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Wim Statius Mullerについて
ヴィム・ヘラルト・スタシウス・ムラー Wim (Willem) Gerard Statius Muller は1930年1月26日、キュラソー島の主都ウィレムスタットに生まれた。キュラソー島はベネズエラの北西沖約60キロにある、カリブ海に浮かぶ小さな島で、長らくオランダ領であったが、2010年にオランダ王国の構成国の一つとなった。彼の先祖は18世紀にキュラソー島に移住してきたとのこと。
彼の家にはピアノラ(自動演奏装置つきのピアノ)があったとのこと。子どもの頃よりピアノを習い始め、7歳頃よりJacobo Palm (1887-1982) にピアノを師事した。17歳で地元の青年のためのコンサートでピアノを弾き成功。1948年には郷里のキュラソーフィルハーモニーとの共演でメンデルスゾーンのピアノ協奏曲第1番のソリストを務めた。1949年に米国に留学し、ジュリアード音楽院でピアノ・作曲・指揮などを学んだ。1954年にはジュリアード音楽院で修士号を得て、同年にニューヨークにあるバーナード・カレッジの学生Sally Führing (1931-2007) と結婚のためキュラソー島に一時帰国したが、更に奨学金を受け妻と共に米国に滞在。1955年から1958年まではオハイオ州立大学で教員を勤めた。1959年には米国音楽協会 "Pi Kappa Lambda" のメンバーに選ばれた。
1960年、スタシウス・ムラーは政府の情報機関に採用されキュラソー島に戻った。1972年にオランダに移り住み、オランダの諜報機関である国家保安局 Binnenlandse Veiligheidsdienst で働き、また1981年からはベルギーのNATO本部でも働いた。音楽家としての活動も続け、1966年にはキュラソーフィルハーモニー演奏会で指揮を行い、1972年からは室内楽奏者としてもオランダなどで演奏会を行っている。1995年に官僚を退職してキュラソー島に戻ってからは、ピアニストとして活動を続けた。
2012年には彼の音楽活動を称えて、ベアトリクス・オランダ女王より勲章を授与された。2013年には彼を描いたドキュメンタリー映画『Nostalgia - Pianist. Composer. Spy. - the music of Wim Statius Muller』が制作された。
2019年8月31日、キュラソー島にて89歳にて亡くなった。
作曲家としてのスタシウス・ムラーは、21歳の時(1951年)にキュラソーのスタジオで自作のワルツを6曲録音したが、その後も政府の官僚として、またピアニストとして活動する傍らこつこつとピアノ曲を作り続けてきた。しかし長年、彼は作曲家として名を上げることもなく、自分のピアノリサイタルのアンコールで自作曲をちょっと披露していた位であった。1984年になって米国のレーベルSpectrumに24曲のピアノ曲を録音。この時初めてこれらの自作曲に《アンティル舞曲集 Antillean dances》と命名した。そして1992年、ベルギーのレーベルRene Gaillyに新たな25曲から成る《アンティル舞曲集、作品4 Antillean dances, opus 4》を録音した。いずれの録音も廃盤になっていたが、最近ベルギーのレーベルPMP Recordsから前記のアンティル舞曲集全49曲を含む2枚組CDが発売されている。楽譜は以前は自筆譜のみだったが、1999年にアメリカのInternational Music Companyから、彼のピアノ曲のうち22曲が選集として初めて出版された。
スタシウス・ムラーのアンティル舞曲集は何種類かの舞曲があるが、ほとんどが彼が生まれ育ったキュラソー島などアンティル諸島の民族舞曲のスタイルに則っている。まず一番多いのがワルツ Waltz だが、これはヨーロッパのワルツとはやや異なっていて、楽譜上は3/4拍子だが、6/8拍子の1, 4, 5拍目に相当する所に強拍が刻まれ(♩. ♪♩のリズム)、3拍子と2拍子のヘミオラにも聞こえる。このリズムは、隣国ベネズエラのホローポ Joropo やコロンビアのパシージョ Pasillo にむしろ似ている。次に多いのがトゥンバ Tumba で、これはアフリカ起源のリズムが黒人奴隷と共にカリブ海諸国に渡り、今は殆どキュラソー島のみで残っているリズムである。トゥンバは現在もキュラソーの代表的な踊りで、今もカーニバルの時には多くのトゥンバが作曲されるとのこと。踊りは官能的らしく、そのため19世紀のキュラソーでは深夜に踊られていたとのこと。トゥンバの伝統的なリズムはシンキージョ cinquillo と呼ばれるもので、楽譜では3連8分音符3つ+8分音符2つから成る2/4拍子だが、3連8分音符の方がやや(普通の)8分音符気味になって5/8拍子にも聞こえそうで聞こえない、というリズム。(これについてはスタシウス・ムラー自身、3連8分音符は普通の8分音符3つのように、しかし普通の8分音符と全く同じではなく弾くべし、と述べている。)彼の作品では特に〈トゥンバ・オスティナート Tumba ostinato、作品2の9〉でこのリズムが忠実に再現されている。スタシウス・ムラーの作品でいくつか見られるダンサ Danza はまた、アンティル諸島の独特の形式を持っている。まず "chaine" と呼ばれるイギリス風のコントラダンス(カントリーダンス)が前奏として奏され、長調のV7の和音のフェルマータを合図に、後半はトゥンバがやや甘くなった雰囲気で奏される。かつて上流階級では踊ることを憚られていたトゥンバはこうして、ダンサにカモフラージュすることによってキュラソーのダンスホールでも広く踊られるようになったとのこと。キュラソーの音楽家Roberto Rojar氏は「かつてトゥンバは台所に隠れていなければならなかったが、サテンの衣装を纏いダンサと名乗るようになって堂々と表玄関から入ってきた」と表現している。スタシウス・ムラーのアンティル舞曲集は全体的に、和声的にはちょっと上品過ぎるかなといった感じもするし、20世紀の作曲家としては和声もピアノの書法もちょっと時代遅れである。しかしキュラソー島の上記の民族舞踊を巧みに取り入れたピアノ曲は独特で、また耳に心地よく、中南米ピアノ音楽の幅をまた一つ広げてくれた功績に感謝です。
