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Cecilia Ariztiについて

 Cecilia Arizti Sobrino(セシリア・アリスティ・ソブリーノ)は1856年10月28日、ハバナに生まれた。父親のFernando Ariztiはフランスに留学したことのあるピアニスト・作曲家であり、当時のアリスティ家の邸宅では度々テルトゥリア(芸術などを語り合うお茶会)が催され、ハバナの芸術家達が集う場所であった。セシリア・アリスティは幼い頃から父にピアノを習い、12歳からはニコラス・ルイス・エスパデロに師事した。18歳の時にはピアノ曲を作っている。

 アリスティはピアニストとして活躍したが、活動の場はコンサートホールではなく、主に上流階級が集うサロンであった。彼女の作曲したピアノトリオは1893年にハバナで初演された。1896年には米国を訪れ、カーネギーホールでリサイタルを開いて成功を収めた。またハバナのCarlos Alfredo Peyrellade音楽院で教えた。

 1930年6月30日、ハバナで亡くなった。

 アリスティの作品には、上記のピアノトリオの他には、ヴァイオリンとピアノのための "Melodía romántica, Romanza" があるが、それ以外は全てピアノ曲である。アリスティのピアノ曲は概ねヨーロッパのサロン風の小品である。彼女のピアノ曲は右手・左手共にオクターブをffで強打するような場面は殆どなく、淑やかで真綿で包まれたような響きの作品が多い。女性的であるとも言えるが、むしろ活躍の場が上流階級のサロンであったことが彼女の作風に影響を与えていると思われる(和音などは10度音程を押さえる場面がしばしばある)。

 

Cecilia Ariztiのピアノ曲リストとその解説

 

Cecilia Ariztiのピアノ曲楽譜

Publicaciones del Departamento de música de la Biblioteca nacional "José Martí"

斜字は絶版と思われる楽譜

 

Cecilia Ariztiのピアノ曲CD

星の数は、は是非お薦めのCD、は興味を持たれた人にはお薦めのCD、はどうしてもという人にお薦めのCDです。

Cecilia Arizti, Obras para piano
Producciones Colibrí, CD 617

Liza María Blanco (pf)

 2019年のリリース。

 

Serenata Cubana
Centaur Records, CRC 2582

Nohema Fernández (pf)

 1999年の録音。