Inah Machado Sandoval (Tia Inah) のページ
Inah Machado Sandovalについて
Inah Machado Sandoval(イナー・マシャード・サンドヴァウ)は1906年5月27日、サンパウロで生まれた。母親はサンパウロで有名なピアノ教師で、母からピアノを習い才能を現したが、音楽院や音大には進学せず多くを独学で習得したらしい。1927年にFloro Barbosa Sandoval (1902-1963) と結婚。結婚後はサンパウロ州フランカに移り住み、4人の子どもをもうけた。
1928年作曲の "Flutuando" から2001年作曲の "Romance" まで生涯に亘って、(楽譜が残されている作品だけでも)百数十曲のピアノ曲と十数曲の歌曲を作った。1991年に撮影されたとされる動画では84歳の高齢にもかかわらず自作をピアノ演奏し、きれいな歌声で歌っている。サンドヴァウの周囲の人達は、彼女のことを親しみを込めて「イナー小母さん (Tia Inah)」と呼んでいたとのこと。
1991年にサンパウロに転居し、当地で2003年7月30日、97歳で亡くなった。
サンドヴァウのピアノ曲は、タンゴやショーロはナザレの影響を受けたブラジル風味たっぷりの作品揃いで、またカンドンブレ、バトゥーキ、バンゾ、マラカトゥといったアフロ・ブラジル音楽を題材にした曲も目立つ。また12曲のヴァルサ・ブラジレイラはミニョーネの影響が濃い。スペインを題材にした曲もいくつかあって、それらはアンダルシア風味たっぷりである。マズルカは37曲も作っていて、ショパンの作品への敬愛を強く感じる曲ばかりである。子どものための小品も多数あって、愛らしい曲が多い。サンドヴァウのピアノ曲が音楽史に新たなページを加えた〜なんて所は殆どないのは事実だが、そんな堅苦しい話は横に置き、彼女が残した数多くの小品は肩の凝らない親しみやすい曲ばかりで、理屈抜きでいいです。
Inah Machado Sandovalのピアノ曲リストとその解説
1927
- Fluctuando, Tango 漂いながら、タンゴ
ハ短調、A-B-A-B?形式。出版社不明の出版譜が残されている。左手ベース音を分散オクターブにして奏する書法はナザレ作曲の Perigoso あたりの影響を感じる。Bは変イ長調になり、右手オクターブ和音の旋律が華やかな響き。-1929
- Implicante, Maxixe 気難しい、マシーシ
変イ長調、A-B-A-B?形式。ブチャンチャブンチャンのリズムにのって賑やかな旋律が奏される。1931
- Habanera ハバネラ
嬰ト短調、A-A'形式。左手♩. ♪♩ ♩のハバネラのリズムにのって寂しげな旋律が奏される。1933
- Prelúdio 前奏曲
1934
- Mazurca n.º 3 マズルカ第3番
サンドヴァウのマズルカは第37番まで番号が付いているが、そのうち現在のところ楽譜が確認されているのは29曲である。また初期の作品の楽譜には作曲日が記されていないものも多い。いずれも1〜2分程度の短い曲で、ショパンの影響の濃い作品である。嬰ト短調、A-B-B?-C形式。Aは跳ねるような付点混じりが続く旋律が奏される。BとCはロ長調になる。1938
- Sonata ソナタ
ソナタと名付けられているがA-B-C-D-E形式で、途切れなく奏される組曲のような感じである。Aは変イ長調、3/4拍子でのどかな旋律が奏される。Bは嬰ト短調、2/2拍子、Cも嬰ト短調、3/4拍子で可憐な雰囲気。Dは嬰ハ長調、6/8拍子でタランテラ風で途中で嬰ハ短調になる。Eは嬰ハ短調、4/4拍子で静かに始まるが、やがて左手オクターブの上で右手3連符が雷のように鳴り響いて終わる。1943
- Málaga マラガ
- Yara イアラ
-1945
- Soldadinhos valentes, Peça característica 力強い小さな兵隊さん、性格的な小品
サンドヴァウの作品で、唯一ブラジルの大手楽譜出版社Irmãos Vitaleから出版された曲。作曲年代は不明だが、出版譜には "Copyright 1945 by Irmãos Vitale"と記されてある。ヘ長調、A-A-B-A-B-A'形式。子どもの小品と思われる曲で、Aの付点混じりの旋律はアルプホルンの音色のような四音音階でファ、ソ、ラ、ドしか出て来ない。Bはいっときニ短調になる。1945
- Romance sem palavras 無言のロマンス
嬰ト短調、A-B-A-B-C形式。♪♩ ♪のリズムの伴奏にのって、何とも切ない旋律が奏される。- Uma toada あるトアーダ
イ長調、A-B-A形式。旋律は2オクターブを上下したり、左手低音部に移ったりと賑やかな曲。Bでは旋律は三度重音で奏される。1946
- Candomblé カンドンブレ
カンドンブレとはアフロ・ブラジリアン宗教の一つで、かつてアフリカからブラジルに連れて来られた奴隷たちがもたらした宗教がブラジルで独自の発展を遂げ、彼らの子孫が現在に到るまでカンドンブレの信仰を続けている。変イ長調。左手オスティナートで続くシンコペーションのリズムは、カンドンブレの儀式で打ち鳴らされるアタバキ(太鼓の一種)の音を模しているのだろう。これにのって、右手旋律が盛り上がったり収まったりしながら奏される。1947