Wim Statius Mullerのピアノ曲リストとその解説
スタシウス・ムラーはその生涯で約二百曲を作曲したらしいが、我々が録音で知ることができるのは下記に示した一部の作品のみである。作品の曲名の多くはパピアメント語(スペイン語、オランダ語、カリブ英語などが混ざってできたアンティル諸島の現地語)なので、私には一部意味が分からないのもあります。
-1951
- Souvenir di Curaçao, Waltz, Op. 1 キュラソーの思い出、ワルツ集、作品1
スタシウス・ムラーは、十代後半から21歳までの間に作った曲の内、以下の6曲を1950年?に "Souvenir di Curaçao" というアルバム名でキュラソーで録音した。(イタリアのMuseo Nazionale del Cinemaのサイトのここでその録音の一部が聴けます。)後年の作品に比べると和声など単純だが、多くの部分がアンティル諸島のワルツのリズム(♩. ♪♩)で作られており、彼の作品のスタイルが既にこの組曲で見られる所が興味深い。
- Jovencita enamorada 恋する少女
ト短調、A-A-B-A形式。8分音符が続く可憐な旋律が奏される。Bは変ロ長調になり、少し華やかな響きになる。- Solterona 独り者
ホ短調、A-A-B-C-A-B形式。もの寂しい雰囲気の曲。- Margarita マルガリータ
ハ長調、A-A-B-B-C-C-B-B-A形式。これも可憐な旋律が奏される。Bはヘ長調、Cはニ短調になる。- Una cita engañosa 誤った約束
ト長調、A-A-B-B'-C-B'形式。優しい旋律で始まり、Bは動きのある旋律のハ長調、Cはイ短調になる。- Conciencia remordada
イ短調、A-B-C-A形式。哀愁漂う旋律で始まるが、BとCはイ長調になり郷愁を感じさせる雰囲気になる。- Bailarina mistica 神秘的な踊り子
ト短調、A-A-B-C-B形式。Bの旋律は8分音符の連続で踊り子の細かい動きを表すよう。-1984
- Antillean dances, Op. 2 アンティル舞曲集、作品2
- Tumba di Johan ヨハンのトゥンバ
"Johan"とはスタシウス・ムラーの甥の名前で、Johanがこの曲をとても好んでいたので、ヨハンのトゥンバという題名にしたと。ハ長調、A-A'-B-A-A'形式。トゥンバのリズムにシンコペーションが加わって一層面白いリズムの、なんとも愛嬌ある楽しい曲だ。ただしトゥンバらしいリズム感で弾くのは結構難しそう(下記の楽譜)。Bはヘ長調で清々しい雰囲気。
Antillean dances, Op. 2, No. 1 Tumba di Johan、1-6小節、International Music Companyより引用- Shon Coco, Waltz ショーン・ココ
Shon Cocoとは、キュラソーの作曲家・ピアニストのJacobo Palmの愛称のこと。Jacobo Palmはスタシウス・ムラーの師であり、彼を讃えて作曲された。嬰ヘ長調、A-A-B-B-C-C'-A形式。淑やかで優美な旋律が奏され、ロ長調のB、ホ長調のCと転調していく。- Tristeza, Waltz 悲しみ、ワルツ
ロ短調、A-A-B-B-C-C-A形式。哀愁漂う旋律がいい雰囲気。Bはロ長調、Cはト長調になる。- El Curaçao, Calypso キュラソー、カリプソ
ホ短調、A-A-B-B-C-C-A-A形式。Aの冒頭は両手共オクターブで野性的な力強い響き。Bはホ長調で、一転して囁くような感じ。- Valse brillante 華麗なワルツ
嬰ヘ短調、A-B-C-A'形式。曲名の割には、軽い響きの曲。Bはイ長調、Cは変ロ長調で装飾音混じりの旋律が優美である。- Danza ダンサ
ホ長調で2拍子の "chaine" がひとしきり奏され、G♯7の和音フェルマータを合図に、嬰ハ短調の哀愁漂うトゥンバが奏される。- Un recuerdo sentimental, Waltz 感傷的な思い出、ワルツ
変ホ長調、A-A-B-B-C-C-A-B形式。優雅な曲。Cは変イ長調。- Tumba corticu 短いトゥンバ
1分足らずの短い曲。変ホ長調、A-B-A-B-A-コーダの形式。- Tumba ostinato トゥンバ・オスティナート
スタシウス・ムラーの作品の中でも、キュラソーの民族舞踊トゥンバらしく、また和声も多調を用いた謎めいた響きの曲である。楽譜には拍子記号が5/8 (10/16) と記されている。冒頭は右手Eの和音(ミ-ソ♯-シ)と左手G♭の和音(レ♭-ソ♭-シ♭)が交互に奏される多調だ。トゥンバのリズムで刻まれるこの多調和音にのって、呟くような旋律が現れる。和音はCとG♭、E♭とCと多調が続き、最後はミーシ♭と意味深げな響きで終わる。- Consolation, Waltz 慰め、ワルツ
変ホ短調、A-A-B-B-C-C-A-コーダの形式。静かに嘆くような雰囲気の曲。- Na Kaya, Calypso
