Felipe Villanuevaのページ

 19世紀後半、メキシコの作曲家達は競ってサロン風のピアノ曲をたくさん作り、それは当時のメキシコ音楽のトレンドとも言っていい位なのですが、その中でもビジャヌエバは傑出して美しいピアノ曲を作曲しました。地味な作風ながら、心温まるような美しい旋律の数々の曲を作ったことで「アメリカ大陸のシューベルト」とも呼ばれています。またインディヘナ(先住民)の血統であったこと、そのことも影響して11歳で初めて首都メキシコシティに出たときの苦労、その末の成功、そして若くしての死、とメキシコでは立身出世伝の代表のような人で、彼の生涯を描いた絵本が2種類メキシコでは出ています。ビジャヌエバの作品は代表曲 "Vals poético(詩的なワルツ)" くらいしか知られていませんが、他にもいくつもの楽しくホンワカとした作品を書いていますよ。