- Mazurca 7.ª マズルカ第7番
1949
- Coleta コレータ
変ホ長調、A-A-B形式。艶やかに舞うような旋律がゆったりと奏されるワルツ。Bは変イ長調になる。1950
- Mazurca n.º 9 マズルカ第9番
ヘ短調、A-B-A-B形式。突っかかるような前打音混じりの旋律が奏される。Bは音階を下りる旋律が滑らか。1951
- Meu Brasil 私のブラジル
1954
- Carajá カラジャ族
カラジャ族はブラジルの先住民族の一つ。変イ長調、A-B-B(-A)形式。流れるようなモチーフと跳ねるようなモチーフが2小節毎に奏される。Bはヘ短調になる。- Cateretê カテレテ
カテレテ cateretê(またはカチーラ catira)とはブラジルの民族舞踊で、ギターを伴奏にして(歌が入ることもある)、手を叩き、足を鳴らしながら二列になって踊る。現在もサンパウロ州やミナスジェライス州、マットグロッソ州など主に内陸部の地方に残っている。変ホ長調。リズムと和音のみから成る部分と、右手に歌うような旋律が現れる部分が4〜8小節毎に交互に奏される。- Maracatú マラカトゥ
マラカトゥとはブラジル北東部(ノルデスチ)に伝わる民俗芸能の一つで、音楽は歌と打楽器のみから成る。変イ長調、A-B(-A-B)-C-A形式。シンコペーションのリズムをモチーフとしたAに続き、Bでは三度重音の旋律が現れたり、ヘ短調になってシンコペーションがずっと続いたりする。Cは楽譜にLentoと記され、少し落ち着いて歌のような旋律が流れる。- Valsa brasileira n.º 1 ヴァルサ・ブラジレイラ第1番
サンドヴァウは1954年作曲の第1番から1990年作曲の第12番まで全12曲のヴァルサ・ブラジレイラを書いた。ヴァルサ・ブラジレイラの代表的作曲家ミニョーネのピアノ曲連作「街角のワルツ」の影響が濃いが、ともかく情緒たっぷりのいい作品ばかりである。第1番はヘ短調、A-B-B-A形式。哀愁漂う旋律が奏され、旋律に付点2分音符が続く所では左手伴奏がさり気なく対旋律を奏でるのが粋だ。Bはヘ長調になり郷愁たっぷりの雰囲気。1955
- Sevilhana セビリャーナ
1956
- Mazurca n.º 14 マズルカ第14番
変イ長調、A-A-B形式。Aは付点混じりの旋律が奏され、途中からハ短調に転調する。1957
- Banzo バンゾ(ホームシック)
バンゾとは、かつてブラジルの黒人奴隷が先祖または自らの故郷であるアフリカを思いつめるホームシックのことで、バンゾのためにうつ病に似た状態で命を落とした者もいたらしい。ハ短調、A-B形式。左手低音シンコペーションのオスティナートにのった冒頭の8小節は陰うつなハ短調だが、変ホ長調→ト短調→変ロ長調と転調していくのが色彩的な響きだ。Bは変ホ長調で、16分音符連打の旋律などが賑やか。1959
- Canto Brasileiro I ブラジルの歌第1番
ハ長調、A-B-C-D形式。Aは16分音符のリズムが続き、その後にシンコペーションの旋律が現れる。Bはホ長調、Cはイ短調、Dはイ長調になりそのまま終わる。- Valsa brasileira n.º 3 ヴァルサ・ブラジレイラ第3番
ハ短調、A-A'-B-B'形式。冒頭の12小節は右手旋律・左手伴奏ともに単音で何とも寂しげな雰囲気。B、B'はヘ短調になる。1960
- Atrevido 大胆に
変イ長調、A-B-A形式。Aは快活に動き回るような旋律が奏される。Bはヘ短調になり、4分音符和音の旋律が現れる。- Batucada バトゥカーダ
バトゥカーダとは、サンバの中でも打楽器のみの合奏の部分のこと。変イ長調、A-B-A-B(-B)形式。Aは16分音符の旋律が軽快に奏される。Bでは左手低音にモチーフが現れ、右手で後打ちの和音が奏される。- Reverie "Sonhos" 夢
変ホ長調、A-B-A形式。子守歌を思わせる曲で、6/8拍子のゆったりとした左手伴奏にのって穏やかな旋律が奏される。1964
- Andaluza アンダルシア
イ短調、と言うよりはソが♮になったり#になったりする所謂ミの旋法なのがアンダルシアらしい。ギターを模したような速いパッセージや、朗々と歌うような旋律が現れる。1965
- Sonho de menina 女の子の夢
ハ長調、A-A-コーダの形式。♪♩ ♪のリズムの伴奏にのって素朴な旋律が静かに奏される。最後はト長調で終わる。1968
- Reminiscência espanhola スペインの思い出
- Tarantela n.º 1 タランテラ第1番
ハ長調、A-A-B形式。左手和音にのって、右手に快活な旋律が奏される。1969
- 23.ª Mazurca マズルカ第23番
ハ短調、A-A-B(-A-B)形式。楽譜には♩=72と記され、サンドヴァウの自演録音もゆっくり目で、物悲しい旋律がしっとりと奏される。最後はV度の長三和音で終わる。1970