ハ長調、A-A'-B-C-A'形式。Aは浮き浮きするような楽しい旋律で、A'でその旋律がオクターブで賑やかに盛り上がるのもいい感じ。BとCはヘ長調になる。- Polka ポルカ
ヘ長調、A-A-B-B-A-C-C-A-B-B-A形式。16分音符が軽快に鍵盤上を飛び回るような旋律だ。Bはハ長調、Cは変ロ長調になる。- Piet Maal, Waltz ピート・マール、ワルツ
Piet Maalとはキュラソーの舞踊家の名前で、80歳の彼の誕生日にスタシウス・ムラーはこの曲を贈ったとのこと。ト長調、A-A-B-B-C-C-A-B形式。美しい旋律の優美な曲だ。Cは変ホ長調になり、スタッカートの旋律と伴奏が跳ねるよう。- Tumba Calypso トゥンバ・カリプソ
ヘ長調、A-A-B-B-A-B-A形式。旋律は高音部で駆け回り愛嬌たっぷり。Bは変ロ長調になる。- Luna i sol, Waltz 月と太陽、ワルツ
ニ短調、A-A-B-B'-C-C-A-B-B"形式。哀調を帯びたワルツが奏される。Cはヘ長調になる。- Mazurka マズルカ
イ短調、A-A-B-B-C-A-B-C-A。可憐な旋律のマズルカ。- Tumba Calypso トゥンバ・カリプソ
ト長調、前奏-A-B-C-A形式。Aは前打音混じりの16分音符旋律が軽やか。Bはハ長調で、左手伴奏がオクターブになって華やかな響き。Cは変イ長調で両手とも跳ねるような響きだ。- Wals te aworó
ハ長調、A-B-C-A-B形式。流れるような優雅な旋律の曲。- Kalin, Tumba カリン、トゥンバ
ニ長調、A-A-B-B-C-C-A-B形式。Kalinとは女の子の名前とのこと。旋律は女の子らしい愛嬌たっぷりで、ほのぼのとした感じの曲。Cはト長調になる。- Wals 26 Juli ワルツ7月26日
ト長調、A-B-C-D-D'-E-A-B-C形式。Dは変ホ長調、Eはト短調になる。- Danza ダンサ
変ホ長調2拍子の "chaine" がひとしきり奏され、G7の和音フェルマータを合図に、ハ短調の陰うつなトゥンバが奏される。- Nostalgia, Waltz ノスタルジア、ワルツ
ニ長調、A-A-B-A-コーダの形式。スタシウス・ムラーがオランダに居た時の、ある寂しい雨の日曜日の午後に作曲されたとのこと。彼自身「オランダは雨の日が多くて、私の性には合わなかった」と述べている。この曲は素敵!。私個人的には、オランダの雨の日の寒々しい風景と、スタシウス・ムラーの頭の中に浮かぶ7000キロ遥か彼方の懐かしい故郷キュラソーの青い海の光景が、だぶってこの曲には込められているように思え、彼の作品の中で最も美しい曲に思えます。Aの旋律も、B(ニ短調)の旋律もえもいわれぬ郷愁に満ちていて、伴奏もいい雰囲気。最後もシンプルながら余韻たっぷりの終り方だ。- Tumba Pret 愉快なトゥンバ
ハ長調、A-A-B-A-コーダの形式。1分足らずの短い曲で、愛嬌たっぷりの旋律が奏される。- Ultima tumba 最後のトゥンバ
ト長調、A-A-B-A形式。リズミックながらも、ほのぼのとした雰囲気の曲。- (1曲ある筈ですが不詳です)
- Waltz, Op. 3 ワルツ、作品3
-1992
- Antillean dances, Op. 4 アンティル舞曲集、作品4
- Bo tei?, Tumba
変ロ長調、A-B-C-B-A形式。曲集の冒頭を飾るに相応しい明るく楽しい曲だ。Aは跳躍の大きい左手のリズムにのって陽気な旋律が現れる。Bは嬰ヘ長調で囁くような感じ、Cはロ長調で新たな光が差し込むよう。- Avila Beach, Waltz アヴィラ・ビーチ、ワルツ
アヴィラ・ビーチはキュラソーの主都ウィレムスタットの近郊にある海岸で、今もリゾートホテルなどがある風光明媚な所らしい。イ長調、A-A-B-B'-C-C'-A-B-B'形式。Aは哀愁漂う旋律。Bはイ長調で、青い空と海が目に浮かぶような伸びやかな旋律がAと対照的。Cはニ長調で浮き浮きした感じ。私もアヴィラビーチに行ってみたいな~。- Elegancia, Mazurka 優雅に、マズルカ
ト長調、A-A-B-B-C-D-D-A-B-B形式。スタシウス・ムラーに影響を与えたクラシック作曲家と言ったら、やはりショパンであろう。ショパンの影響を受けつつも、スタシウス・ムラーらしいほのぼのとした雰囲気のマズルカ。CとDはハ長調になる。- San Sebastian, Waltz サン・セバスチャン、ワルツ
イ短調、A-B-C-C-A-B-D-D-A-B形式。AとBの部分は切ない旋律が奏される。Cはイ長調、Dはハ長調で軽やか。- Chuchubi, à la Rumba チュチュビ、ルンバ風に
イ長調、A-A-B-B-C-A形式。カリブ海最大の音楽国キューバに敬意を表してか、スタシウス・ムラーはここでルンバを1曲取り上げている。Chuchubiとは小鳥の一種で、日本名だとフナシマネシツグミになる。16分音符の軽やかな旋律が続き、小鳥の愛嬌ある姿を描いたような軽やかな曲。Bがヘ長調、Cが変ニ長調と長三度下の同じ長調に転調するのがスタシウス・ムラーのお得意のようで、パッと新たな光景が広がるようで彼の曲想にぴったりの転調法だ。- Montmartre, Waltz モンマルトル、ワルツ
変イ長調、A-B-C-B'-C'-B"-A-B形式。モンマルトルがキュラソーにあるのか、パリのモンマルトルを指しているのかは分かりません。旋律も伴奏も優雅で流れるよう。Cは変ニ長調、B'は嬰ヘ長調、C'はロ長調、B"はホ長調になる。- Christa, Waltz クリスタ、ワルツ
