満載。但し、所々に載っている楽譜の多くが最初のページのみ (Fragmentoと表示) なのが残念。
Pedro Morales Pinoのピアノ曲CD
星の数は、は是非お薦めのCD、は興味を持たれた人にはお薦めのCD、はどうしてもという人にお薦めのCDです。
Pedro Morales Pino - obras para piano
Banco de la República Colombia
- Lejanía (pasillo lento)
- El Chato (pasillo)
- Andina (danza)
- La catalana (polka)
- Ausencia (pasillo)
- Lejos de la Patria (pasillo lento)
- Fusagasugueño (bambuco cruzado)
- Íntimo (pasillo lento)
- Chispazo (pasillo rápido)
- Penumbra (danza/intermezzo)
- Cuatro preguntas (bambuco)
- Aterrizando (one-step)
- Mar y Cielo (valses)
- Mazurka Nº 1
- Cautiva (danza)
- El Calavera (pasillo rápido)
- Nunca mía serás (bambuco)
- Recuérdame (pasillo)
Claudia Calderón (pf)
2004年の録音。
Obras para piano
Banco de la República Colombia
- Aires de mis montañas (pasillo) (Emilio Murillo)
- Ricaurte (bambuco) (Luis A. Calvo)
- Zagal (pasillo) (Ricardo Acevedo Bernal)
- Margarita (gavota) (Guillermo Quevedo Z.)
- Anastasio (pasillo) (Emilio Murillo)
- Rosas de la tarde (pasillo) (Fulgencio García)
- Mayo (pasillo) (Ricardo Acevedo Bernal)
- Una noche (pasillo) (Pedro Morales Pino)
- Bohemio (pasillo) (Fulgencio García)
- Betty (danza) (Luis A. Calvo)
- Volutas (pasillo) (Pedro Morales Pino)
- El Espinal (bambuco) (Emilio Murillo)
- Hasta el sábado (pasillo) (Ricardo Acevedo Bernal)
- Voces de la selva (valses) (Pedro Morales Pino)
- El Zulia (pasillo) (Fulgencio García)
- El Diluvio (pasillo) (Ricardo Acevedo Bernal)
- Saltarín (pasillo) (Pedro Morales Pino)
- Gentleman (valse) (Luis A. Calvo)
- Teusaquillo (pasillo) (Ricardo Acevedo Bernal)
Blanca Uribe (pf)
2007年の録音。
Homenaje a Nuestros Compositores, Vol. 6 - Pedro Morales Pino
FUNMÚSICA
- Iris
- Divargación
- Intimo - Eduardo Rojas (pf)
- Claveles rojos
- Lejanía
- Nunca mía serás
- Confidencias - Raúl Castaño (pf)
- Cartago
- Lejos de ti
- Pierrot
- Una noche
- Fusagasugueño
- Recuérdame
- Colombia
コロンビアのGinebraで毎年開かれている、"Mono Núñez" 音楽祭の2001年のライブ録音。上記の録音の中では "Intimo"、"Confidencias" のみがピアノ独奏で、他はギターなどのアンザンブルで演奏されている。このCDを聴いているとモラレス・ピノの作品は、ギター、バンドーラなどの楽器で演奏される方がお似合いだなあ~。
Oriol Rangel - Antología Musical de Colombia
YOYO Music, Ref. 12482
- Intermezzo número uno (Luis A. Calvo)
- Fita chiquita (Passillo) (Oriol Rangel)
- Bambuco (Luis A. Calvo)
- Irradiación (Pasillo) (Martín Alberto Rueda)
- Estrella del Caribe (Danza) (Luis A. Calvo)
- No lo creas (Pasillo) (Aurelio Vásquez Pedrero)
- Blanquita (Pasillo) (Luis A. Calvo)
- Yerbecita de mi huerto (Banbuco) (Luis A. Calvo)
- Intermezzo número dos (Luis A. Calvo)
- Pierrot (Pasillo) (Pedro Morales Pino)
- Aires de Afuera (Danza) (Luis A. Calvo)
- Intermezzo número cuatro (Luis A. Calvo)
- La perla del Ruiz (Danza) (Luis A. Calvo)
- Encanto (Vals) (Luis A. Calvo)
- El trébol agorero (Pasillo) (Luis A. Calvo)
Oriol Rangel (pf)
Oriol Rangel (1916-1977) はコロンビアのピアニスト・作曲家。Rangel自身、作曲家としてはコロンビア風味あふれるピアノ曲を多数作曲したらしいが、楽譜を殆ど残さなかったため、彼の作品の全貌は未だ不明である。このCDでは、オリジナルの楽譜にかなり手を入れ、和音を十度に厚くしたり編曲している。
PARA RECORDAR Compositores colombianos
Universidad de Antioquia
- Tres Acuarelas Colombianas para piano (Jorge Andrés Arbeláez)
- Adiós a Bogotá (Luis A. Calvo)
- Anita (Luis A. Calvo)
- Carmiña (Luis A. Calvo)
- Improvisación (Adolfo Mejía)
- Triny (Adolfo Mejía)
- Plegaria (Carlos Vieco - Juan Domingo Córdoba)
- Variaciones sobre "Las noches de Agua de Dios" (Carlos Vieco - Juan Domingo Córdoba)
- Pierrot (Pedro Morales Pino)
- Blanca (Luis Miguel de Zulategi y Huarte)
- Para Recordar (Francisco Cristancho Camargo)
Teresita Gómez (pf)
2000年のリリース。
Rumichaca
- Entusiasmo, Pasillo (Luis A. Calvo)
- Ausencia, Pasillo (Pedro Morales Pino)
- Yerbecita de mi Huerto, Bambuco (Luis A. Calvo)
- Lejano Azul, Intermezzo (Luis A. Calvo)
- Irradiación, Pasillo (Martin A. Rueda)
- Trebol Agorero, Pasillo (Luis A. Calvo)
- Rumichaca, Bambuco (Emilio Murillo)
- Intermezzo No. 4 (Luis A. Calvo)
- Odeon (Ernesto Nazareth)
- Brejeiro (Ernesto Nazareth)
- La Comparsa (Ernesto Lecuona)
- No me Toques (Ignacio Cervantes)
- No Llores más (Ignacio Cervantes)
- Danza (Louis M. Gottschalk)
Sarah Marie Vanegas (pf)
2005年の録音。