- Bodas de ouro, Valsa 金婚式、ワルツ
ヘ短調、A-A'-B-B'-A-A'形式。哀愁漂うワルツで、ヴァルサ・ブラジレイラ風。Bは左手中声部に旋律が奏される。1971
- 24.ª Mazurca マズルカ第24番
変ニ長調、A-B-B-A形式。3連符混じりの旋律が奏される。Bは変ト長調になる。- 25.ª Mazurca マズルカ第25番
変イ長調、A-B-A-B-コーダの形式。Aは半音階を伴った旋律が奏される。Bはいっとき変ホ長調になる。- 26.ª Mazurca マズルカ第26番
ヘ短調、A-B-A(-B-A)形式。Aは陰うつな旋律が奏され、ナポリの六の和音が現れる。Bは変イ長調になる。1972
- Dança brasileira ブラジル舞曲
変ホ長調、A-B-A形式。ブラジル舞曲といっても、バトゥーキあたりのアフロ・ブラジル音楽を思わせる野性的な曲調で始まる。Bはいっとき変イ短調になり、テンポを落として哀愁漂う旋律が奏される。1974
- Manhãs de primavera, Valsa brasileira 春の朝、ヴァルサ・ブラジレイラ
変イ長調、A-A'-B-B'形式。穏やかな雰囲気のワルツが奏される。- 18.ª Mazurca マズルカ第18番
変ホ長調、A-B-C(-A-B-C)形式。短い曲だが、Aは変ホ長調からト短調に転調し、Bはハ短調→ト短調→ヘ短調に、Cは変イ長調→変ホ長調と転調が目まぐるしい。- Trolinho 小さなトロッコ
ハ長調、A-A-B-C形式。右手旋律のスタッカートがシュッポッシュッポッシュッポッポッポッ・・のような感じの子ども向けの小品。1975
- Canto Brasileiro n.º 2 ブラジルの歌第2番
変イ長調、前奏-A-B形式。6/8拍子の穏やかな前奏が7小節奏され、2/4拍子のハバネラのリズムにのって南国的な旋律がゆったりと流れる。Bは語りかけるような旋律が可憐。- 28.ª Mazurca マズルカ第28番
変イ長調、A(-A)-B-A(-B-A)形式。Aはプラルトリラー混じりの旋律が愛嬌ある。Bはナポリの六の和音で始まる。- 29.ª Mazurca マズルカ第29番
変イ長調、A(-A)-B-B'形式。Bでは左手がオスティナートでマズルカのリズムを刻み、それにのって右手重音で伸びやかな旋律が奏される。- 30.ª Mazurca マズルカ第30番
ヘ短調、A-A'-B-B'(-A-A'-B-B')形式。♩=69と記され、しみじみと奏される感じ。Bは変イ長調になる。1976
- 6.ª Valsa brasileira ヴァルサ・ブラジレイラ第6番
変イ短調、A-A'-B形式。Aと A'は左手に8小節息の長い旋律が奏され、次に右手にひらひらと舞うような旋律が奏される。Bは変イ長調になる。1978
- Crianças brincam, Peça infantil 子どもたちの遊び、子どもの小品
変イ長調、A-B形式。右手・左手共に単音の素朴な旋律・伴奏が奏される。- 32.ª Mazurca マズルカ第32番
1979
- Deixa comigo, Samba-canção 私と一緒に出て、サンバーカンサン
ハ短調、A-A'-B-B'形式。Aはシンコペーションが執拗に続く旋律が奏される。Bは歌うような旋律が朗々と奏される。- Vejam só, Chorinho brasileiro 見てよ、ブラジル風ショリーニョ
嬰ト短調、A-B-A形式。16分音符が続く小気味よい旋律が奏される。1980
- 34.ª Mazurca マズルカ第34番
イ短調、A-B-A形式。3連符混じりの旋律は少し陰うつ。1981
- Helena, Valsa エレナ、ワルツ
変イ長調、A-A'-B-B'(-A-A'-B-B')形式。旋律は時々オクターブになったり、伴奏和音がアルペジオになったりと艶やかな雰囲気のワルツ。B、B'は変ニ長調になる。1986
- 9.ª Valsa brasileira ヴァルサ・ブラジレイラ第9番
変イ短調、A-B-B'形式。Aは嘆くようなモチーフが繰り返される旋律。Bは旋律が和音で奏されて一時激情的になるが、すぐに弱々しい単音の旋律となって萎んでいく。1987
- Contando uma história, Peça infantil あるお話を語りながら、子どもの小品
変イ長調、A-A-コーダの形式。オスティナートの左手伴奏にのって、素朴な旋律が奏される。1988
- 11.ª Valsa brasileira ヴァルサ・ブラジレイラ第11番
サンドヴァウが作曲したヴァルサ・ブラジレイラ全12曲の中でも、長調で始まるのはこの第11番のみである。変イ長調、A-A'-B-B-A-A'形式。優雅にゆったり舞うようなワルツが奏される。Bは変ニ長調になる。1989
- 10.ª Valsa brasileira ヴァルサ・ブラジレイラ第10番
嬰ト短調、A-A'-B-B'形式。Aの旋律はずっと左手で、ギターのつま弾きを思わせる。1990
- Era uma vez むかしむかし