イ短調、A-A-B-B-C-A-B形式。哀愁溢れるワルツ。Cはイ長調になり軽やか。- Un anochi na Scharloo, Danza スカールーの夜、ダンサ
キュラソー島の主都ウィレムスタット市内にあるスカールー Scharloo 地区は歴史のある美しい建物が多い所である。昔のキュラソーの舞踏会を描いたのだろう、上品な雰囲気漂う曲である。A-A-B-B-C-C'-D-C'-A-B形式。キュラソーのダンサの形式に則り、最初のAとBはホ短調の古めかしい舞曲のような2/4拍子の "chaine" で始まる。D7の和音がフェルマータで奏されるの区切りとして、Cのト長調の甘いトゥンバ風の旋律が優雅に奏される。Dはハ長調になる。最後はホ短調の "chaine" のAとBが短く回想されて終る。- Totèki, Waltz トテキ、ワルツ
ト長調、A-A-B-C-C'-A-B-コーダの形式。Totèkiとはパピアメント語で小さなトカゲの一種のこと。跳ねるような愛嬌ある旋律の楽しい曲。CとC'はハ長調になる。- Elegía, Waltz 哀歌、ワルツ
ロ短調、A-A'-B-B-C-C'-A-コーダの形式。晩秋を思わせるような寂し気な雰囲気。コーダはピカルディー終止になるのが余韻を感じさせる。- No mishi, Danza 触らないで、ダンサ
A-A-B-B-C-A-B-C'形式。Aは変ホ長調の "chaine" である。G7の和音のフェルマータを合図に、Bのハ短調のトゥンバ風の旋律が奏される。- Escondida, Waltz 隠れんぼう、ワルツ
ハ長調、A-A-B-B-C-C-A形式。Escondidaは「隠れんぼう」の遊びのこと。軽やかな曲。Bはヘ長調、Cは変ロ長調になりちょっと華やか。- Plan Mulina, Tumba
イ短調、A-A-B-A形式。3連8分音符+8分音符2個のリズムだが、スタシウス・ムラー自身の演奏を聴くと3連8分音符の方が若干(普通の)8分音符気味になって5/8拍子にも聴こえもする、というトゥンバらしい演奏。Bはイ長調になる。- Kwalke día, Waltz いつの日か、ワルツ
イ長調、A-A-B-B-C-C-A-B-B形式。郷愁漂うようなしっとりとした雰囲気のワルツ。Cはヘ長調になる。- George, Waltz ジョージ、ワルツ
嬰ヘ短調、A-B-C-D-C-D-A-B形式。Georgeとはスタシウス・ムラーの兄か弟の名前で、その死を悼んで作曲されたとのこと。A、Bは悲しい調べ、C、Dの部分は嬰ヘ長調になり故人との思い出に浸っているような雰囲気。- El maestro, Waltz マエストロ、ワルツ
ロ長調、A-A-B-A形式。流れるような優雅なワルツ。Bは嬰ト短調になる。- Soirée na Awasá, Tumba アワサの夜会、トゥンバ
ト長調、A-A-B-B-A-B-A形式。主都ウィレムスタットのオートラバンダ地区にアワサ Awasá という所がある。楽しい舞踏会が目に浮かぶような曲。- Revueltas, Waltz 動揺、ワルツ
ニ短調、A-A-B-C-A-B。悲しい旋律が切々と奏される。Cはニ長調になる。- Buladó, Waltz トビウオ、ワルツ
ヘ長調、A-A-B-A-C-A-B-A。Buladóとはパピアメント語でトビウオのことで、曲名通りの軽快に跳ねるような旋律の曲。特に変ロ長調のBの上行音階はトビウオが高く飛ぶのを見ているようで爽快。Cも変ロ長調になる。- Ban Playa, Tumba 楽しい海辺、トゥンバ
ハ長調、A-A-B-B-A形式。海へ遊びに行くうきうきした気分を描いたような楽しい曲。- Cumpleaños, Waltz 誕生日、ワルツ
ト長調、A-B-C-A-B形式。キュラソーの人々にとって自分の感情をリズムや旋律で表現することは一般的なことで、親しい人の誕生日にはプレゼントとしてワルツを作曲して贈る習慣さえあるらしい!。この曲は、誕生日を迎えた知人への愛情の念が伝わってくるようなほのぼのとしたいい雰囲気。Cはハ長調になる。- Zakinzá, Tumba ザキンザ、トゥンバ
ニ短調、A-B-A-コーダの形式。ザキンザ Zakinzá とは子供の遊びの一種。トゥンバらしい曲。- De prisa, Waltz 急いで、ワルツ
変ニ長調、A-A-B-B-C-A-B-B-A形式。流れるような音階が上下する旋律の優雅な曲。Bは変ト長調、Cはロ長調になる。- Qué linda la muchacha, Tumba 何て可愛い女の子、トゥンバ
イ長調、A-A-B-A形式。トゥンバのリズムが巧く少女の可愛さを表現している。- Despedida, Waltz 別れ、ワルツ
ロ短調、A-A'-A"-B-B-C-B-C-A-A"形式。哀愁漂う旋律がしっとりと奏される。BとCはロ長調になり、ちょっとシューベルトを思わせる。- Waltzes, Op. 5 ワルツ集、作品5
- La Belle Alliance ラ・ベル・アリアンス
ト長調、A-B-C-A-B形式。AとBは8分音符がひらひらと舞うような旋律。Cはハ長調になる。- Elsita エルシータ
変イ長調、A-B-A-C-B-A-コーダの形式。落ち着いた雰囲気の上品な曲。Bは変ニ長調、Cは嬰ハ短調になる。- E yobida di ayera 昨日の雨
キュラソーの小説家Boeli van Leeuwenに献呈された。イ短調、A-A-B-C-C'-D-D-A-コーダの形式。しっとりとした物悲しいワルツ。B(ヘ長調)-C(変ニ長調)-D(イ長調)と長三度下へ転調するのがスタシウス・ムラーは大好き。作曲年不詳
- Waltzes, Op. 6 ワルツ集、作品6
- Nydia
ト長調、A-B-C-B-A形式。Aは伸びやかな旋律が奏される。Bはハ長調になり8分音符のリズムが愛嬌ある。Cはヘ長調になり華やかな雰囲気。- René