ヘ短調、A-B-A-B形式。シューマンの小品を思わせるような曲で、寂しげな旋律が奏される。- 12.ª Valsa brasileira ヴァルサ・ブラジレイラ第12番
ヘ短調、A-A'-B-B'(-B-B'-A-A')形式。中声部ユニゾンでしっとりした旋律が始まる。Bは変イ長調になる。1992
- Moleque atrevido, Batuque 大胆ないたずら小僧、バトゥーキ
- Recordações 思い出
変イ長調、A-B形式。Aは旋律は穏やかだが、前半の伴奏の和声進行が定まらない雰囲気。Bは和声が落ち着いてくる。- Sonhos 夢
変ト長調、A-A-B-A-A-B-コーダの形式。天上の世界を描いたような幸せに満ちた雰囲気の曲。コーダは余韻たっぷり。1995
- Gingando 体を揺すって
1997
- Tango brasileiro タンゴ・ブラジレイロ
ヘ短調、A-B-A形式。哀愁漂う旋律が奏される。1999
- Balada バラード
- Canção russa ロシアの歌
子どものための小品と思われる易しい曲。ハ短調、A-B-A-B'形式。6/8拍子で、暗い雰囲気の舟歌風の旋律が奏される。Bは変ホ長調になる。- Dança dos brinquedos おもちゃの踊り
変イ長調、A-B-C-A形式。ゼンマイ仕掛けのおもちゃがカチャッカチャッと規則正しく動くような左手4分音符オスティナートにのって、愛嬌ある旋律が奏される。Cは一時ハ短調になる。- Vaidoso, Tango ヴァイドーゾ(見栄っ張り)、タンゴ
変イ長調、A-B-B'-A形式。ズンチャズズンチャズの左手リズムにのって気取った旋律が奏される。2000?
- 37.ª Mazurca マズルカ第37番
サンドヴァウが作曲した37曲のマズルカで最後の作品。楽譜には 10/7/2000 と記されているが、一方1991年に撮影されたとされる動画でサンドヴァウはこの曲を弾いており、1991年以前の作曲のような気がする。変イ短調。リズムはマズルカだが、旋律に倚音が多用される所はヴァルサ・ブラジレイラの雰囲気である。2001
- Romance ロマンス
楽譜には 22/01/2001 と記されているが、これが本当の作曲日だかは不明。変ホ長調、A-B-C-A-D形式。旋律・伴奏ともに心安らぐ感じで、子守歌のようにも聴こえる曲。作曲年代不明
- Acarajé (peça folclórica) アカラジェ(民謡の小品)
- Alma espanhola スペインの魂
- As estações 四季(PrimaveraとInvernoの2曲はピアノ伴奏の歌曲で歌詞は甥のPaulo Ramos Machadoによる)
- Primavera 春
- Verão 夏
- Outono (1950) 秋
- Inverno (1948) 冬
- Batuque バトゥーキ
バトゥーキとはアフリカ由来の踊りや音楽の一つで、伝統的には歌と打楽器による音楽にのって集団で踊られる。変イ長調、A-A-B-A-A-B形式。左手シンコペーションの伴奏にのって、(バトゥーキにしては)滑らかな旋律が奏される。- Batuque no sertão 奥地のバトゥーキ
ハ長調、A-A-B-B-C-A形式。太鼓を思わせる低音のシンコペーションのリズムがずっと続く上で、素朴な旋律が奏される。- Bodas de prata, Valsa 銀婚式、ワルツ
変ホ長調、A-A'-B(-A-A'-B)形式。ほのぼのとした雰囲気のワルツ。Bは変イ長調になり、楽しそうに踊るような雰囲気。- Branca de Neve (valsa) e os sete anões (tangos brasileiros) 白雪姫(ワルツ)と七人の小人(タンゴ・ブラジレイロ)
白雪姫と七人の小人それぞれを描いた8曲から成る組曲。グリム童話の「白雪姫」には七人の小人それぞれには名前は付いておらず、1937年公開のディズニー映画で名付けられた七人の小人のポルトガル語訳がそのまま第2番から第8番の曲名となっている。この組曲の作曲年はZangado、Feliz、Atchimの3曲の楽譜に記されているのみで他の曲の作曲年は不明だが、おそらく1940〜50年代と思われる。第1番「白雪姫」が優雅なワルツなのは順当だが、第2番以降はナザレのピアノ曲の影響の濃い、陽気なショーロまたはタンゴ・ブラジレイロであり、「白雪姫とブラジル風七人の小人」と呼ぶのが相応しい、面白い組曲である。楽譜では第2番から第8番は概ねA-B形式で、楽譜の最後には繰り返しの指示はないが、ショーロ音楽の形式からは最後にAを繰り返すのが一般的であり、この組曲の唯一の全曲録音をしているFábio CaramuruもA-B-Aとして弾いている。この組曲は後に、サンドヴァウの姪のMaria Therezinha Ramos Machadoによりピアノ連弾用にも編曲された。
- Branca de Neve 白雪姫
変ホ長調、A-B-A形式。上品で優雅なワルツがゆったりと奏される。Bは変イ長調になる。- Mestre 先生