ト長調、A-B-C-A-B形式。Aは淑やかな旋律が奏される。Cはハ長調になる。- Andrea
ハ長調、A-A-B-B'-A-A形式。Bはヘ長調になる。- Kura di shon Zjako
イ長調、前奏-A-A-B-B-C-C'-A-B-コーダの形式。Cはヘ長調になる。2006
- Suite Pikiña, Op. 7 ピキーニャ組曲
オランダの作家ヤン・ブロッケンの依頼で作曲された組曲。ヤン・ブロッケンは2005年『なぜ11人のアンティル諸島の人たちがショパンの心臓の前にひざまずいたのか Waarom elf Antillianen knielden voor het hart van Chopin』という随筆を著している。この本は、1999年にワルシャワで催されたショパン没後150年を記念する行事にアンティル諸島の音楽家11人が参列したことから始まり、ショパンの音楽のアンティル諸島の音楽家への影響を考察している。その11人の中にスタシウス・ムラーがいたとのことである。
- Waltz ワルツ
ハ長調、A-A-B-B-C-C'-A-B-B-コーダの形式。旋律は艶やかで、それを優しく支えるような伴奏も絶妙ないい雰囲気。Cはヘ長調になる。- Mazurka マズルカ
ロ短調、A-A-B-B-C-A-B-B形式。哀愁漂う曲。Cはロ長調になる。- Tumba トゥンバ
ト長調、A-A'-B-B-コーダの形式。浮き浮きするようなトゥンバのリズムにのって、愛嬌ある旋律が奏される。Bの前半はト短調になる。作曲年不詳
- Three waltzes, Op. 8 3つのワルツ、作品8
- Leo レオ
キュラソーでは親しい人の誕生日にはプレゼントとしてワルツを作曲して贈る習慣が一部にあり、この曲はオランダの弁護士Leo Spigtの誕生日に、スタシウス・ムラーが贈った曲である。ト短調、A-A-B-C-C'-A'形式。哀愁漂う旋律が奏される。Bはハ短調、Cはハ長調になる。- Nic ニク
デンマーク出身のNic Møllerは、1960年にキュラソーに移住し、ウィレムスタットにあるアヴィラホテルの支配人を約30年勤めた人である。またNic Møllerはバリトン歌手であもり、スタシウス・ムラーのピアノ伴奏でシューベルトの歌曲集《冬の旅》全24曲を録音している。イ短調、A-A-B-C-C-A-B-C-A'形式。これも哀愁漂う曲。Cはイ長調になる。- Ola Caribense オラ・カリベンス
"Ola Caribense" はオランダの音楽グループで、キュラソーを中心とするアンティル諸島の音楽を演奏している。ハ長調、A-A-B-B'-A'形式。ほのぼのとした雰囲気の曲。Bはヘ長調になる。- Bertha, Mazurka, Op. 9 ベルタ、マズルカ、作品9
ベルタとはスタシウス・ムラーのの妹の名前。イ短調の物悲しいマズルカ。
Wim Statius Mullerのピアノ曲楽譜
International Music Company
- Antillean dances
- Antillean dances, Op. 2
- Tumba di Johan
- Shon Coco - Waltz
- El Curaçao - Calypso
- Tumba ostinato
- Na kaya - Calypso
- Tristeza - Waltz
- Piet maal - Waltz
- Tumba Calypso
- Kalin
- Nostalgia - Waltz
- Antillean dances, Op. 4
- Bo tei? - Tumba
- Avila Beach - Waltz
- Elegancia - Mazurka
- Chuchubi - à la Rumba
- Montmartre - Waltz
- Un anochi na Scharloo - Danza
- Totèki - Waltz
- Escondida - Waltz
- Kwalke día - Waltz
- Zakinzá - Tumba
- Despedida - Waltz
- E yobida di ayera, Op. 5, No. 3
Wim Statius Mullerのピアノ曲CD
星の数は、
は是非お薦めのCD、
は興味を持たれた人にはお薦めのCD、
はどうしてもという人にお薦めのCDです。
Antillean dances - Wim Statius Muller
PMP bvba, Qualunque 5411499 09032
CD 1
- Antillean dances, Opus 4
- Bo tei? - Tumba
- Avila Beach - Waltz
- Elegancia - Mazurka
- San Sebastian - Waltz
- Chuchubi - à la Rumba
- Montmartre - Waltz
- Christa - Waltz
- Un Anochi na Scharloo - Danza
- Totèki - Waltz
- Elegía - Waltz
- No mishi - Danza
- Escondida - Waltz
- Plan Mulina - Tumba
- Kwalke día - Waltz
- George - Waltz
- El Maestro - Waltz
- Soirée na Awasá - Tumba
- Revueltas - Waltz
- Buladó - Waltz
- Bon Playa - Tumba
- Cumpleaños - Waltz
- Zakinzá - Tumba
- De Prisa - Waltz
- Qué linda la muchacha - Tumba
- Despedida - Waltz
CD 2
- Antillean dances, Opus 2
- Tumba di Johan
- Shon Coco
- Tristezza
- Calypso El Curaçao
- Valse brillante
- Danza in Cis minor
- Un Recuerdo sentimental
- Tumba Corticu
- Tumba Nobo
- Consolation
- Calypso na Caya
- Polka
- Waltz Piet Maal
- Tumba Calypso in F
- Luna i Sol
- Mazurka
- Tumba Calypso in E
- Wals te Aworó
- Tumba Kalien
- Wals 26 Juli
- Danza in C minor
- Nostalgia
- Tumba Pret
- Ultima tumba
- Waltzes, Opus 5
- La Belle Alliance
- Elsita
- E yobida di ayera
- Waltzes, Opus 6
- Nydia
- René
- Andrea
- Kura di shon Zjako
Wim Statius Muller (pf)
Antillean Treasures
PMP bvba, Qualunque 5411499 09062
- Suite Pikiña, opus 7
- Souvenir di Curaçao, opus 3
- Three waltzes, opus 8
- Bertha, opus 9
- Two dances arranged for four hands, opus 2
- Shon Coco, waltz, no.2*
- Kalin, tumba, no.19*
- Nostalgia, waltz, opus 2 no.22
- Una Anochi na Scharloo, danza, opus 4 no.8
- Chuchubi, à la Rumba, opus 4 no.5
Wim Statius Muller (pf), Alexander Kraft van Ermel (pf)*
このCDでは《キュラソーの思い出、ワルツ集、作品1 Souvenir di Curaçao, Waltz, Op. 1》をOp. 3としている。
Un piano autour du monde: Escale à Curaçao - Wim Statius Muller: Antillean dances
Analekta, AN 2 9845
- Tumba di Johan, Op. 2, No. 1
- Shon Coco, Waltz, Op. 2, No. 2
- Tristeza, Waltz, Op. 2, No. 3
- El Curaçao, Calypso, Op. 2, No. 4
- Tumba ostinato, Op. 2, No. 9
- Na kaya, Calypso, Op. 2, No. 11
- Piet Maal, Waltz, Op. 2, No. 13
- Tumba calypso, Op. 2, No. 17
- Kalin, Tumba, Op. 2, No. 19
- Nostalgia, Waltz, Op. 2, No. 22
- Bo tei?, Tumba, Op. 4, No. 1
- Avila Beach, Waltz, Op. 4, No. 2
- Elegancia, Mazurka, Op. 4, No. 3
- Chuchubi, À la rumba, Op. 4, No. 5
- Montmartre, Waltz, Op. 4, No. 6
- Un anochi na Scharloo, Dance, Op. 4, No. 8
- Toteki, Waltz, Op. 4, No. 9
- Escondida, Waltz, Op. 4, No. 12
- Kwalke dia, Waltz, Op. 4, No. 14
- Zazinka, Tumba, Op. 4, No. 22
- Despedida, Waltz, Op. 4, No. 25
- E yobida di ayera, Waltz, Op. 5, No. 3
Louise Bessette (pf)
2021年の録音、リリース。スタシウス・ムラーのピアノ曲の演奏は、作曲者自身による録音がゴールドスタンダードであろうが、それに挑んだと言えるCD。スタシウス・ムラーの自作自演に比べて、ルイーズ・べセットの演奏は(特にワルツでは)遅めのテンポだが、ゆったりとした優しさと落ち着きが漂ってくるような新たな解釈で、これもいい。
Le Grand Tour
- La conga de medianoche (Ernesto Lecuona)
- Pequeño preludio (Hector Campos-Parsi)
- Danza negra (Ernesto Lecuona)
- La guayaba (Manuel Saumell)
- Variations on a theme by E. Clement Bethel (Cleophas R. E. Adderley)
- Feuillet d'Album No. 1 (Ludovic Lamothe)