変イ長調、A-B形式。落ち着いた旋律が奏される。旋律の感じや和音進行ともに、ナザレ作曲の Bambino に似ている。Bは16分音符連打のモチーフが続く。- Zangado (1943) 怒りんぼう
変イ長調、A-B形式。16分音符の分散和音が旋律の曲で、陽気な雰囲気で「怒りんぼう」ではない。Bはヘ短調になる。- Feliz (1953) 幸せ
ヘ短調、A-B形式。16分音符の旋律が艶やかながら哀愁を帯びている。Bは変イ長調になり、旋律は段々と高音部に上がって華やかな響きに。- Soneca ねぼすけ
嬰ト短調、A-A-B形式。軽快な左手伴奏リズムと哀愁たっぷりの旋律の組み合わせが絶妙な曲。Bは変イ長調になる。この曲は1977年にブラジルで催された「第1回ショーロ・フェスティバル全国大会 (1º Festival Nacional do Choro - Brasileirinho)」のセミファイナリストに選ばれ、フェスティバルで孫娘のLivia Sandoval Abrahãoがピアノ演奏した録音がLPとして残されている。- Dengoso 照れ屋
イ長調、A-B形式。右手旋律の弱拍の音が和音で強調されるシンコペーションが効いた曲。Bはニ長調になる。- Atchim (1943) くしゃみ
変ロ長調、A-B-B形式。ほのぼのとした旋律が奏される。Bは変ホ長調になる。- Dunga おとぼけ
ニ長調、A-A-B-B形式。左手伴奏は(ナザレのピアノ曲でよく用いられている)ベース音の分散オクターブで、それにのってシンコペーションの旋律が陽気に奏される。Bはト長調になる。- Brasileirinho ブラジル風に
- Brinquedo de roda 輪になって遊ぼう
子どものための小品と思われる易しい曲。ハ長調、A-B形式。Aは旋律・伴奏ともに単音で小さなこどもたちの遊びの光景のよう。Bは一時イ短調になる。- Burrinho teimoso 強情な小さなロバ
- Cacique カシーキ(酋長)
- Canção sem palavras 無言歌
変イ長調、A-A-B形式。スペイン舞曲風のリズムが6小節奏され、そこから颯爽とした旋律が現れる。Bは息の長い旋律が朗々と奏され、カデンツァ風の3連符和音で終わる。- Capricho espanhol スペイン奇想曲
- Choro novo 新しいショーロ
ハ短調、A-A-B-A形式。- Crepúsculo 黄昏
変ホ長調、A-B-C形式。リズミカルなものが多いサンドヴァウの作品の中では珍しく、左手は付点2分音符の和音が鳴り続き、それにのって流れるような8分音符の旋律が静かに奏される。Bで鐘の音のような旋律が流れると、ハ短調のCになってそのまま静かに終わる。- Dança 舞曲
- Dança crioula クレオール舞曲
変ホ長調。素朴な踊りのような曲。- Dança dos fantoches 操り人形の踊り
変イ長調、A-B-C-A-B-C形式。操り人形が面白おかしく動いたり、真面目に行進してみたりと愛嬌たっぷりの曲。- Está bem assim これでいい
変イ長調、A-B-A-B形式。ナザレ作曲の Batuque の後半に似た16分音符同音連打の旋律が奏される。Bは変ニ長調になりオクターブの旋律が華やか。- Flauta mágica, Peça infantil 魔笛、子どもの小品
イ短調、A-B形式。フルートの音色のような軽快な旋律が奏される。Bはニ短調になる。- Gracioso 優雅に
- Ipê, Tango イペ、タンゴ
イペはブラジルなどに分布する高木の名前。ト短調、A-B-B-A形式。哀調を帯びたシンコペーション混じりの旋律が奏される。Bは右手旋律・左手ベース共にオクターブとなって派手に盛り上がる。- Lembrança 回想
- Manacá, Tango マナカー、タンゴ
マナカーはブラジルなどに分布する木の名前で、紫と白の花を咲かせる。イ短調、A-B-B-A形式。ナザレ作曲の Carioca にかなり似た哀愁たっぷりの旋律が奏される。Bはハ長調になり、艶やかな旋律が奏される。- Manhãs de abril, Valsa 四月の朝、ワルツ
ハ短調、前奏-A-A'-B-B'-A-A'形式。嘆き節と言った感じの旋律が切々と奏される。- Marajá マラジャ
この曲の「マラジャ」の意味ははっきりしませんが、インドの王を指す「マハラジャ」のポルトガル語読みが "Marajá" であり、一般的にブラジルではそれが転じて、碌に仕事もしないのに給料だけはしっかり貰っている公務員を皮肉って「マラジャ」と呼んでいる。変イ長調、A-B-B形式。Aはナザレ作曲の Famoso に似た旋律・伴奏だ。Bはヘ短調になる。- Marajoara マラジョ島の人
- Mazurca n.º 1 マズルカ第1番
変イ長調、A-B-A-C-C形式。Aは上品な雰囲気だが、Bで変ホ長調になると旋律が付点混じりでマズルカらしくなる。- Mazurca n.º 2 マズルカ第2番
変イ長調、A-B-A-C-A形式。Bは変ニ長調で、Aの旋律を四度上げたのが奏される。Bはヘ短調になる。- Mazurca n.º 4 マズルカ第4番