- 3 Jamaican Dances (Oswald Russell)
- Guadalquivir (Ernesto Lecuona)
- Nostalgia (Wim Statius Muller)
- Nibo (Ludovic Lamothe)
- Evenin' time (arr. Paul Shaw)
- Improvisations on Jackass a Jump and Bray (Paulette Bellamy)
- Kalin (Wim Statius Muller)
- Malagueña (Ernesto Lecuona)
Paul Shaw (pf)
1999年の録音。
Fresco
KyG Productions
- Cubanía (Luis González Valdes)
- Habanera (Carlos Fariñas)
- Aquellos viejos tiempos (Luis González Valdes)
- Tu pañuelo en la cintura (Luis González Valdes)
- Tomemos Café (Luis González Valdes)
- Trinitaria (Carlos Fariñas)
- Danza Impromptu (Luis González Valdes)
- Contratiempos (Luis González Valdes)
- Joropo (Moisés Moleiro)
- Vals No.3 (Agustín Barrios, Arrangement for piano by G.Corrales Romero)
- Nostalgia (Wim Statius Muller)
- Tristeza (Wim Statius Muller)
- Soledad (Juan C. Lampe)
- Sarabandio (Karen D. Russel de Corrales)
- Cantilena No.1 (Carlos Guastavino)
- Miniaturas 1 (Manuel M. Ponce)
- Intermezzo (Manuel M. Ponce)
- Palmira (Antonio María Valencia)
- Bellflower (Ernesto Lecuona)
- A la antigua (Ernesto Lecuona)
- Danza de los ñañigos (Ernesto Lecuona)
- Garoto (Ernesto Nazareth)
- Odeon (Ernesto Nazareth)
- Cubanos (Ernesto Nazareth)
- Altagracia (Carlos Fariñas)
2011年のリリース。
Danzas Caribeñas - Classical Salon Music from Curaçao, Cuba and Venezuela
Zefir Records, ZEF 9639
- El 18 de febrero, Valse (Jan Gerard Palm)
- ¿Porqué sufres?, Valse (Jan Gerard Palm)
- La Trigueña, Danza (Jan Gerard Palm)
- ¿Para cuál de las tres?, Danza (Jules Blasini)
- ¿Porqué no?, Danza (Jules Blasini)
- El Ramo de Milflores, Valse (Jules Blasini)
- Anne Marie, Valse (Rudolf Palm)
- Como tú lo quieres, Pasillo (Rudolf Palm)
- Los Hermanos Hellburg, Valse (Rudolf Palm)
- Winy, Danzón (Rudolf Palm)
- Primero de Octubre, Valse (Jacobo Palm)
- Tierna Sonrisa, Valse (Jacobo Palm)
- Rufo, Danza (Jacobo Palm)
- Ecos de Alma, Pasillo (Jacobo Palm)
- La Inocencia, Pasillo (Jacobo Palm)
- El Regreso de Jolley, Tango (Jacobo Palm)
- Atardi (Jacobo Palm)
- Mazurka de Salon, Op. 30 (Maria Teresa Carreño)
- Almendares, Danza (Ignacio Cervantes)
- Ilusiones Perdidas, Danza (Ignacio Cervantes)
- La Encantadora, Danza (Ignacio Cervantes)
- Adiós a Cuba, Danza (Ignacio Cervantes)
- ¡Deja!, Valse (Joseph Sickman Corsen)
- El Neveri, Polka (Joseph Sickman Corsen)
- Amorosa, Danza (Joseph Sickman Corsen)
- Simpatia, Valse (Joseph Sickman Corsen)
- Para que amar, Valse (Albert Palm)
- Anna, Valse (Albert Palm)
- Otrabanda, Valse (Albert Palm)