嬰ト短調、A-B-C形式。Aのスラーで奏される物悲しい旋律が現れる。Bは対照的にスタッカートの和音のモチーフが奏される。- Mazurca n.º 5 マズルカ第5番
ヘ短調、A-A-B-B'-A形式。前打音を伴ったマズルカらしい旋律が奏される。BとB'は和音のモチーフと付点混じりの旋律が交互に奏される。- 6.ª Mazurca マズルカ第6番
ロ長調、A-B-A?-C形式。田舎の楽しい踊りの光景のような曲。BとCはホ長調になる。- Mazurca 8.ª マズルカ第8番
変ロ短調、A-A-B-A?-B形式。スラーのかかった愁いを帯びた旋律は、マズルカというよりワルツの雰囲気。Bの終わりは(サンドバルの作品にしては珍しく)カデンツァ風のトリルやアルペジオが現れる。- Mazurca 10.ª マズルカ第10番
変イ長調、A-B-C(-A-B)形式。Aは長調ながら翳りを帯びた雰囲気。Cは変ニ長調になり、三度重音の旋律が伸びやかに奏される。- Mazurca 11.ª マズルカ第11番
- 12.ª Mazurca マズルカ第12番
嬰ト短調、A-B(-A-B)形式。Aの旋律はプラルトリラーが多用されて気取った感じ。- Mazurca n.º 13 マズルカ第13番
- 16.ª Mazurca マズルカ第16番
ハ短調、A-A-B形式。仄かな哀愁の感じる旋律が奏される。Bは重音の旋律が奏され、V度の和音で終わる。- 17.ª Mazurca マズルカ第17番
変イ長調、A(-A)-B-C(-C-A-A-B-C-C)形式。楽しくマズルカを踊るような感じの曲。Bは調性が定まらないが、Cは変ニ長調となる。- Mazurca n.º 21 マズルカ第21番
イ短調、A-A形式。冒頭の8小節はイ短調だが、9〜16小節はそれがホ長調に移調されて繰り返され、そのままホ短調で終わる。- Mazurca 31 マズルカ第31番
イ短調、A-B-A形式。Aは減七の和音が陰うつな雰囲気。Bはヘ長調になる。- Menina faceira 気取った女の子
嬰ト短調、A-B-B-C-C-A-B-B-C-C形式。AとBは簡単な伴奏にのって寂しげな旋律が奏される。Cは旋律は左手で奏される。雰囲気は子どもの小品だが、シャープ5つの「嬰ト短調」は子どもにはキツいかな。- Meu burrinho, Peça infantil 私の小さなロバ、子どもの小品
変ホ長調、A-B-C-A'形式。ロバがトコトコ歩くような両手スタッカートの愛嬌ある曲。Bはハ短調になる。- Moleque no batuque バトゥーキを踊る子ども
変ホ長調、A-B-C-A形式。バトゥーキの踊りらしい快活なリズムで、右手旋律がひらひらと降りる様は愛嬌たっぷり。Bはいっとき静かなハ短調を経て、再び快活なリズムに戻る。Cは(レが♭の)ミ♭のミクソリディア旋法になる。- Moleque sabido 抜け目のない子ども
変イ長調、A-B-A-B形式。3オクターブを上ったり下ったりする旋律が華やか。- Nega Fulô ネガ・フロ
ネガ・フロとは、サトウキビで作るカシャーサという蒸留酒の一つでリオデジャネイロ州で作られるらしい。ハ長調、A-B-C-B-C形式。冒頭の旋律は高音部から降ってくるように奏される。ハ短調の経過句を経て、BはAと同じモチーフが変ホ長調で奏される。- Nostalgia ノスタルジー
変イ長調、A-A-B-C形式。♪♩ ♪のリズムの伴奏にのって抒情的な旋律が奏される。この曲はサンドバルの姪のMaria Therezinha Ramos Machadoによりチェロとピアノ用に編曲された。- Os soldadinhos marcham, Peça infantil 兵隊さんの行進、子どもの小品
ハ長調、A-B-A-B'形式。勇ましくも可愛らしい旋律が奏される。BとB'はヘ長調になる。- Pas de deux パ・ド・ド
- Pequena arabesca 小さなアラベスク
変ホ長調、A-B形式。優しい響きの曲で、左手伴奏と右手旋律の一部が一体となって和音アルペジオを奏でる。Bは変イ長調になり、最後は余韻たっぷりの上行アルペジオで終わる。- Pequena canção 小さな歌
イ短調。子どものための小品と思われる易しい曲。♪♩ ♪の左手伴奏にのって寂しげな歌が奏される。- Pequeno camponês, Peça infantil 小さな農夫、子どもの小品
ヘ長調、A-A-B-A-B-コーダの形式。♩ ♪♩ ♪の左手伴奏にのって楽しそうな旋律が奏される。- Pica-pau キツツキ
変イ短調(ト短調の楽譜もあるが、オリジナルは変イ短調と記されている)、A-B(-A)形式。左手和音の軽快なシンコペーションにのって、キツツキを思わせる右手高音部ミ♭連打の旋律が愛嬌ある。Bは憂うつな旋律。- Pra você ouvir, Tango
- Prelúdio [No.2] 前奏曲(第2番)
- Rebolando 転がって