- Padú, Valse (Edgar Palm)
- Cas Coral, Valse (Edgar Palm)
- Something else, Danza (Robert Rojer)
- Kaleidoskoop, Danza (Robert Rojer)
- Shon Coco, Valse (Wim Statius Muller)
- Nostalgia, Valse (Wim Statius Muller)
- El Curaçao, Calypso (Wim Statius Muller)
- Despedida, Valse (Wim Statius Muller)
- Valse en la mineur (Frédéric Chopin)
Marcel Worms (pf)
2014年の録音。
Rarities of Piano Music at 'Schloss vor Husum', vol. 27, from the 2014 Festival
Danacord Records, DACOCD 749
- Fantasia, Op. 77 (Ludwig van Beethoven)
- Das Sterbeglöcklein (Franz Schubert, arr. Franz Liszt)
- Variations sur une Romance favorite de Blangini, Op. 7 (Pierre J. Zimmerman)
- Étude d'après une petite Valse de V. Dolmetsch (Élie Miriam Delaborde)
- Nostalgia-Waltz, Op.2 No. 22 (Wim Statius Muller) - Hiroaki Takenouchi (pf)
- Prelude for the left hand alone, Op. 47 (Ernest Walker) - Hiroaki Takenouchi (pf)
- Fragment (Igor Stravinsky)
- Piano-Rag-Music (Igor Stravinsky)
- Rag-Caprice (Stefan Wolpe)
- Primavera, Op. 39 No. 3 (Nicolai Medtner)
- Suite havanaise (Felix Guerrero) - Jorge Luis Prats (pf)
- The broken little music-box (Heitor Villa-Lobos) - Jorge Luis Prats (pf)
- Siempre esta en mi corazon (Ernesto Lecuona) - Jorge Luis Prats (pf)
- Mazurka glissando (Ernesto Lecuona) - Jorge Luis Prats (pf)
Dance: Piano Music Through the Centuries
MSR Classics, MS1595
- Allemande (from French suite No.6 in E major, BWV 817) (Johann Sebastian Bach)
- Bourée in G minor, R 97 (from Suite No.2) (Gottlieb Muffat)
- Minuet in C, K.61g (Wolfgang Amadeus Mozart)
- Variation on a theme of Diabelli (Waltz), D.718 (Franz Schubert)
- 12 Graz Waltzes, D.924: Waltz No.1, Waltz No.2, Waltz No.3, Waltz No.4, Waltz No.7 (Franz Schubert)
- Mazurka in A minor, Op.59, No.1 (Frédéric Chopin)
- Petite valse favorite, S.212 (Franz Liszt)
- Le plus que lente (Valse) (Claude Debussy)
- Nove de Julho (Ernesto Nazareth)
- Je te veux (Valse) (Erik Satie)
- Danza española No.5 (Andaluza) (Enrique Granados)
- Valse caressante (from Six pieces for piano) (Ottorino Respighi)
- Malgré tout (Manuel Ponce)
- Tempo di Charleston (Drei Tanz Improvisation No.3) (Walter Gieseking)
- Prelude No.24 in D minor, Op.34 (Dmitri Shostakovich)
- Avila beach waltz, Op.4, No.2 (Wim Statius Muller)
- Graceful ghost rag (William Bolcom)
- Waltz No.9, Waltz No.11, Waltz No.14, Waltz No.12 (Robert Livingston Aldridge)
- A variation on the Diabelli theme (Chung Eun Kim)
Min Kwon (pf)
2015年の録音。