ハ短調、A-A'-B(-B-A-A')形式。冒頭はナザレ作曲の Odeon に似て半音階でベースが降りていくモチーフ。Bは変ホ長調になり、分散和音が賑やかな旋律を経て16分音符が転げるように落ちていく。- Reinado dos meus sonhos, Valsa lenta 私の夢の中に、ゆっくりとしたワルツ
- Saltitando 跳ねながら
ヘ長調、A-B-C-D形式。子どものための小品と思われる易しい曲。子どもが遊ぶような素朴な旋律が奏される。- Segóvia セゴビア
セゴビアはスペイン中央部、マドリードの北にある町である。変イ短調、A-B-A-B形式。アンダルシア風の踊りを思わせる伴奏にのって装飾音混じりの旋律が哀愁漂う。レシタティーボ風の下降音階やギターの音色を思わせる経過句を経て、Bは新たな旋律がまた哀愁たっぷり。- Serelépe, Maxixe 悪賢く、マシーシ
変イ短調、A-B-C-A形式。Aはシンコペーションのリズムの分散和音から成り前奏っぽい感じ。Bで力強い旋律が現れる。Cは変イ長調になり、和音を駆け上って高音で輝くような旋律が華やか。- Soldadinhos escoceses スコットランドの小さな兵隊さん
一応ハ長調、A-B形式。6/8拍子の♩♪♩♪のリズムにのって、勇ましくも可愛らしい行進曲が奏される。イ短調ともハ長調ともつかない部分が多い。- Soletrando 注意深く
変イ長調、A-B-C-A?形式。拍の頭が16分休符で、シンコペーションを強調して前のめりになった感じの和音の旋律はナザレ作曲の Fon-Fon! にそっくりである。Bで旋律は高音に移り華やかな響き。- Sumaré スマレ
- Tabajara タバジャラ族
タバジャラ族はブラジルの先住民族の一つ。ヘ短調または変イ長調、A-B(-B)形式。Aはズンチャチャの軽快な伴奏にのって重音の旋律が奏される。ヘ短調と変イ長調を揺れ動くのが面白い雰囲気。Bは変ニ長調になる。- Tarantela nº 2 タランテラ第2番
- Valsa ワルツ
変イ長調、A-B-B-C-C'-D-D-E-E-F-G形式。次々と切れ目なく新たな旋律が繰り出す華やかなワルツで、舞踏会の音楽にそのまま使えそうな曲である。- 2.ª Valsa brasileira ヴァルサ・ブラジレイラ第2番
ヘ短調、A-A'-B-C形式。Aはもの寂しい旋律が奏される。左手伴奏のベースが音階で下りていくのが粋だ。Bは減七の和音の下で、左手に陰うつな旋律が奏され、ミニョーネ作曲の「街角のワルツ第1番」あたりの影響を思わせる。Cは右手高音オクターブが号泣するような旋律が奏される。- 4.ª Valsa brasileira ヴァルサ・ブラジレイラ第4番
ハ短調、A-B-B形式。冒頭の情熱的な旋律はミニョーネ作曲の「街角のワルツ第3番」に似ている。Bは左手で奏される陰うつな旋律と右手和音で奏される激昂するような旋律が交互に現れる。- 5.ª Valsa brasileira ヴァルサ・ブラジレイラ第5番
ハ短調、A-A'-B-B'形式。寂しげな旋律が奏され、左手伴奏のベース音は落ち込んでいくような下降音階を奏でる。(私には何か、冷たい雨がしとしと降るような光景が連想されます。)Bは変ホ長調になり郷愁漂う雰囲気。- 7.ª Valsa brasileira ヴァルサ・ブラジレイラ第7番
変イ短調、A-A'-B-B'形式。Aは音階を下り、和音を上る素朴な旋律。- Valsa brasileira n.º 8 ヴァルサ・ブラジレイラ第8番
嬰ト短調と変イ長調の異名同音の2種類の楽譜がある。A-A'-B-A-A'形式。哀愁漂う旋律が奏され、途中でギターを思わせる左手旋律に移る。- Valsa lenta ゆっくりとしたワルツ
- Vou te contá..., Chorinho 君に教えてあげよう・・・、ショリーニョ
変ホ長調、A-B-B'-A(-B-B')形式。シンコペーションの左手リズムにのって、16分音符の右手旋律が颯爽と奏される。Bは変イ長調になり、旋律が3オクターブを下りたり上ったり、分散和音になったりと華やかだ。- Vozes de Espanha n.º 1 スペインの響き第1番
- Vozes de Espanha n.º 2 スペインの響き第2番
Inah Machado Sandovalのピアノ曲楽譜
Irmãos Vitale
- Soldadinhos valentes, Peça característica
Inah Machado Sandovalの作品の楽譜の多く(大部分は手稿譜)は、ブラジルピアノ協会 (Instituto Piano Brasileiro) のウェブサイト内の "Obra da pianista Tia Inah agora disponível para todos" のページで見ることが出来ます。
Inah Machado Sandovalのピアノ曲CD・LP
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Especiarias do Piano Paulista
ECHO 199
- 5ª Valsa Brasileira (Inah Machado Sandoval)
- Canto Brasileiro Nº 2 (Inah Machado Sandoval)
- Moleque Sabido (Inah Machado Sandoval)
- Batuque (Inah Machado Sandoval)
- Branca de Neve (Inah Machado Sandoval)
- Feliz (Inah Machado Sandoval)
- Dunga (Inah Machado Sandoval)
- Soneca (Inah Machado Sandoval)
- Zangado (Inah Machado Sandoval)
- Mestre (Inah Machado Sandoval)
- Atchim (Inah Machado Sandoval)
- Dengoso (Inah Machado Sandoval)
- Ponteio Nº 45 (Camargo Guarnieri)
- Valsa Nº 1 (Camargo Guarnieri)
- Sonatina Nº 3 (Camargo Guarnieri)
- Ponteio Nº 44 (Camargo Guarnieri)
- Toccata (Camargo Guarnieri)
- Ponteio Nº 40 (Camargo Guarnieri)
- Valsa Nº 10 (Camargo Guarnieri)
- Ponteio Nº 12 (Camargo Guarnieri)
- Choro Torturado (Camargo Guarnieri)
- Ponteio Nº 19 (Camargo Guarnieri)
- Estudo Nº 6 (Camargo Guarnieri)
- Ponteio N 50 (Camargo Guarnieri)
- Dança Selvagem (Camargo Guarnieri)
Fábio Caramuru (pf), Chica Brother (perc), Edson José Alves (gt), José Ananias (fl), Daniel Cornejo (cl), Sérgio Bizetti (acord)
1999年の録音。
Chôro Novo, Disco 2 (LP)
Discos Marcus Pereira, MPL-9373
- Pão Com Manteiga (João Silva) - Conjunto Vibrações
- Conversando Com O Poti (Flávio B. F. Araújo) - Naquele Tempo
- Soluçando (Anuar Kraide) - Conjunto Atlântico
- Chorinho Pra Vera (Clio Paulo Mello) - Evandro do Bandolim & Clio Paulo Mello
- Não Faça Conta Rapaz (Ricardo Thomaz) - Altamiro Carrilho e Conjunto
- Cem Anos De Choro (Capiba) - Raul de Barros e Conjunto
- Na Casa Do Teco (Dadinho, José de Barros & Luisinho) - Dadinho e seu Regional
- Um Cavaquinho Em Serenata (Gentil Benedito da Silva) - Gentil e seu Conjunto
- Soneca (Inah M. Sandoval) - Livia Sandoval Abrahão (pf)
- Simplificado (Rubens Adolfo) - Evandro do Bandolim & Rubinho "Acordeom"
- Cordinhas De Nó (Codó) - Codó & Evandro do Bandolim e seu Regional
- Guaru (Antônio N. Brito & Adalto Rodrigues) - Evandro do Bandolim, Adalto Rodrigues & Nunes de Brito
1977年に催された「第1回ショーロ・フェスティバル全国大会」のセミファイナリストに選ばれた作品の演奏会のライブ録音のLP。イナー・マシャード・サンドヴァウのピアノ曲 "Soneca" を演奏しているLivia Sandoval Abrahãoは作曲者の孫娘。
Inah Machado Sandovalに関する参考文献
- Alexandre Dias. Inah Machado Sandoval "Tia Inah". em website O Instituto Piano Brasileiro. ブラジルの作曲家による知られざるピアノ曲の発掘・研究の第一人者であるAlexandre Dias氏に深謝します。